ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

真夜中の救助

2008年02月24日 | Weblog
金縛りの予感をさせるオバの家には、機能するのは前足だけになった老犬がいる。

世話をしてくれる近所の動物好きのおば様がいて、その人がオバの留守中は面倒を見てくれている。厳密には、留守前にオバが事故で膝を負傷し歩けなくなった時から面倒を見てくれている。

が。23時半頃。犬が鳴くので様子を見に行った。歩けないのに前足だけで珍しく移動した模様で、排水溝に落ちていた。私が救出活動をするが、足が利かないし体を触られると痛いのかギャン鳴き。
元来触られるのが苦手な子。撫でた夫に噛みついたり、私も触って歯をむき出しにしてうなられたりしたことがある。今は病気でか体が痛いのか、お世話のおば様でさえ、触られると抵抗する。

そんな犬を溝から救出しようと雪がチラつくなか奮闘。首輪に紐を付けて引き上げようにも駄目。24時頃実父に電話。「落ちた所に屋根は?」と聞かれ、屋根はない上に、排水溝に水が流れてき始め、ハマった犬が濡れている旨を伝えると、援助にきてくれた。
軍手をして鳴き声が近所迷惑であるから口を押さえ男手で救出する様を見て、私一人では到底無理だったと思う。父に救出される間も、まるで私達が虐待しているような鳴き声。私の方が泣きたいよ(T_T)。

「飼っていた犬の時でさえ、こんなことしていないのにね」、と救出後父に話すと、うちの老犬も溝にハマって死んでいたのを、仕事から帰った父が見つけたと教えてくれた。だからそれを思い出して、車で助けに来たんだと。

オバは入院手術だし犬はこんな調子だし、帰省しての環境は仄暗かった。皆は命が掛かってるから臨月も糞も命の前には関係ないと思わざるを得ない。

自分のことだけを考えとけば良い環境にある人が羨ましい。「生まれてくる姫たん」のベビ用品のことだけ考えとけば良い環境にある人が羨ましい…。どっと疲れた夜だった。白髪生えるよ(>_<。)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする