リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

リハビリ支援システム

2006年10月18日 | Weblog
 リハメイト(鹿児島ネットワーク技研)というリハビリ管理システムのデモを見た。
予約や医事会計との連携、記録、などはさすがによくできている。
そのまま導入してもかなりの省力化になるし、記録のみ見られる端末を院内に置けばリハの状況もわかるようになるだろう。


 しかしリハ科、特に訓練室完結型であり、多職種でのチームによるアプローチという点においては物足りない。
リハビリテーションも狭義の訓練室での治療という側面から、障害対応のチーム医療システムという風に変わってきている。リハカンファレンスや回復期との連携、役割分担、退院支援の深達状況、地域との連携などが盛り込まれていないのもものたりない。いわばReha1.0の思想で作られたものであるといえるだろう。

 病棟でのリハと情報共有を主目的としたシステムとしては(Reha2.0にあたる)としては初台リハビリテーション病院と開発したリハビリテーションシナプス(MBTech)というシステムがある。

 ただ情報共有を主目的として、プロジェクマネジメントおよび地域ケアのサポートまで一連の流れで使える(Reha3.0にあたる)地域医療支援システムは今のところ見当たらない。今あるものを組み合わせて、あるいは新しくつくっていくしかないのだろうか。

電子カルテの導入はチャンスだと思うがどこまで病院が本気になってくれるか。

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