
3/24-26の田切駅掃除に伴う旅行の後編です。
3/26の朝は飯田駅からスタートします。
駅から少し離れたホテルなので、10分ほど歩いて駅に到着。目指すのは小和田。飯田線随一の秘境駅と呼ばれる駅です。
小和田駅は所在的には静岡県浜松市天竜区水窪町になりますが、ほぼ3県(静岡、愛知、長野)の県境に位置しています。元々は集落が駅周辺にあったわけですが、1956年に佐久間ダムが完成してほぼ沈没。徒歩15分ほどのところに住まれていた老夫婦もすでに引っ越されたらしいという話ですので、徒歩1時間近くかかる塩沢集落の人は利用しておらず、地元利用者は実質0の駅になります。
それでも1993年に皇太子様のご成婚の際には、皇太子妃雅子様の姓が「小和田(おわだ)」であったため、「小和田(こわだ)」で読みは違う物の漢字が同じと言うことで、90年代半ばはそれを目当てに訪れる人もいました。また、ここで結婚式を挙げたカップルもいました。
2000年代に入ると物好きの乗り鉄が降りるだけになりましたが、やがて秘境駅ブームが訪れ、現在は18きっぷシーズンになると、下車・乗車する客が少なからずいるようになっています。

今回泊まったホテルオオハシ。飯田駅から歩くけど、男性には大浴場があります

近くに高速バスの発着所があります

小雨の中を歩いて飯田駅へ

乗車した213系5000番台



駒ヶ根発天竜峡行きの1500Mが折り返してきた1507M。特急用373系による間合い運用の普通列車です

また行き違いによる停車

時間があったので駅舎を撮影。時又駅です。飯田線は無人駅の防火対策で古い駅舎が一時期一斉に壊され、このような簡易的なコンクリ駅舎が多くなりました

時又駅時刻表。まずまず列車がある方です

駅の引き込み線には工務用車両が

行き違いも213系5000番台でした

天竜峡駅に到着。ここで長時間停車です。正確には天竜峡行きの電車がそのまま中部天竜行きになって列車番号が変わるだけなのですが

天竜峡駅名物、天竜ライン下りの人形

こんな自衛官募集ポスターがありました

天竜峡駅駅舎。飯田線では残り少ない有人駅の1つです

駅前の踏切より


小和田駅に到着

乗ってきた列車を見送ります
今回小和田駅で下車したのは、我々田切ネットワークメンバー4人と一人旅らしい女性客の1人。我々はみな降りたことがありますが、それでも久しぶりの下車でしたので、次の飯田方面への電車の時間まで、周囲を散策します。豊橋方向の電車まで待つとかなり時間がある(約3時間半)のですが、さすがにそこまで時間があってもやることがないですから。


小和田駅駅名標

小和田駅の駅舎は周囲に人が住んでいないこともあってか、木造駅舎の一斉解体から免れ、現在も木造駅舎が残っています

駅舎待合室内


昔は有人駅だったんですよね。今は近隣には誰も住んでいませんけど

運賃表

時刻表。1日に下り9本、上り8本の列車が止まり、比較的列車本数が多い秘境駅でしょう

駅舎の外観。撮影している場所の左側にあったトイレは数年前に撤去されており、現在は列車を降りてしまうと周囲にトイレが一切ありません

駅からは一端坂道を降りていきます

坂の途中から見た駅側

この小屋はまだ残っていますね

中には「愛」のベンチ。20年以上前に行われた結婚式の際に作成された物です



舗装されているところは階段で良いのですが、地図上は道があるように見えても、現在は獣道なだけになっていたりするので、熊・猪出没注意

かつて製茶工場があったのですが、今は廃墟です


塩沢集落まで1時間、高瀬橋まで25分とありますが、高瀬橋はもうずっと昔に橋が落ちていて、塩沢集落に抜ける以外の道はありません。なお、高瀬橋に行く道も倒木があって危険ですのでお勧めしません







廃屋は2軒あり、片方はかなり崩壊している状態です。小和田池之神社徒歩5分とされていますが、獣道で動物の足跡があったそうなので、近づかない方が良いでしょう




扉が閉じられていて2階が空いている方の廃屋は、昭和中期の生活道具が残されていました。鍵が付け直されているっぽいところからすると、不定期にでも誰かが訪問しているのかも




駅に戻ってしばし撮影しながら列車待ち

駅舎に着いていましたが、昭和8年12月の建物資産標です

古い駅名標も駅舎に取り付けられているままです。このタイプは飯田線では小和田以外にはもう無いのでは


ホームにあるもの

飯田方面への列車で一旦平岡まで戻ります

平岡到着
平岡駅では駅のある龍泉閣の1階食堂で昼食。やまびこ丼を頂きました。夏場なら名産のていざなす定食を頂きたいのですけど、この時期は無いですからね。
その後は、駅の温泉で入浴してから列車に乗りました。

1階レストラン「龍泉」。周辺唯一の食事施設

やまびこ丼(猪肉)
この後は豊橋まで南下して、東海道本線をひたすらに東へ進んで帰宅しました。


平岡から豊橋までは貫通列車

豊橋から浜松まで移動

浜松から熱海まで。ロングシート地獄です
これで2017年春の田切駅掃除に伴う旅行は終了。
次回は夏の轟天号イベントですが、掃除についてはどうするか決まっていません。去年と同じくイベントの翌日でしょうかね。
3/26の朝は飯田駅からスタートします。
駅から少し離れたホテルなので、10分ほど歩いて駅に到着。目指すのは小和田。飯田線随一の秘境駅と呼ばれる駅です。
小和田駅は所在的には静岡県浜松市天竜区水窪町になりますが、ほぼ3県(静岡、愛知、長野)の県境に位置しています。元々は集落が駅周辺にあったわけですが、1956年に佐久間ダムが完成してほぼ沈没。徒歩15分ほどのところに住まれていた老夫婦もすでに引っ越されたらしいという話ですので、徒歩1時間近くかかる塩沢集落の人は利用しておらず、地元利用者は実質0の駅になります。
それでも1993年に皇太子様のご成婚の際には、皇太子妃雅子様の姓が「小和田(おわだ)」であったため、「小和田(こわだ)」で読みは違う物の漢字が同じと言うことで、90年代半ばはそれを目当てに訪れる人もいました。また、ここで結婚式を挙げたカップルもいました。
2000年代に入ると物好きの乗り鉄が降りるだけになりましたが、やがて秘境駅ブームが訪れ、現在は18きっぷシーズンになると、下車・乗車する客が少なからずいるようになっています。

今回泊まったホテルオオハシ。飯田駅から歩くけど、男性には大浴場があります

近くに高速バスの発着所があります

小雨の中を歩いて飯田駅へ

乗車した213系5000番台



駒ヶ根発天竜峡行きの1500Mが折り返してきた1507M。特急用373系による間合い運用の普通列車です

また行き違いによる停車

時間があったので駅舎を撮影。時又駅です。飯田線は無人駅の防火対策で古い駅舎が一時期一斉に壊され、このような簡易的なコンクリ駅舎が多くなりました

時又駅時刻表。まずまず列車がある方です

駅の引き込み線には工務用車両が

行き違いも213系5000番台でした

天竜峡駅に到着。ここで長時間停車です。正確には天竜峡行きの電車がそのまま中部天竜行きになって列車番号が変わるだけなのですが

天竜峡駅名物、天竜ライン下りの人形

こんな自衛官募集ポスターがありました

天竜峡駅駅舎。飯田線では残り少ない有人駅の1つです

駅前の踏切より


小和田駅に到着

乗ってきた列車を見送ります
今回小和田駅で下車したのは、我々田切ネットワークメンバー4人と一人旅らしい女性客の1人。我々はみな降りたことがありますが、それでも久しぶりの下車でしたので、次の飯田方面への電車の時間まで、周囲を散策します。豊橋方向の電車まで待つとかなり時間がある(約3時間半)のですが、さすがにそこまで時間があってもやることがないですから。


小和田駅駅名標

小和田駅の駅舎は周囲に人が住んでいないこともあってか、木造駅舎の一斉解体から免れ、現在も木造駅舎が残っています

駅舎待合室内


昔は有人駅だったんですよね。今は近隣には誰も住んでいませんけど

運賃表

時刻表。1日に下り9本、上り8本の列車が止まり、比較的列車本数が多い秘境駅でしょう

駅舎の外観。撮影している場所の左側にあったトイレは数年前に撤去されており、現在は列車を降りてしまうと周囲にトイレが一切ありません

駅からは一端坂道を降りていきます

坂の途中から見た駅側

この小屋はまだ残っていますね

中には「愛」のベンチ。20年以上前に行われた結婚式の際に作成された物です



舗装されているところは階段で良いのですが、地図上は道があるように見えても、現在は獣道なだけになっていたりするので、熊・猪出没注意

かつて製茶工場があったのですが、今は廃墟です


塩沢集落まで1時間、高瀬橋まで25分とありますが、高瀬橋はもうずっと昔に橋が落ちていて、塩沢集落に抜ける以外の道はありません。なお、高瀬橋に行く道も倒木があって危険ですのでお勧めしません







廃屋は2軒あり、片方はかなり崩壊している状態です。小和田池之神社徒歩5分とされていますが、獣道で動物の足跡があったそうなので、近づかない方が良いでしょう




扉が閉じられていて2階が空いている方の廃屋は、昭和中期の生活道具が残されていました。鍵が付け直されているっぽいところからすると、不定期にでも誰かが訪問しているのかも




駅に戻ってしばし撮影しながら列車待ち

駅舎に着いていましたが、昭和8年12月の建物資産標です

古い駅名標も駅舎に取り付けられているままです。このタイプは飯田線では小和田以外にはもう無いのでは


ホームにあるもの

飯田方面への列車で一旦平岡まで戻ります

平岡到着
平岡駅では駅のある龍泉閣の1階食堂で昼食。やまびこ丼を頂きました。夏場なら名産のていざなす定食を頂きたいのですけど、この時期は無いですからね。
その後は、駅の温泉で入浴してから列車に乗りました。

1階レストラン「龍泉」。周辺唯一の食事施設

やまびこ丼(猪肉)
この後は豊橋まで南下して、東海道本線をひたすらに東へ進んで帰宅しました。


平岡から豊橋までは貫通列車

豊橋から浜松まで移動

浜松から熱海まで。ロングシート地獄です
これで2017年春の田切駅掃除に伴う旅行は終了。
次回は夏の轟天号イベントですが、掃除についてはどうするか決まっていません。去年と同じくイベントの翌日でしょうかね。