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2011,08,09北海道・利尻山

2011年10月08日 | 001.利尻山 002.斜里岳

アイヌ語で高い島の事を『リイ・シリ』、利尻の頂が北の空、天高く聳えています。

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8月8日午後、一路利尻島へ。

8月7日迄に北海道の日本百名山を6座(大雪山、十勝岳、トムラウシ山、雌阿寒岳、幌尻岳、後方羊蹄山)を終え、荷物をまとめて10日間借りていたレンタカーを返却して新千歳から飛行機に乗り込みました。

千歳に行くまでの間にいらないものを家に送り返すため、宅急便の営業所を探して立ち寄りました。それでもスーツケースとザック二つで物凄い重量となってます。

雲海の間から北海道本土の海岸線が覗いています。

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利尻島に到着するとペンションの人が空港迄迎えに来てくれます。利尻岳の宿泊先、マルゼンペンション・レラモシリです。新しい綺麗なペンションです。今回の北海道百名山登山は車中泊が多く、初めての宿での宿泊です。のびのび寝られそうです。前日に予約しました。利尻北野営場(鴛泊登山口)に最も近い地区にあり、ロケーションもサイコーです。

レラモシリ :  http://www.maruzen.com/tic/oyado/

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利尻島唯一のコンビニ『セイコーマート』です。鴛泊港近く、ペンションから歩いて5分くらいの海沿いにあります。散歩がてら明日の登山の為の飲み物や食料の買出しに歩いて行きます。

このセイコーマートは北海道ではメジャーなコンビニで、あっちこっちでお世話になりました。特におにぎりや惣菜が美味しいです。毎日の様におりぎりととうもろこしを買って食べていました。

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温泉もあり、目の前には利尻岳が丸見えでサイコーのロケーションです。裏には利尻富士温泉保養施設、湯元があります。

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夕食です。タコしゃぶ、縞ホッケ、ウニ、小鉢2品、グランプリで優勝した名物うにいくら飯、ビールです。ここは、他の旅館に比べて料金が安いですよ。

このぺンションには渡辺さんという山岳ガイドの方がいらっしゃって、山、海共にガイドをしてくれるそうです。また、夕食が終った後に利尻岳のスライドを見せてくれます。もちろん、渡辺さんが紹介してくれますよ。

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8月9日午前4時。 アイヌ語で高い山の事を『リイ・シリ』、利尻の頂が北の空、天高く聳えています。

利尻山の登山コースは2つのコースがあり、北側の鴛泊港の利尻北麓野営場からスタートする鴛泊(おしどまり)コースと西側の沓形港の見返台から登る沓形(くつがた)コースがあります。今日はもちろん鴛泊コースです。

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ペンションの車で登山口の野営場の駐車場迄、送迎してもらいます。今日、このペンションからの登山者は全員で5名です。駐車場で全員で写真を撮ってからスタートします(写真は多分、遭難時に使用するのでしょう、帰りも電話して車で迎えに来てもらえます)。

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野営場の事務所です。ここに入山届け、トイレ、ちょっと先に炊事場の水場などがあります。

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野営場のテントです。登山客というよりはツーリング客が多そうですね。まだ、造営中って感じの場所です。

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最初は舗装路からスタートします。

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甘露泉水です。名水100選に選定されています。鴛泊コース最後の水場となります。写真がぶれていてすいません。湧水なので煮沸しないでOKとの事。帰りにたくさん飲んじゃいました。

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三合目の標柱です。ポン山との分岐に立っています。

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分岐点から少し行ったところの乙女橋!?を渡ります。ちゃんと名前がついてます。

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このあたりは小石も無く、柔らかい土の上を登って行きます。

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四合目、『野鳥の森』に到着しました。利尻山は号目毎に名前が付いてますよ。

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北海道の他の山と同様に針葉樹林帯からだんだんとダケカンバ、最後はハイマツと変わって行きます。

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五合目、『雷鳥の道標』です。誰が付けたんですかね?

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簡易トイレブースです。利尻山はエコ活動が盛んで① 簡易トイレの使用、②ストックにはキャップを付ける、③植物の上には座らない、踏み込まない のルールを遵守しなければなりません。

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七合目、胸突き八丁。登るにつれて、だんだんガレて行きます。

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長官山山頂が見えてきました。ここは第二見晴台で、ここも迄来たら長官山山頂はもう少しです。

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第二見晴台です。

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第二見晴台から見た直下の風景です。

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チシマクモマグサです。

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八合目、長官山山頂です。この碑は佐上長官登山記念歌碑です。先日、佐上長官の孫にあたる人がこの長官山に登った際にガイドとして渡辺さんが登られたそうです。

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この長官山からの眺望の写真はよくありますね。 この後、避難小屋迄は軽いアップダウンで平坦な山道が続きます。

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さあ、ここからあの頂迄の後半戦が始まります。 

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長官山から少し下った木々の中に利尻岳避難小屋があります。中は見ていませんが、綺麗じゃないとどこかのブログに書いてありました。

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クルマユリです。

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リシリブシ(トリカブトの仲間)です。

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この様に色々な形で崩壊を防止しています。

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九合目から山頂直下迄はかなり崩壊が進んでます。

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九合目に到着しました。トイレブースもあります。

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ここからが正念場!です。

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崩壊がかなり進んでいる危険箇所です。

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ガレた箇所もありますが、ここを最後に以降はザレていきます。

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頂上迄に急斜面のザレ場で滑ったり、踏み込むと沈み込んだりととても登りにくい場所がいくつかあります。

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お花が帯状に自生しています。

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崩壊地です。

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ちなみにここに見えているのは頂上ではありません。

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沓形登山口との分岐です。

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ここからこの写真に見えている上部迄が崩壊している為に最も歩きにくい箇所です。

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この間のザレ場を登ってきました。写真で見るより歩きにくく、危険でした。ロープも何もないので何か掴むロープがあった方がいいですね。

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ザレ場を過ぎるとようやく山頂が現れます。

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あと、ふた登りです。

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タカネナデシコ

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山頂の社が見えてきました。

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大した事はありませんが、 最後の登りは岩場で注意が必要ですね。

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ローソク岩が聳え立っています。

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利尻山登頂しました。山頂の社です。

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南峰です。崩落が激しく危険なのでお勧めしません。

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西ノ大空沢でしょうか?

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海の大漁、安全祈願の為、船のスクリューが社にたくさん取り付けられています。さすが、利尻山ですね。

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沓形稜です。こちらのコースの方が短時間で登れる様です。

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何とか晴れてくれました。

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山頂近くも崩落しています。

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鴛泊港側です。

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ミヤマアズマギク

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下山開始、本日もレラモシリ泊なので登山口に迎えに来てもらいます。

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そして翌日、朝一番のハートランドフェリーで稚内へ向かいます。

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鴛泊港のペシ岬です。10分くらいで登れる様です。

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鴛泊港の出港を大漁旗でお見送りです。

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残念ながら利尻島と礼文島の全景は見れませんでした。

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登頂日:2011年8月9日  形態:日帰り メンバー: 単独  天候: 晴れ  標高:1,721m
標高差1,499m コースタイム: 7時間30分(コミコミタイム)
コース: 野営場→長官山→利尻山避難小屋→利尻岳(下山も同一ピストン)

北海道百名山登山第七座目


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