24時間ありのままになんて生きられると思う?
障害者ばかり何故それを求める?
健常者だって本当はそうしたいはずだ?
しかし、すでにみなありのままにうんざりしながら生きているのだとしたら?
ありのままの犯罪者、ありのままの乱暴者、ありのままの嘘つき、ありのままの偽善者、ありのままの裏切り者、ありのままの浮気者、ありのままの臆病者、ありのままの卑怯者、ありのままの怠け者、ありのままの差別者、ありのままの中傷者、ありのままのクレーマー、ありのままのおべっか使い、ありのままのごますり、ありのままの嘲笑者、ありのままのうぬぼれや、ありのままのスノッブ、ありのままの吝嗇家、ありのままの変態、ありのままの夢想家、ありのままの狂信者、ありのままの恩知らず…。
そうならざるを得ないのは根本的に弱いからだが、それを認めずに済むように、健常者は残酷な現実に耐えうる幻想とそれを投影する対象を無意識的に求めているのだ。
こういう認識上のズレが両者の間にはあるから話が何となくかみ合わないのだ。
だからまずそれを認めてあげようよ。