ひねもす日報

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こころのバランス

2005年10月20日 | Weblog
 昨晩寝る前に、泣いて澱を取ろうとした。今までもそうしてきたので。でも、上手く泣けなくてびっくりした。辛くなると寝るくせが、大昔からある。眠りに逃げ。余り眠るから、深く眠れるはずもなく、嫌な夢ばかり見る。それでも眠ってしまう。

 最近も、考え事をしようと思うのだが、土日だったりするとつい眠る。寝ると、少しだけ考え事を忘れる。忘れながら、そして起きている間に少し考えて、少しずつ考えをまとめたような忘れたような、にしながらしている。
 その程度でいい、と思っている。根を詰めて考え過ぎるのはわたしの悪い癖だ、昔から。

 こころが塞ぐと、声がまず通らなくなる。目が曇る。頭が回らなくなる。でも、たまには塞いで澱を取らないといけない。
 
 上手く泣けなくなったのは、逆に嬉しかった。泣かなくても澱が取れるようになったのだと感じた。泣くほどないというか、こころにしっかりしたものが出来たというか。

 わたしが困惑するときは、バランスが取れなくなったときだ。色々なバランスを上手く取りたくて、いつも気を配っている。それで気疲れをする、自分に。だから、自分の世界にバーっと行っている人を見ると清清しく思う。わたしには出来ないから。
 こころをもっと緩めたいのだが、そうするのが怖いのだ。緩めてきたことがないから。いつも自分で自分を管理してきた。感情的にならにように、冷静であるように。それ故可愛げがないともよく言われた。言われ慣れました、そんな言葉。可愛げなんかよりも、自分が傷つかないようにする防御の壁を作るのが大事だった。わたしには。それが上手く行っているときは良いのだが、こうしてホコロビ出すと少々大変だ。

 素直に、あるがままを見て、信じるのは、心が楽だから、出来るだけそのようにしているけれど、そればかり出来るわけもないからなぁ。この辺りのバランス。色々なバランス。
コメント (2)
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