おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、元気になる賞与ー2:賞与の性格、です。
賞与の性格とは何だろうか?
賞与は、「ボーナス一括払い」とか「ボーナス併用払い」などのように、日本においては、
夏と冬に支給される独自の文化といっていい。
賞与の起源は明確ではないが、その昔、盆・暮れに丁稚などが里に帰るための汽車賃や駄賃などとして、
臨時出費に対する生活費補助の意味で支給されたのが起源とされ、後に社員に対する配分や
功労褒賞などの意味が付け加えられていったようである。
賞与は、労働基準法上の賃金(労基法第11条)に該当する。
賃金でも「臨時に支払われる賃金」として賞与は扱われる。
臨時に支払う賃金、賞与については、労基法施行規則第8条の中で
「一か月を超える期間にわたる事由によって算定される奨励加給金又は能率手当」と定義されている。
通達で賞与とは、「定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、
その支給額が予め確定されていないものをいうこと。定期に支給され、かつその支給額が確定しているものは、
名称の如何にかかわらず、これを賞与とはみなさないこと」(昭和22・9・13発基第17号)とされている。
つまり、賞与は業績によって支給額が変わることや、あるいはまったく支給されないこともありえる、
というのが賞与の法律上の性格といえる。
以上が、法律的な賞与の性格であるが、皆さん会社ではどう性格付けしているのだろうか?賞与の性格によって、
支給の算定項目等にも様々に違いが出てくることになり、労使の理解の仕方により、
労働者は働く意欲を低下させることにもなりねない。
ある人は「日本社会の文化」と答える人もいるだろう。また、生活給の補給的なもの。
あるいは、利益の配分給とか、労働意欲の刺激給などと捉えている人もいるだろう。
会社が何らかの「賞与」を支給する場合、賞与に対する「性格=意義」がとても大事になる。
毎月支払われる「給与」は、労力に対する対価としての性格だ。このことについて異論を挟む余地は多くない。
このように賞与についても、社会通念としての性格なのか、業績給なのかを明確にしておくことが必要であり、
それを社員に周知しておくことが大事だ。
整備業の場合の賞与の性格とし、月例給与の補給的性格と、業績給としての性格の二面を持ったものといえる。
近年は、どちらかというと「補給的な性格」にウエイトを置いている会社が多いのではないだろうか。
売上や利益確保が以前よりも厳しくなってきた経営環境の中での賞与の性格は、業績給を基準にして、
個人の能力(利益貢献度やCS貢献度)に応じて配分する基準とすべきだ。
つまり、利益配分+意欲刺激=賞与、これが性格=意義だ。
明日は、賞与の原資について考えたい。
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おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、元気になる賞与ー1:整備業の賞与の現状、です。
平成22年も中盤、そろそろ夏の賞与が気になる時期だ。
民間調査会社の労務行政研究所が6日発表した今夏のボーナス調査によると、
東証1部上場142社の平均支給額は、昨夏に比べ1万5522円増の66万2832円と、
2年ぶりに前年実績を2.4%上回るという。
一方、電通総研が9日発表した今年の夏のボーナスについての調査にでは、
世帯平均の支給見込み額は63万1000円で、昨年実績の64万5000円から2.1%減ったと伝えている。
増えた、減った??要は、企業個別の業績次第だと言える。
さて、整備業界で働く整備要員の夏期賞与はどうだろうか?
手元に今年の夏の賞与に関する資料が無いが、雰囲気的に前年並みか多少減るような匂いを感じる。
現状を見て見ると、平成20年の夏期賞与は、21年版自整業の経営指針では、
業界平均で35万7202円で、前年比0.4%だった。整備業界平均の主要年齢別では、
・20才:62,915円(ディーラー54,847円)
・25才:291,672円(同331,413円)
・30才:345,354円(同397,614円)
・35才:382,559円(同459,486円)
・40才:373,922円(同516,785円)
・45才:357,199円(同533,888円)
となっている。
月例給与の基本給に対する支給月数は、業界平均で1.47か月であった。
これは、前年よりも0.01か月減少したことになる。因みにディーラーは、1.86か月となり、
前年よりも逆に0.01か月増加した。
東証1部上場企業の同期の賞与は、全産業で64万8149円(38.3才、前年比ー15.1%)、
製造業は62万805円(38.3才、前年比ー18.7%)、非製造業で72万4270円(38.4才、前年比ー4.8%)であった。
整備業と1部上場企業と比べることに疑問もあるが、それは、経営者の発想。整備要員からみれば、
業界平均もあるが、世間という水準を見て比較することになる。
整備業界の賞与額は、上場企業の平均額よりもかなり下回る。こうした現状を放置していると、
労働意欲に多少なりとも影響が出るだろう。上場企業並みの額を出す必要はないが、
それを意識した額を目指し、経営計画を立てる必要がある。
現状の支給額を良しとするのではなく、常に上位の支給額に追いつく経営をすることだ。
そうでないと、優秀な人材を確保することが出来なくなってしまう。
整備専門学校の卒業生が、専業工場を第一志望に掲げてくれる工場を目指すことが必要だ。
その要件には、賞与を含む給与も大きく係わっていることを再確認し、人材確保に必要な施策を進めて行くことだ。
明日は、賞与の性格について考えたい。
株式会社ティオ
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おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、久しぶりのかん袋のくるみ餅です。
大阪は堺市に「かん袋」という茶菓子のお店がある。30年ほど前大阪に単身赴任している時に、堺から通っていた同僚から教わって食べて以来大ファンになった。
「かん袋」は、鎌倉時代末期、元徳元年(1329年)に和泉屋徳兵衛が和泉屋という商号で御餅司の店を開いたのが始まりという。創業から数えること681年。現在の「かん袋」の商号は豊臣秀吉の時代の文禄二年(1593年)からだから417年になる。
茶菓子は「くるみ餅」というもので、くるみが使われているお菓子と勘違いするが、くるみを使っているわけではなく、餡で餅をくるんでいるところから付けられた名前だそうだ。
味は、やや甘さがきついがクリーミーでまったりとしている。なんとも言えない美味しさである。店内では、カキ氷を上に載せて食べる「氷くるみ餅」もある。夏場の定番である。この日もお客さま全員が「氷くるみ餅」を注文していた。薄い緑色の餡は、ズンダ(枝豆をすり潰したモノ)に小餅(白玉?)が包まれている。
お持ち帰りの注文をすると番号札を渡され、出来あがりまで5分ほど待つ。多分、注文が入ってから箱に詰め、包装するのだろう。
お店の中でも食べたかったが、時間が許さず、持ち帰りだけにした。3年以上も食べていなかったと思うと、懐かしさが薬味になって一段と美味しく感じた。生菓子で防腐剤などを使っていないので、その日に食べてといわれる。
今日は、孫の運動会で感じたことです。
五月の最終土曜日に孫の運動会を観に行ってきた。
曇り空で、今にも雨が降り出しそうである。せっかくの運動会、快晴はともかく雨だけはこらえて欲しいと願いつつの観戦だ。孫は小学2年生になる。頼もしく見えるのは身びいきからなのか。
見ていて感じたのだが、基本的に男女が一緒に競技を行う。私たちの時は、男子、女子だけの競技があったが、今時はない。男女平等の社会がこうしたところにはっきりと表れている。
実社会は勝った負けたの明けくれで、厳しい競争社会だ。その厳しさを運動会を通して体験させるのが、本来の教育だと思うのだが。
株式会社ティオ
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今日は、整備フロントを活性化するー4の作業指示で生産性を上げる、です。
フロントのレベルによって整備作業の生産性が変わってしまう。「えぇー!?」と思われるかもしれないが、変わることは間違いないことだ。
ナゼ生産性が変わるかといえば、作業指示によって変わるのだ。一般的に行われている作業指示は、やるべき作業項目を作業指示書に書いて(プリントして)その作業指示書を渡し、納期を告げて作業を指示する。
こんな感じで作業指示をする。朝礼後の作業打ち合わせで、「山本君よ菅さんのプリウスのブレーキ液交換を頼む。作業終わったら外装の洗車をしておいてくれ。今日の6時に納めるからね」
この「納期」が曲者なのだ。メカニックは、作業終了の目安を、作業指示書に書かれいる作業項目の時間に関係なく納期に合わせようとする。その目安が作業指示書の標準作業時間と合っていれば、問題ないのだが、多くの場合、標準作業時間よりも多くなる(後ろにずれる)のが普通である。
ということは、標準作業時間よりも時間を掛けて作業をしていることになる。これが、生産性を悪くするのだ。だから、フロントは、作業指示を出す場合に、必ず「作業時間」で指示すること。
それも、メカニックの技量に合わせて作業時間を設定し、指示することだ。仮に標準作業時間が1時間の場合、メカニック経験が10年選手であれば、40分程度の作業時間として作業指示をする。
逆にメカニック経験が2年選手の場合は、1時間15分程度の作業時間として作業指示をすることだ。つまり、メカニックの経験年数に応じて、作業時間を決めて、作業指示するのが優秀なフロントということだ。
納期に間に合えば良しとしていたのでは、生産性は上がらない。お客さまと約束した納期と、作業時間は全く別なことである。だから、作業指示の時に、納期をメカニックに伝える必要はないのだ。
また、メカニックも納期を作業終了目安にするのではなく、作業指示書に書かれている作業項目から終了時間を決めなくてはならない。そうしないと、作業技能は高まらないと心得ておくことだ。
株式会社ティオ
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今日は、整備フロントを活性化するー3のプロフィットセンターの初歩、です。
さて、フロントはプロフィットセンターであると一昨日のTIO21ブログで述べたが、その初歩は「提案整備」である。
お客さまから「オイル交換」の依頼があった場合、受付の役割しか担っていないフロントは、「ハイ、かしこまりました。オイルエレメントはどうしましょうか?」と接客し締めくくる。
または、一部のガソリンスタンドで見られるように、マイカーの用途などに関係なく、売上だけのために誰かれ構わず省エネオイルをお勧めするのが、受付型のフロントが行っているのだ。
ところがフロントをプロフィットセンターであると認識しているフロント担当者は、上記の対応に続けて「マイカーを通勤でご使用されていますので、オイルグレードは0Wの省エネオイルをお勧めいたします。」と、クルマの用途やエンジン特性に応じて、グレードの提案をする。
また、定期点検整備を実施していなのであれば、定期点検のお勧めなども自然と行っている。そうした提案整備を実践するために、整備履歴を利用し個別的かつ具体的にお勧めしている。
お客さまからの依頼をそのまま引き受けるのではなく、そのコトを踏まえて、整備のプロとしての見識を持って、快適で経済的なカーライフのための最適な整備提案を行っているのである。その整備提案を買うか買わないかは、お客さまが判断することになる。
プロフィットセンターの初歩は、お客さまのベストなカーライフのために整備提案をすることである。そのためには、整備履歴をクレームなどのように、ことが起きた時に利用するのではなく、整備提案のように前向きに使うのこと。
株式会社ティオ
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今日は、整備フロントを活性化するー2のフロント担当者の心構え、です。
ある整備工場でのことである。最近はタイヤラべリング制度が導入され、エコタイヤの性能が見える化しているので、販売時に大いに活用してキャンペーン目標を達成しようと激励したら、集まったフロント担当者全員が「??」の状態なのだ。
タイヤラベリングのことについて、念のため確認したところ、初めて聞くという。びっくり仰天とはこのことだ。
この制度は本年1月から始まった制度で、タイヤの転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能を、グレーディングシステム(等級制度)に基づく表示を行い、情報提供することだ。
フロント担当者がこんなことでいいのだろうか?
こうしたことで、お客さまに対してカーライフに関する的確な提案や、情報提供が行えるだろうか?
フロント担当者は、「どのような場合においてもお客さまを優先する」「お客さまの立場に立って判断・行動する」「迅速丁寧を旨とし品質向上に努める」という心構えで務めることだ。
だからこそ、常に最新のカーライフ情報をつかみ、その上でお客さまのために何が最も最適かを判断して、整備提案をしたり見積書を作成することが求められる。
私は、フロント担当者こそ「整備技術研修会」に積極的に参加し、最新の自動車工学や構造に関する知識、修理方法を習得するべきだと、コトあるごとに訴えている。
また、新車発表会に出かけていき、試乗はもちろんのこと営業マンのセールストークを聞き、カタログ(オプションカタログを含む)等の資料を収集して、お客さまの質問に客観的視野でしっかりと答えれらるようにしておくべきなのだ。
こうした情報や体験が、作業指示書発行や作業指示することに役立ち、作業を効率的に行うためのバックアップをすることになり、生産性向上に貢献できるのだ。
この時期になってもフロント担当者が、「タイヤラベリング制度」について知らない、初めて聞くということは恥かしいことだ。
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おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備フロントを活性化するー1の受付からプロフィットセンターへ、です。
車検やオイル交換などでお客さまが一番初めにコンタクトをとるのが「フロント」である。そのフロントには、「受付」という大事な役割があるが、これがすべてではない。受付は、フロントの役割の一つでしかないのだ。
ところが、多くの整備工場で受付の役割しか担っていない。なぜ、受付しか担っていないのかは、フロントの役割の理解が基本的に間違っているからである。
例えば、「現場の働きが悪いから売上がさっぱりだ」なんてことを、よく耳にする。これは、30%間違いではないが、正解ではない。メカニックに作業指示するのはだれだろうか?そう、フロントだ。
ということは、フロントの指示で現場の働きが違ってきてくるのだ。それは、整備売上が違ってくることを意味する。だから、フロントの役割の第一は「プロフィットセンター」という理解が必要なのだ。
プロフィットセンターとは、利益に責任をもつ組織または利益センターとも呼ばれ、営業と同じ意味を持つ。フロントの活性化の第一歩は、この理解をしっかりとし、そのためのアクションをとることである。
オートバックスが、報道されているように全国に、車検整備やオイル交換などのサービス事業主体のショップを120店舗程度出店していくとしている。
こうしたサービス事業の競争とは、とりもなおさずフロントの業務レベルの競争に他ならないのだ。だからこそ、フロントは受付担当ではなく、プロフィットセンターの認識と、そのための体制作りが必要なのだ。
株式会社ティオ
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おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、横浜で開催された「エコカーワールド2010」の速報です。
先週の土日2日間にわたって「エコカーワールド2010」が、横浜赤レンガで開催された。昭和61年度から毎年開催しており、今年で25回目となる。横浜市では7回目の開催だ。天候にも恵まれ多くの人で賑わった。
その他にも2輪車なども多数展示され、係りの人に熱心に説明を求める姿が目立った。
普及は、電気自動車の次の主役になるイメージだが「燃料電池自動車」が数台展示されていた。水素は、水から造ることが出来、燃焼後は水に戻る究極の「ゼロエミッション」である。
なんと、水素自転車なるものも展示されていたのには驚いた。
エコカーと呼ばれる次世代自動車は、政府の方針では、2030年に電気自動車とハイブリット自動車で販売比70%、燃料電池車で同13%合計83%を目指すとしている。
カーアフター業界は20年先の話として捉えるのではなく、より身近な課題として捉え、どのようなビジネスモデルを創っていくかが問われているように思う。
株式会社ティオ
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今日は、関東ふれあいの道「岩礁コース」の後編です。
関東ふれあいの道「岩礁コース」の後編だ。
海岸コースを歩いていると、フナ虫やらわけのわからない虫が無数に飛んでくる。帽子で払いながら先を急ぐ。背後から「グォーン」という音が空から降ってくる。見上げるとモーターパラグライダーが空を闊歩している。さぞや、鳥になった気分なんだろう!
港では、水中観光船「にじいろさかな号」が水中観光から帰ってくるところだった。この船は、半潜水式の画期的な水中観光船だそうで、冷暖房が完備されていて、海底透視が出来るそうだ。
天候にも恵まれ、三浦の新しい発見が出来た一日であった。今度は、スイカが食べられる時期に孫と一緒に来たいものだ。
株式会社ティオ
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今日は、関東ふれあいの道「岩礁コース」の前編です。
今日は快晴。でもって「関東ふれあいの道 岩礁コース」をハイキングしてきた。フルに歩くと約10kmあり、5時間少々のコースだが、今回はショートカットして7km程度とした。それでも4時間はゆうにかかった。
コース概要は、剣崎⇒剣崎灯台⇒松輪海岸⇒江名干潟⇒白浜毘沙門天⇒盗人狩⇒宮川港⇒宮川町⇒三浦港 だ。
三浦海岸駅からバスで剣崎に出る。ここからハイキングが始まる。まずは剣崎灯台に向かった。ここは、明治4年に出来た灯台で、観音埼灯台、城ケ島灯台と並んで三浦半島の代表的な灯台だ。ここからは、対岸の房総半島のノコギリ山が良く見えた。
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、見なおそうHP-5の「意外と大事な会社紹介」です。
さて、皆さまの会社のHPの「会社紹介」ページを見て見てほしい。どんな情報を紹介しているだろうか?一般的には、
・創業年月日
・資本金
・業務内容
・取扱商品
・営業時間、定休日
・所在地
・代表者名
などだ。
これらの項目は、言ってみれば「基本情報」であって、これだけでHPを見たユーザーが、信用できる会社とか親しみのある会社といったイメージを持ってくれるだろうか?私は、疑問に思う。
ユーザーが知りたがっているのは、基本事項は当然として、経営者の人柄、会社のポリシー、品質基準である。特に、整備工場の場合は、商品が目に見えないだけに「品質基準」は大事なポイントである。
車検で検索して、この車検は金額的にも、場所的にもOK、となればユーザーが次に気になるのは、「会社」だ。会社が気に行ったって初めて「問い合わせ」や「予約」コール等があるのだ。
逆に言えば、商品が気に行っても、会社が信用できないと思われたら、注文は入らない。セールスの研修会で、商品売る前に自分を売れ、と指導するが、これと同じことがHPでも言えるのだ。
例えば、整備の品質基準では、部品はどの品質のモノを使っているのか、故障判定をどのようにしているのか、整備従事者は国家資格以外に何か選定基準があるのか、などを知りたがっているのだ。
また、中古車販売店においても同様だ。一物一価で日本に一台しか存在しない中古車が、信用できる状態と価格なのかを理解してもらうことが、ネット販売を左右する。
そんなことは、クルマごとに表示してる、と言われるかもしれないが、会社の姿勢を、ユーザーが知りたがっているのだ。姿勢とは、特に中古車の仕入基準である。
どのようなクルマを、仕入れているのかを知りたがっているのだ。修復歴車の扱いはどうなのか、過走行車でも仕入れるのか、仕入れるのであれば、ナゼ仕入れるのか、こうしたことが姿勢が「品質基準」である。
こうした品質基準に加えて、経営者の人柄が見たいと思っている。というのも、整備や中古車販売の場合は、比較的同じ地域の中での取引になる、いざとなった時に、この経営者であれば、といった人柄が見たいのだ。
だから、経営者の顔写真、中でも笑顔の写真は必須掲載である。また、趣味や特技などについても公開しておくといい。だから経営者ブログが必要なのだ。
ブログは、なんでも書いて構わないが、「愚痴」はご法度だ。愚痴を読んだユーザーは後味が悪いだけしか残らない。明るい話題、美味しい話題、楽しんだ話題を主体に書くことだ。
できれば、記事は朝書くことを勧める。これは、自分の気持ちが前向きになるからだ。そのためにも愚痴は止めた方がいいのだ。
いずれにしても、HPから会社の性格や人柄が見える「会社案内」のページを充実させることだ。
曰く、会社紹介が購買を決定つける
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今日は、見なおそうHP-4の「定期的な更新していますか?」です。
整備工場や中古車販売店がHPを見なおす視点は、1.対象者、2.ユーザビリティ、3.コンテンツの3つだと書いた。今日は、三つ目のコンテンツだ。
コンテンツは、中身のこともあるが、ここでは「更新」のこととして取り上げたい。というのも、いくら中身が充実していても、見るたびに同じコンテンツでは、見飽きてしまうからだ。
美人は3日で飽きる、なんてことも言われるので、中身だけで勝負するのではなく、飽きないように工夫することを心がけたい。
それは、定期的にコンテンツを更新することだ。つまり、HPを作りっぱなしにしないで、コンテンツの中身をフレッシュに保つことが、HPのリピーターを作り、しいては整備工場や中古販売店の「ファン」を作ることになるからだ。
コンテンツの更新といっても、大幅にページを変えるのではなく、ページ内の一部を更新していくのだ。更新がしやすいのは「カーライフ情報コーナー」を作り、役に立つ、参考になる、利益になるなどの情報を発信していくことだ。
例えば、エコカーの正しい乗り方とか、正しいオイルの選び方など、クルマに関する話題は尽きない。また、最近多い故障などの情報と、対処の仕方などもお客さまが欲しいと思っている情報だ。
こうした記事は、社内で書くことがベストである。したがって、社内で当番を決めて記事を書くようにすること。こうすれば、メカニックや事務員も自社のHPを見るようになり、一石二鳥の効果が期待できる。
HPを熟成させるとは、まさにこうしたことなのだ。HPは、作ることよりも作ったページをどれだけフレッシュに保つかが命なのだ。だから、自社で更新が出来るようなHPの作り方を依頼時に、しっかりと伝えておくこと。
また、ブログも効果的である。社長ブログやスタッフブログを、毎日か週3回に程度更新していくのだ。これを、ある整備工場に提案したら、ブログを開設し毎日更新している会社もある。
これによって、社内のコミュニケーションもよくたったと聞く。更新によって一石三鳥ではないか。
更新することによって、検索エンジンにヒットしやすくなる効果もある。だから、3年も寝かせるのはなく、週一程度の頻度で更新するように、ある一定期間の更新計画を作ることだ。
3か月サイクルでもよい。向こう3か月の更新コンテンツを、全社員が集まる会議等で決め、計画的にコンテンツを更新するとよい。ブログの場合の更新内容は、私的なことでもよい。
どこそこのパスタが美味しいとか、子供と遊びに行った記事でもよい。むしろこうした記事が、お客さまとの心の距離を縮め、潜在的なファンを作ることになる。
曰く、更新にこそ経営資源を積極的に投入せよ
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今日は、見なおそうHP-3の「機械工具屋さんのようなHP」です。
昨日のTIO21ブログで、整備工場や中古車販売店がHPを見なおす視点は、1.対象者、2.ユーザビリティ、3.コンテンツの3つだと書いた。今日は、二つ目のユーザービリティだ。
車検電話応対のミステリーショッパーを行ったA整備工場のHPは、機械設備が充実していることをアピールしている。他の整備工場でもありがちなページ作りだ。
こんなリフトがあります、四輪アライメントテスターがあります、塗装ブースがあります、って感じである。また、キッズコーナーや作業風景を見ることが出来るカウンターがありますと、宣伝している。他社との差別化に必要なことでもあるが、表現方法を工夫することだ。
どう工夫するかといえば、お客さまが知りたいこと、欲しがっていることを伝えることである。これがユーザービリティだ。訪問者が迷わず目的のコンテンツに辿りつけるということだ。そうした視点でコンテンツの並び方や表現を工夫すること。
A整備工場は、機械設備をアピールするのに、タイトルに機械工具の名称をそのまま使っているのだ。これでは、まるで機械工具屋さんのHPである。気持ちは分かるが、お客さまの知りたいのは機械工具の名称ではない。
その機械工具を使う「効果」や「利益」をお客さまは知りたいのだ。例えば「早く」「確実」に整備し、マイカーの稼働率向上に貢献するために、○○を地域で一番最初に導入しました、となる。
また、機械工具を使いこなすために、これだけの研修を行っていますなどといった、情報提供をすることで、より信頼性や安心感を訴求できる。それをただ単に機械工具の名称をタイトルにして、どうだ、凄いだろー、と言われてもお客さまはチンプンカンプンで、見たくないページになってしまう。
常にお客さまのことを考えているということを、機械工具を通じて訴求することだ。だから、機械工具の名称は、説明文章の中でさりげなく表示する程度でいいのだ。それを、大きな文字にして目立つように、「タイトル」にしているのは、ユーザビリティになっていない。
曰く、伝えたい情報より知りたい情報が大事
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今日は、見なおそうHP-2の「対象者は誰?」です。
整備工場や中古車販売店がHPを見なおす視点は、
1.対象者
2.ユーザビリティ
3.コンテンツ
の3つだ。
HPは、1年365日1日24時間、休まず愚痴を言わず黙々と働いてくれる「広報マン」であり「営業マン」だ。このことをしっかりと理解をすることが何よりも大事である。
ページのデザインなどの見た目も大事であるが、それは、上記のことが心底理解できてからのことである。
というのも、広報マンであり営業マンとして働いてもらうには、ターゲットが誰かが必要だからだ。基本的には、クルマを持っている人全員が対象になるが、その中でも重視するのが誰かを明らかにすることだ。
例えば、同じ商品の説明文を書く場合、若いクルマ好きに向けた文章と、クルマにただ乗るだけの主婦向けの文章は、違った書き方をしなければならない。また、写真の使い方、色の使い方も違ってくる。
つまり、HPの見直しをするには「マーケティング要素」をふんだんに取り入れて、見なおすことだ。最初に作ったHPは、取りあえず作る、ところに目的を置いてもよいが、見直しをする場合は、HP利用頻度やリピート訪問、そしてリアル集客が上がるようにしてこそ意味が出る。
より効果が上がるHPのために見なおすわけだから、まずは「誰に」主体的に検索してほしいか、見て欲しいかを決めることだ。
これさえ決まれば、ページのデザインも必然的に決まってくるのだ。それを、ページのデザインを先行させるがゆえに、見た目は恰好いいが、効果が薄いHPになってしまう。そうならないためにも、ターゲットをはっきりと決めることだ。
曰く、ターゲットを決めればHPは個性が出る。
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