ひねもす日報

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精神

2009年07月03日 | 本・映画
 渋谷のイメージフォーラムへ「精神」を観に行く。二時間以上ある長時間作品。手ぶれ部分がしばしばあり、具合が悪くなる。二年前に「シアトリカル/唐十郎」をこの映画館で観たときにも、手ぶれ映像にヤラれて映画を途中退場した。ゲストトークで現れた春風亭昇太を見ただけに終わった。閑話休題。「精神」の病の映画だけれど、作品内の病院が、岡山のいい意味にちょっと変わった優しい体制の病院だったので、大きな病院でのこととは大きく違うのだろうと思った。衝撃的な話をする患者さんがいて、それを観たときは、ずーっと昔に百道で諏訪敦彦監督の「2/デュオ」を観たときみたいに、席から立ち去りたくなった。デュオは結局最後まで観て、忘れられない作品になった。大手門の今はなきsaraiで、深夜まで大酔っぱらいになり、西島秀俊のセリフ、「金、くれよ」を連呼したのは覚えている。それだけ衝撃やったんやろうなー。saraiの穴ぐらのような店内すてきだったなぁ。

 映画を観たあと、頭がパンパンになりつつ、久しぶりに宮益坂を歩く。「京都からやってきたよく当たると評判の占い師。このビル二階」の看板につられ、その占い屋の前まで偵察に。すると男性の関西弁で占いを述べているのが聞こえた。店の名前も予約の電話番号もどこにもなかった。
 小雨パラつく中、渋谷HMVへJ-WAVEグルーヴラインを少しだけ見に行く。二度めのピスちゃんは、GWに見たときよりも何だかやわらかく親しみの持てる雰囲気だった。
 昔は仕事帰りによく立ち寄った東急東横店へ行ってみる。バーゲンでものすごい人。あまりの人に、店へ一度入ったらもう出てこれないほど。物色は諦め、見たいものは博多で見ようと思う。
 イメージフォーラムの近くにあったシャンドンという喫茶店が閉店していた。いつも仕事帰りに散髪に行く途中、前を通っていて気になっていた。今日は寄ってみっかと思ったらこうだった。思い立ったときに行っておかないと、ずっとはないってことだね。
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