ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

無骨財布

2010年02月19日 | Weblog
 財団法人21世紀就職財団という組織があった。介護や育児のために離職した人の再就職を手伝う組織で、再就職の相談会やベビーシッターの斡旋など複数のサービスを厚生労働省から委託を受けて実施していた。昨年ここの再就職セミナーを受けた。子どもを預けてでないと受けられないキャリアカウンセラーとの相談会に、子どもを保育所に入所させたら行こうとずっと考えてが、この財団が国の予算削減のためなくなるという封書が届いた。ショックだった。なくなって以降の一年間は、再就職相談の窓口をハローワークへ委任するとあったが、シッターサービスはなくなるとのこと。もーーーー、困る!!!子育て支援しろ!親が近くに住んでいれば、シッターさんや再就職の面接をいかに通過するかにナーバスにはならなかっただろう。環境ってやつだねェ。気持ちに余裕がなくなってヤなもんだ。
 イライラしながらお灸しながら10年先を考える。10年後には子育て支援だの保育園だので考えていた頃が懐かしくなるのだろう。10年先には反抗期のセガレに「ババア」と悪態をつかれ、リモコンを床にたたきつけられているかも知れない。今の状況にイライラしたり閉塞感や焦燥感を感じたりしたら、5年先、10年先を考えて状況をひいて見るしかない。

 財布がそろそろへたってきて、どこで買うかなーとたまに気になるショップを見ていたが、Meets別冊「東京の手仕事」を読み、この雑誌の掲載店ではないが下北沢で偶然見つけた職人堅気の店を思い出し、そこで買おうと思いついた。家計費用の財布を5,6年前にその店で作ったが、へたるどころかやっと馴染み始めたくらい。皮のそれは頑丈で使うほどに味が出る。使い始めの2年間はマネークリップに不慣れだし皮はごついしかさばるしでどうにも使いにくかったが、今は可愛い奴となった。財布は毎日使うものだから、何でもいいわけではないけれど探すのも面倒。自分の好みのかたちで頑丈な財布をまた買えたらいいなぁと近々ショップへ行ってみるつもり。

 頑丈といえば恵文社のトートバッグ。これも買ったのは6,7年前になるが、今頃はいい味が出てきて愛しい。半永久的に使えそうな勢い。レコードが入る大きさで文庫本を入れる用の外ポケットがあったから購入したこのトートバッグ。使い勝手は想像以上によく、色は茶色に紺のパイピングで無骨なルックス。デコラティブでもないし今風でもないけれど、本人が気に入ればずっと使える。そういう物に惹かれるなぁ。って前述の雑誌の影響だろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする