ギンラン 2016.4.24
ランはマニアがいて、盗掘がひどいレベルにあります。サギソウ、クマガイソウ、アツモリソウ、エビネの仲間などもずいぶん少なくなりました。とくにアツモリソウなどはもう何十年も見たことがありません。そうした中でシュンランはありふれていて、花の色も緑色でパッとしないので残っています。私はそもそもそういう偏見、差別をするような人が本当に植物を好きといえるのが疑問に思いますが、ともかく一部のランは開発などではなく、マニアの盗掘でなくなったのは事実です。
そうした中でギンランは比較的よく残っていて、山でもふつうに見られるランです。波のすっきりしたようすや純白の花が閉じ気味に咲く様子は清楚ということばがぴったりです。どういうわけか玉川上水には、ふつうはより珍しいキンランのほうが多いようです。もしかしたらギンランは盗掘のせいかもしれません。
栽培のことはよく知りませんが、これらのタンは栄養を菌類に依存する半寄生なので、とってきて鉢に植えてもうまく育たないはずです。どうか野草は野外にあるものを愛でるようにしましょう。
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