ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

その人の立場

2006年01月02日 | Weblog
 わたしが「若者がどうの」「親の気持ちも知らず」など話をしていたところ「その人にはその人の立場があるから」と言われた。学生には学生の、会社員には会社員の、主婦には主婦の立場。
 その立場にいるということは、その範疇でしか行動や考えも出来ないので、他の立場にいる者にすれば分かり兼ねて当然ということ(例え人から聞いた話や本などで知識を入れたとしても)。
 他の立場にいる者に言及し出したら切りがないかも知れない。逆にわたしもわたしの立場でしか考えられないとすれば、自分の立場で出来ることを出来る範囲でやるしかない。他者は他者というやつか。それに通じるけれど、それだけではない気もする。今はまだ上手く書けないが、わが道を行くしかないのかも知れないと思った。多少寂しい思いをしたとしても。
 
 もう一つ思っていたのは、傲慢に振舞うことが、自分の価値を上げるものではないということ。鷹揚に、横暴に振る舞い、それを周囲が許すことを、自分が価値ある人間だと勘違いしている人がいる。それはわたしは違うと思う。
 自分の価値を、人に評価して貰わず、その物差しは自分が持つべきなのではないか。自分が納得しているか否か。他者に物差しを持たせている時点で、違うのではないか。強い人は優しく、謙遜も出来る。謙遜し過ぎるのも嫌味であるが。
 
 昨日NHKで向田邦子の特番を観る。やはり彼女は最高。
コメント
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