玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します

はじめに

2024-12-31 23:10:52 | はじめに


 玉川上水は17世紀の中頃に作られた水路で、江戸市民の生活用水に、また流域の農業用水の動脈として機能してきました。長い年月を経て変化もしてきました。中でも昭和になって杉並以下が暗渠になったこと、小平より下流が上水の機能を失ってしばらく空堀になったことは大きな変換点でした。1986年の清流復活によって水流は戻りましたが、この水は処理水で水量も少なくなりました。上水機能の制約に伴い、戦後は上水沿いの緑地の木々が育ち、今では樹林帯となっています。そこにはかつての武蔵野の雑木林を思わせる樹林があり、野鳥が住み、林の野草も豊かです。そして多くの人々がその自然に親しんでいます。
 私たちはこの玉川上水の自然を良い形で未来の世代に引き継ぎたいと願っています。しかし、心配なこともあります。例えば小金井ではサクラを残して樹木が皆伐されました。また玉川上水全体で多くの樹木が伐採され、雨や冬の霜柱のために岸の土壌流失が起きています。さらには玉川上水を横切る道路が計画されてもいます。このようなことを考えると、このままでは玉川上水の自然がどうなるか気がかりです。
 そこで同じ思いも持つ人々と手を取りあい、行政によりよい管理のあり方を求める活動をすることにしました。そのために私たちは、自然のことを調べ、客観的なデータに基づく提言をしたいと思っています。

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活動記録 こちら

緊急のお知らせとお願い
玉川上水でも特に良い状態の樹林があり、シュンランなどの野草も多く、コゲラを代表とする鳥類も豊富です。ところがここを分断する道路が予定されています。私たちはこの場所の樹林伐採を見直してもらいたいと願い、都知事に要望書を出し、その署名をお願いすることにしました。以下のサイトをご覧いただき、ぜひ署名をお願いします。

ネット署名サイトは こちら


道路予定地の景観

現在の署名数は5097筆です。みなさまも、周辺の方に声をかけてご協力ください!


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お知らせ
2024年6月に「玉川上水の野草たち - 東京の市街地を生きる - 」が出版されました。郵送料は180円ですが、協力費とともに300円以上を以下に入金いただければ郵送します。申し込むときは宛先を明記ください。

ゆうちょ銀行
口座記号番号 00150-3-487811
口座名 玉川上水花マップネットワーク





ギャラリー 青らんぎ

+++ 「もう木を伐らないで」の出版 +++
玉川上水での野草観察の楽しみ、小金井の桜並木のための伐採、小平の328号線の計画など、玉川上水の樹木ば伐採されることについて、行政との交渉や、動植物の調査に基づく玉川上水のすばらしさの発見などを力を込めて書きました。ぜひご一読ください。またご近所の図書館に希望を出してもらえるとありがたいです(高槻)。


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もくじ (準備中)



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