ひねもす日報

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田中角栄研究

2006年07月28日 | 本・映画
博多に帰ったときに、勧められた町田康。前に読もうと挑戦したが、
途中で止めた。「パンク侍切られて候」を勧められたのだが、「くっすん大黒」しか
なく、それを買う。
 それは、町田氏の処女作で、芥川賞候補作品だと後で知る。
これで良かったかも。処女作は、ミュージシャンのアルバムもそうだけれど、
小慣れておらず、一番元気で、初々しいものだという先入観だ。
 独特のテンポ。おかしな句読点とかぎ括弧の使い方。馴染めぬ人は
駄目だろう。まだ最後まで読んでいないが、読み易い。
 今週、家でビール3本飲んだ謎が、昨晩分かる。昼間から何だか元気がなく、
買わなくてはならぬ物も探す気がせず、松尾スズキの「ぬるい地獄の
歩き方」を読み、笑うのが精一杯。夕飯を作るときも、段取りを考えて
普段は作るのだが、頭が回らず一品ひとしな作る。気持ちが沈んでいるのを
感じるが、原因が分からなかった。
 夜に「くっすん大黒」を塞ぎながら読んでいたら、ふっと分かった。内容とは
まったく関係ない。文字を追っていたらふいにだ。そこからは、だだ泣き。
でも、分かって良かった。

 今朝から立花隆の「田中角栄研究-全記録(上)-」を読み始める。
古本屋で買ったこの本には、赤鉛筆と青鉛筆で、随所に線が引いてある。
「ここが大事なのだな」と分かるし、前に読んだ人が少し見えて面白い。

 昨日馴染みマッサージへ行く。マッサージだけだと半月振り。終わった後、
担当者が「中々柔らかくなりませんね」と、大変悲しげな表情・・・。
「でも、こちらに見える方、大体このくらいでしょ?」と明るく
話してみるも「いぇ、特別に固い方は別にして、こういう方は・・・」と、まだ
悲しげ。仕事もヘビーではないし、肩こりには思い当たらないと
言うと、「ストレスでは」と必ず言われる。ストレス、どうなのだろう。
余り意識しないようにはしているのだが。
コメント
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