黒いマナー

　何の御用かしらー(・・?と、会社の人からランチに誘われたので、
入社後初めて会社の人とランチってやつを食べに行ってみる。
　誘われる間柄でもなく、かといって断る間柄でもない。
やや緊張しつつ、何かお話があるのかしら(?_?)と食べる。
「退社しちゃうし懐妊お祝いです」と、先輩ではあるが
年下の彼女にご馳走になる。
　アラー。ごちそうさまでした。ランチなんてお外で人と食べる機会
余りないので、　新鮮だった。
　人と会食はいつも夜、酒を飲んでいたので・・・。

　近頃読んでいる、「負け犬の遠吠え」で名前を響かせた
酒井順子の「黒いマナー」（画像）。解説を読み、彼女独特の
やや湿った毒舌を期待していたのだが、そうでもなかった。
　オール読物と別冊文芸春秋での物をまとめた物だそうで、
そう考えるとこの辺りなのかな。
　わたしでは気付かないこと、或いはそうなるのが嫌で
避けていることなどが記されていた。でも、まぁ知っておいて損は
しない、大人のマナー。
　「負け犬の遠吠え」はブックオフで購入し、文章の面白さに
電車で読むときに笑いをこらえた記憶がある。読後は
博多の友人へ送り、彼女もウケていた。

　最近我が家でヤマネがブーム。
　先々週、日経新聞の付録別冊についてきたヤマネの記事。
その中の白黒のヤマネの写真。尻尾を抱いて、ぐっすり眠って
いる。猫は寝子ともいうそうだが、こっちも冬眠鼠とかいて
ヤマネと読むそうだ。
　毎朝、まだ日の昇らない内に起床する我が家。
また１日が始まる。寒いし暗いし・・・、という気持ちの時に、
冷蔵庫に貼ったその白黒のヤマネの写真を見て、
気持ちを奮い立たせている。
　
　そうなると、便利な世の中で当然ネットでヤマネを検索。
八ヶ岳にやまねミュージアムなる物を発見。
　やまねに会える訳ではないが、やまねに関するあれこれを
展示してあるらしい。併せて近くに温泉もあるそうで、
温泉へ日帰りで行きたかったので、ここに行くことを決める。
日時は未定。