玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

仙川のタヌキ 5/18

2020-05-18 20:15:35 | 5月の植物
糞を4つだけ分析しました。例えがいいのか、よくないのか知りませんが、私は「ピーナツチョコ」に例えます。未消化の粗いものがピーナツ、細かくなったのがチョコです。
5月15日に拾ったものと17日に拾ったもの2つずつですが、目立ったピーナツはサクラの種子で、全ての糞から出ました。ソメイヨシノかヤマザクラかの区別はできませんでした。背景の格子の間隔は5mmです。

サクラの種子

それからカタツムリの殻も出てきました。

カタツムリの殻

このほか、糞によっては哺乳類の毛が多く出てきました。おそらくタヌキ自身の毛と思われる
ふと池もありましたが、次の写真は細い毛で、ネズミなど小哺乳類と思われます。小さな
骨も出ました。

哺乳類の毛


1つだけですが、大きめの骨の破片も出てきました。鳥の骨の可能性が大きいです。

骨の破片

顕微鏡で分析するので、昆虫の破片がたくさん出てきますが、顕微鏡写真は撮れません。以下のものは量的には少なかった「ピーナツ」です。

イネ科の葉

これは食べ物ではありませんが、ゴムのコードが出てきました。いかにも「都市のタヌキ」の食べ物で、タヌキは食べ物と思って食べたのかもしれません。

ゴムのコード

まだ分析例が少ないので、傾向は言えませんが、こういう作業を重ねることで、仙川のタヌキの食べ物の輪郭が見えてくると思います。

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