2021/9/4に今年海老名にできたロマンスカーミュージアムへ行ってきました。
小田急ロマンスカーといえば関東私鉄の特急列車の雄。戦前から新宿〜小田原で特急列車を走らせてきた小田急が、従来の鉄道車両の常識を覆して登場させたのが1954年に登場した3000形SE。一般的には小田急ロマンスカーの始祖と思われている車両です(もっと前に1910形や1700形というロマンスカーを名乗っていた車両はあるのですが)。
3000形SEは後年改造を受けて3000形SSEとなりましたが、後継の3100形NSE、7000形LSE、10000形Hi-SE、20000形RSE、30000形EXE(EXEα)、50000形VSE、60000形MSE、70000形GSEと続いたロマンスカーの血脈は、ほとんどの車両が鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞するなど、人気の高い私鉄特急車両です。
そんな小田急ロマンスカーですが、これまではその人気の割に、旧型車の引退後に公開されることはほとんどなく、常設では開成駅前の3100形NSEの先頭車1両のみ。年1回の海老名車両基地の公開は3000形SE/SSEが稀に公開されるくらいでした。しかし、社員研修のためにも古い車両は実は車両基地に残されていたのです。
そして、ようやく2021年4月19日に、保存されていたロマンスカーを集めて、海老名駅に保存施設「ロマンスカーミュージアム」が開業しました。
訪問当日はあいにくの雨でしたが、ミュージアムは基本的に屋内なので困る事はありませんでした。
海老名へは相鉄線で。本数は少ないが、武蔵小杉から乗り換えなしでここに来られる
相鉄12000系。相鉄のイメージを一新させた、JR線乗り入れ対応車両
こちらは10000系。E231系をベースに開発された相鉄線内用車両です
相鉄のホームの隣は小田急小田原線。通勤電車の新鋭5000形がちょうど2本やってきていました
相鉄の改札を出て、小田急の改札前を通り過ぎ、JR相模線側への連絡通路に入ったところで、ロマンスカーミュージアム の入り口があります。
ミュージアムのカフェ。こちらは入館券なしでも入れます
JR海老名駅側から見た建物の外観
入り口にあるロマンスカーっぽく作られた木製の撮影スポット
入場すると撮影スポットの後ろがそのままチケット確認場所になっていました。なお、事前の入館予約をした上で、チケットは現地で購入します。余裕があれば、当日入館も可能です
さて、まずは1階へ降ります。
1階へ降りると、最初に出迎えたのはモハ1形でした。小田急の前身である1927年の小田原急行電鉄開業時の車両で、小田急線撤退後は熊本電鉄で運行されていたのを、熊本電鉄から購入し直して登場時の姿へ修復。その後保管していたものです。
ロマンスカーミュージアムでは唯一の普通列車用車両の保存車でもあります。
モハ1形。車内も入れます
モハ1形を通り過ぎると、ロマンスカーの保存エリアに入ります。保存されているのは、3000形SE/SSE、3100形NSE、7000形LSE、10000形Hi-SE、20000形RSEです。
3000形SE以降の現行車両以外は全種類保存されていることになります。
3000形SE、3100形NSE、7000形LSEの並び
やっぱり小田急ロマンスカーってこの塗装、この姿だなと思う3種類の車両です
3000形SEは部分的に車内へ入ることができます
3100形NSEも部分的に車内へ入ることができます。なお、7000形LSEのみ車両見学ができません
後ろへ回って3000形SSEと、3100形NSE。この2編成は比較的長めに車両が保存されています
次回後編は残りの車両と特別展示を紹介します。
小田急ロマンスカーといえば関東私鉄の特急列車の雄。戦前から新宿〜小田原で特急列車を走らせてきた小田急が、従来の鉄道車両の常識を覆して登場させたのが1954年に登場した3000形SE。一般的には小田急ロマンスカーの始祖と思われている車両です(もっと前に1910形や1700形というロマンスカーを名乗っていた車両はあるのですが)。
3000形SEは後年改造を受けて3000形SSEとなりましたが、後継の3100形NSE、7000形LSE、10000形Hi-SE、20000形RSE、30000形EXE(EXEα)、50000形VSE、60000形MSE、70000形GSEと続いたロマンスカーの血脈は、ほとんどの車両が鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞するなど、人気の高い私鉄特急車両です。
そんな小田急ロマンスカーですが、これまではその人気の割に、旧型車の引退後に公開されることはほとんどなく、常設では開成駅前の3100形NSEの先頭車1両のみ。年1回の海老名車両基地の公開は3000形SE/SSEが稀に公開されるくらいでした。しかし、社員研修のためにも古い車両は実は車両基地に残されていたのです。
そして、ようやく2021年4月19日に、保存されていたロマンスカーを集めて、海老名駅に保存施設「ロマンスカーミュージアム」が開業しました。
訪問当日はあいにくの雨でしたが、ミュージアムは基本的に屋内なので困る事はありませんでした。
海老名へは相鉄線で。本数は少ないが、武蔵小杉から乗り換えなしでここに来られる
相鉄12000系。相鉄のイメージを一新させた、JR線乗り入れ対応車両
こちらは10000系。E231系をベースに開発された相鉄線内用車両です
相鉄のホームの隣は小田急小田原線。通勤電車の新鋭5000形がちょうど2本やってきていました
相鉄の改札を出て、小田急の改札前を通り過ぎ、JR相模線側への連絡通路に入ったところで、ロマンスカーミュージアム の入り口があります。
ミュージアムのカフェ。こちらは入館券なしでも入れます
JR海老名駅側から見た建物の外観
入り口にあるロマンスカーっぽく作られた木製の撮影スポット
入場すると撮影スポットの後ろがそのままチケット確認場所になっていました。なお、事前の入館予約をした上で、チケットは現地で購入します。余裕があれば、当日入館も可能です
さて、まずは1階へ降ります。
1階へ降りると、最初に出迎えたのはモハ1形でした。小田急の前身である1927年の小田原急行電鉄開業時の車両で、小田急線撤退後は熊本電鉄で運行されていたのを、熊本電鉄から購入し直して登場時の姿へ修復。その後保管していたものです。
ロマンスカーミュージアムでは唯一の普通列車用車両の保存車でもあります。
モハ1形。車内も入れます
モハ1形を通り過ぎると、ロマンスカーの保存エリアに入ります。保存されているのは、3000形SE/SSE、3100形NSE、7000形LSE、10000形Hi-SE、20000形RSEです。
3000形SE以降の現行車両以外は全種類保存されていることになります。
3000形SE、3100形NSE、7000形LSEの並び
やっぱり小田急ロマンスカーってこの塗装、この姿だなと思う3種類の車両です
3000形SEは部分的に車内へ入ることができます
3100形NSEも部分的に車内へ入ることができます。なお、7000形LSEのみ車両見学ができません
後ろへ回って3000形SSEと、3100形NSE。この2編成は比較的長めに車両が保存されています
次回後編は残りの車両と特別展示を紹介します。