ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

屁のようなもん

2008年04月11日 | Weblog
 ここ数日実家に帰っていた。前に小津 安二郎の「東京物語」で観た、孫より子供がやっぱり可愛いという話。それを覚えていたのだが、父が同じことを言う場面に遭遇。
 二人で孫を連れガソリンスタンドへ立ち寄った時に、スタンドの人たちが「おじいちゃん、お孫ちゃん可愛いでしょう」と声を掛けた。すると「孫げな屁のようなもんたい。子供が可愛いけん、孫も可愛いったい。可愛さが全然違うと」。

 産気づかせる為に臨月愛宕山へ行った時に、茶店で同席したおばあちゃんの発言。「赤ちゃんはおじいちゃんおばあちゃんのおもちゃ」。
 見ていて思う。確かにそう。自分は子供には責任があるから、手放しに可愛がってばかりいられない。でも、祖父母は年齢もいっているし、手放しに可愛がる。その様は愛玩犬のよう。 
 今は愛玩犬のようでも、あっという間に声変わりして可愛げなくなるんだよ。祖父母に、そのような年ごろになっても、今のように可愛がれよな!!と意地悪く思うが、きっと無理な要望なのだろう。 
コメント (2)
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