カルマに関する素朴な疑問がもう一つあります。
それは「果たして人間というのは同じ目に合えばみんな同じ認識に至るのだろうか?」というものです。
たとえカルマによって被害者と同じ立場に立てたとしても(これも厳密には設定が難しいが)それで分かるのは結局他人の心じゃなく自分の心じゃないかということです。
どこまでいっても自分、自分、じゃないかと。
僕は本当に被害者の心を理解したいのなら面と向かって本音を伝え合うしかないのではないかと考えます。
加害者の心は一方的な思い込みが強いので現実感覚が歪んでいるだろうし、一方、被害者の心は否認や抑圧や解離といった自我防衛機制が働いているからなかなか真実を語れないでしょうがそれしかないと思っています。
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