リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

市立大町総合病院病院祭

2012年05月20日 | Weblog
おとなりの市立大町総合病院の病院祭に行って来ました。



市立大町総合病院は常勤の内科医がさらに少なくなり内科入院の制限もつづいています。
外科の先生も総合診療的に、高齢者の入院患者さんもみているなど大変な状況ですが、病院をもり立てようと昨年からはじまった病院祭が今年も開催されました。
初めて開催された昨年の病院祭はあいにくの雨でしたが今年は晴天で大勢の来場者でにぎわっていました。





駐車場にステージが設置され、地域の中学生のブラスバンドや、地元の太鼓、クイズなど・・。
ステージを取り囲むように大町病院を守る会の模擬店などが立ち並びました。
地元の駅前本通商店街も店を出していました。

大町病院は駅や商店街も近くて飲食店も徒歩圏内にたくさんあっていいですね。
老人保健施設や療養型病床もあるし門前長屋でケアハウスやグループホームなどを整備していけば面白い展開になりそうです。
長岡市の「こぶし園」さんのようにね。


会場で安曇総合病院の職員とも何人か会いましたよ・・。
地元住民ですから隣の病院とはいえ気になります。



地域の作業所(ひまわり、がんばりやさん・・)も模擬店をだしていました。
私もみさせていただいているメンバーさんや作業所スタッフとも会いました。
大町市は市街地もそれなりにコンパクトにまとまり、グループホームや作業所など障害者福祉施設もそれなりに充実している方だと思います。
ただ都市部とは違ってさまざまなニーズに応えなければいけないので過疎地の事業所は大変です。

大町でも発達障害や統合失調症など精神障害に関する勉強会や事例検討会を計画しています。



災害拠点病院でもある市立大町総合病院のDMATの美女3人組です。
メディカルラリーではお世話になりました。
震災津波の支援から1年経って釜石市を再訪してきたそうで、三陸のワカメなど釜石市の物産を販売しておりました。まだまだ復興半ばだったそうです。

9月には信州メディカルラリーを北アルプス主幹で中信地域で開催するそうです。
昨年の信州メディカルラリーは安曇野赤十字病院の救急部の先生と大町病院のNs.北アルプス広域連合の救命士さんのチームで参加し優勝してきたそうです。

今年は研修医に選手として出てもらい、自分はスタッフ、キャスト(傷病者役)として参加するかな。



栄養士さんが栄養相談をしていました。
清涼飲料水の砂糖の量にはいつもギョッとします。
なるべく無糖や微糖のものやお茶などを飲もうと思いました。

その後、北アルプスを臨む棚田と伝統的な民家群で有名な白馬村の青鬼集落までドライブしてきました。



白馬や小谷から松本や長野の基幹病院まではさすがに遠いですね。
高度なインターベンションを要するものは仕方がないですが、高齢者医療を中心とした支える医療や健康増進、トリアージを含む一般二次救急医療までは市立大町総合病院と安曇総合病院で担える部分を増やしたいものです。(できたら急性期医療は日赤病院と大町病院に集約化して・・)

安曇総合病院にリニアック設置なんて計画はどう考えても優先順位はさがりますよね。
(´Д`ι) アホカイ!

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