自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

自動車整備業、車両販売業のCS経営のためのコンサルティング、現場改善指導、制度設計、社員教育、各種セミナー・講演

整備工場の目標設定はどこまで必要か!

2009年11月30日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場の売上目標設定の範囲です。

私たちは、

 目標あるところに計画あり
  計画あるところに行動あり
   行動あるところに成果あり
    成果あるところに反省あり
     反省あるところに成長あり

と、教えられてきた。まずは「目標」ありきである。
目標とは、目的(社是・社訓・経営理念など)を達成するために、やらなければならない数値的(定性的なものもある)なものである。売上目標、車検台数目標、車両販売目標などだ。

明日から12月、来年の目標を立てる時期でもある。今年の実績を踏まえ、来年以降の経済情勢やユーザーの消費傾向などを読み、何をなすべきかの「経営方針」を立てることから、目標設定が始まる。

その経営方針のための固定費である顧客サービスに対する予算、人材育成・投資に対する予算、会社を維持・運営するための予算と、これらを賄ってなお且つ利益(営業利益)を出すための粗利益の目標、そして、粗利益率目標を立て、最終的に売上目標をたてる。これが、一般的な目標を立てる手順である。

むしろここから先の目標が重要なのだ。売上目標が策定出来たら、稼働率と作業効率の目標をたて、来年の「レバレート目標」を立てて締めくくる。レバレートは、売価の単位である。これが、決まらなければ売上目標(工賃目標)は、ある意味絵にかいた餅となってしまう。

多くの整備工場では、売上目標や車検台数目標は立てるが、レバレートまでは立てていない。地域相場やライバル店など自社の実情を無視したレバレートを用いて、工賃計算をしているが、これでは、経費などの予算目標、利益目標を立てた意味がない。

計算の結果、競争力がないレバレートであれば、お金の使い道である経費の見直しをするのか、働き方である稼働率、作業効率を見直すのかの判断が働く。どちらにしても、このことが「改善」を促し、人も会社もレベルアップが図られ、結果的にCSが高まることになる。どうか、レバレートまで立てて欲しいものだ。


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豪華客船飛鳥Ⅱ!

2009年11月29日 | 日記&写真

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、豪華客船「飛鳥Ⅱ」です。

横浜の紅葉を楽しんだついでに、象の鼻パーク(開港150周年を迎えた2009年6月2日にオープンした横浜の新しいスポット)を経由して大桟橋に停泊中の「豪華客船飛鳥Ⅱ」を観てきた。大桟橋には県庁前からは徒歩で5分程度で行ける。

象の鼻パーク(名前の由来は防波堤の形が象の鼻に似ているからです)前は、小さな雑貨屋と可愛い衣料品店が並んである。どちらもお店の裏に当たる。ここから、よこはまみなとみらい21地区に建つ横浜ランドマークタワーなどがよく見える。


象の鼻パークのモニュメント(夜はライトアップされる)


象の鼻パークから見たみなとみらい21地区


象の鼻パーク前のショップ

飛鳥Ⅱは、実に大きい、といいうより「でかい」といった方が実感が出る。船内には、レストランが4店舗、ラウンジ・バーが6店舗、その他に映画館やフィットネスセンター、スパ、カジノコーナー、診療室などがあり、小さな町といったところだ。

象の鼻パーク前から見た飛鳥Ⅱの船尾


飛鳥Ⅱの船体


まるでビルのような飛鳥Ⅱの船体


船主から見たみなとみらい21地区

今年の年末26日から年始の4日までの10日間で「グアム・サイパンクルーズ」が予定されている。一生に一度は船の旅をと夢見ているが、実現は??である。


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イチョウの紅葉が美しい横浜の晩秋!

2009年11月28日 | 日記&写真

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、横浜のイチョウの紅葉です。

今日は連休最終日。前日と打って変わった晴天である。横浜の紅葉を観に行こうということになり、神奈川県庁から横浜大通りのイチョウの紅葉を観に行ってきた。

前日に新聞などでイチョウが見頃を迎えたといったニュースもあり、結構な人出である。スケッチする人、一眼レフで写真を撮る人などで賑わっている。横浜文化センター前のコインパーキングに駐車し、横浜地方裁判所前から県庁に向かって歩く。

朝の日差しを浴びてイチョウが輝いている。一番の見ごろに当たったようで、真っ黄色に色付きとてもきれいだ。空の青、建物の茶色のコントラストがイチョウの黄色を引き立てる。

県庁舎は昭和3年(1928年)に、関東大震災で焼失した前庁舎より建て替えられたものだ。外壁の茶色のスクラッチタイルとシンボルである中央の高塔が特徴だ。この外壁とイチョウの黄色のコントラストがなんとも言えない、秋を感じさせる。

5年ぶりぐらいになるだろうか、今日は横浜の紅葉を満喫した一日だった。昼食に食べたビックリ蕎麦を明日紹介する。見てビックリ、食べてビックリの蕎麦。お楽しみに。


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義理車検の本当の理由を掴もう!

2009年11月27日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、義理車検についてです。

ある整備工場の車検入庫促進会議に参加していた時のことだが、車検アタックチャートに「他社車検」と記入してある枠が目にとまった。○○さん、このお客さまはどうして他社で車検受けることになったの?と、理由を聞いた。

入庫促進を担当した営業マンは、親戚の人が整備工場に勤めていて、車検だけはそこで受けるということでしたと、理由を明かしてくれた。そうー、どこでもあることだが、逆にわが社にそうした理由で、皆さんや社員の方の親戚の車検を持って来てくれたことがありますか、と会議に参加している全員に聞いてみた。

全員が、そういえば無い、という答えである。会議に同席していた社長も、そういえばそんなことはないなー、という。割合はさほどではないが、毎月「他社車検」の理由の中に「義理車検」という断りがある。皆さんの会社にも同様のことがないだろうか?

この義理車検は、フロント係や営業マンが、入庫促進をさぼったことの隠れ蓑としてのことなのか、はたまた、本当の未入庫の理由が分からないから、便宜上のことなのか、よく吟味する必要がある。

こうした、何となく納得してしまう理由の本質をごまかしていると、車検入庫率の改善は進んでいかない。義理車検という理由で断られたお客さまに尋ねるために、本当の理由を掴むことは難しいが掴む努力は必要だ。

車検料金が高いのか、入庫促進活動が手ぬるいのか、顧客サービスが悪いのか、DMの発送時期が遅いのか、特典などがないからなのか、2年間のアフターフォローが出来ていないのか、活動をしていなかったのか、前回の車検整備品質が悪かったのかなど、本当の理由を掴むことが大事だことである。

本当に義理車検という理由のお客さまもいるが、大半は「クレーム的or苦情的」理由ではないだろうか?だとしたら、理由を明らかにして対策を取らないと大変なことになる。貴社の未入庫の理由を早急に調べてほしい。


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常識を破るメカニックの個人工具

2009年11月26日 | 生産・作業全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、ある整備工場の個人工具についてです。

上の写真をじっくりと見てほしい。これは、ある整備工場の工具置場である。このキャディーの右にもう一つ、メガネやモンキーなどのハンドツールBOXがある。これらの工具は「共用工具」なのだ。普通、ハンドツールと呼ばれる工具は、メカニックごとの「個人工具」である。

しかし、この整備工場は「共用工具」なのだ。5名いるメカニック全員が、個人用のハンドツールを持っていない。作業に使用する工具が必要な場合、この場所に来て、目当ての工具を探し、作業場に戻り整備作業を行う。

始めこの工場に入った時は、この工具が共用工具とは分からなかった。ある特定のメカニックの工具かと思って何気なく見ていたら、次々とメカニックが来ては、工具を探し持っていく。自分が持っている工具にないものを取りに来るものと、見ていがどうも雰囲気が違う。

そこで、あるメカニックに「これは誰の工具なの」と、尋ねたところ全員のだという返事である。エッ、全員の、と思わず声を出してしまった。返事をしたメカニックは、そんなんに珍しいのかと、逆に不思議がられた。

私の今までの常識をガラリと変える出来事である。なんとも不思議な整備工場であり、生産性の低い工場であると、一瞬思ってしまったが、後からじっくりと考えてみると、逆に合理的な工具のあり方ではないかと思えるようになったのである。

この工場は、指定整備工場ギリギリの面積しかない、狭い工場である。そこに5名のメカニックがいて、それぞれキャディーにハンドツールを搭載して、整備作業をしていたら、キャディーが邪魔になることが頻繁に発生すると思う。

であれば共用工具にして、どのストールから10歩も歩けば取りに来れるので、工場を広く使える使えるし、同じ工具を5つも揃える必要がないので購入費なども節約できる。実に合理的な方法と、関心をしたぐらいだ。ただ、現在の状態を見て見ると、合理的な方法ということで、実施したのではなく、何となくそうしたことを匂わせる。

このハンドツールを種類やサイズ単位で壁掛け式にして、両面から取り出しやすく、探しやすい状態にし、軽微な分解・清掃・組み立てができるバイス台も設けたら、見栄えもよく使いやすい「ハンドツールの共用工具化」ができる。

「包丁一本、晒しに巻いて旅に出るのも・・・・」のことが、優秀な料理人(メカニック)の証のように思われてきたが、コストダウンと生産性の両立を図る新しい工具のあり方と思うが、いかがだろうか?

 
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女性でもフロントが務まるか!

2009年11月25日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、ある整備工場の女性フロントお話しです。

ある工場で、フロント改善指導の際に、フロント担当者が頼りないので、メンバーチェンジをしたいという相談を受けた。何人か候補が挙がったが、帯に短し襷に長しで、ピッタリの条件を満たした人材が見当たらない。

そこで、私は、一人の女性に目をつけた。この女性は、パート社員である。この女性は、民宿でフロント的な仕事の経験者だ。明るく、活発、しかも前向きな28才だ。この女性を社長に推薦し、社長の決断でフロントに抜擢した。身分は、パートから正社員として採用した。

当然、本人からは「できない」「無理だ」といった抵抗があったが、我々が全面的にサポートするからという条件で、フロント業務に就かせた。3か月間は今までのフロント担当者や検査員などのサポートを受けての担当で、その間で徐々に要領を掴み、メカニックに指示できるまでになった。

この女性は、愛嬌も抜群でお客さまからの受けもよく、売上も少しづつ上がり、車販へもいい影響が出てきた。現場経験がないことが幸いし、少々きつい部分もあったが、指示した時間に終わらないと、メカニックに問いただし、作業時間を意識させ、生産性も改善していった。

本人の努力は並ではなく、毎日朝7時には出社し、納車・引取の段取りをつけ、朝礼後即座に指示をし、その後は飛び込み作業に臨機応変に対応しコントロール、集金の指示、部品商や用品卸店に仕入交渉を行った。

部品名、作業名、PC操作、標準作業点数表の見方も覚えた。終礼後は納品請求書の整理と翌日の伝票等の準備、売上の集計(毎朝発表のため)、顧客フォローや入庫促進コールなどで、9時前に退社したことがない。

旦那さんや姑さんに嫌味を言われれたことなどもあり、私に涙を見せることもあった。でも、本人は、持ち前のガッツと責任感でフロントを担当し、何時しか「フロント兼工場長」となり、社長の右腕にまでなった。社内で一番の高給取りにもなった。

当然だが、フロントの役割や業務の進め方、標準化などの指導も同時に行いながらのことである。問診が出来るように問診票を作りロープレも行った。電話による車検・点検の入庫促進コールおよびアフターコールの話法の標準化も作った。

フロントという整備工場の中枢的な部署を、素人の女性が担い整備工場を蘇らせた、一例を紹介した。人材がいないと嘆く前に、抜擢しやらせてみる人事の手もある。駄目でもともと。時には、こうした冒険も必要な時がある。

 
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整備業のフロントって何をするところ!

2009年11月24日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場のフロントの役割です。

フロントの役割ってなんだろうか?真剣に考えたことがあるだろうか。フロント、という言葉を聞くとホテルのフロントのように受付場所をイメージする方も多いと思う。フロントには、最前線という意味がある。整備工場の一番前でお客さまと接するところがフロントだ。

そのフロントには、フロント・デスクと、フロント・オフィスの二つがある。フロント・デスクとは、窓口とか受付、レジ係りという意味合いである。フロント・オフィスは、情報提供、顧客渉外、工場コントロール、顧客管理、などの整備部門の中枢的業務を行う部署という意味合いである。

多くの整備工場を診てきた経験で言うと、大半がフロント・デスクの役割しか果たしていない。先日もフロント改善指導で、お伺いした大手の整備工場もフロント・デスクだけであった。受付をして作業指示書を発行し、終わった作業の納品請求書を作成し料金を受領する。工場への作業指示や、その後のコントロールや、納車後のフォローの顧客管理は行っていない。

なぜこうした、受付機能しか果たしていないかというと、フロント=受付窓口、という定義になっているからだ。仮に、その機能だけでOK、というのならば、工場コントロールや顧客管理は誰が、どう行うのかがはっきりしていなければならない。しかし、殆どの整備工場が、こうした業務が曖昧になっていて、いい加減にしか行われていない。

前述の整備工場でも、工場コントロールは、現場任せである。なぜ、現場任せでは不都合があるのかといえば、作業時間をメカニックの都合(基本的にフロントで約束した納車日時)に合わせて、作業するからである。例えば、2時間作業(標準作業時間)の整備車両が今日一台しかないと、メカニックは半日、極端言えば一日かかって作業をする。こうしたことが日常的に行われている。それでいて、メカニックは何時も忙しいとこぼす。

半日分、一日分の工賃請求ができればそれでも許されるが、基本的に2時間分しか請求できない。2時間の作業であれば、2時間以下で行い、後の労働時間で他の業務を行うことでなければならない。フォローコールをさせてもいいし、機械工具のメンテナンスをやらせてもいい。しかし、そうしたことはやらせていない。

だから、フロントで工場をコントロールすることがCS面でも都合がいいし、コストダウンにもつながる。フロントは、フロント・オフィスでなければならないのだ。ティオは、フロントを次のように定義している。

『フロントとは、お客さまの期待に応える品質を創りだすことによって、会社の利益に貢献するところである』

いかがだろうか。まさしくフロント・オフィスなのである。保有台数が減少する厳しい時代、まずはフロントの強化・改善に取り組むことが喫緊の課題ではないだろうか。

 
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東北新幹線からの風景

2009年11月22日 | 日記&写真

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、東北新幹線からの風景です。

新幹線は、私にとってはオフィスと同じだ。座席に着くと指導先の書類、研修会のレジュメなどを広げ、内容の確認などテーブルをディスクとして使っている。

この日は、PC雑誌でWindowsー7の特徴やらインストールの方法の特集記事を、ゆられながら読んでした。大宮駅を過ぎしばらくして何気なく、目を風景にやると、雲がポカポカと浮かんでいて、アートしている。

愛用のコンデジを取り出し、駄目でもともと雲に向かってシャッターを切った。体が揺れる。窓に自分の影が映る。体を窓に預け、必死に踏ん張る。車内が写らないように、左手で影を作り、エイヤーでシャッター切った。


雲がアートしている

写っているのを確認して、再び記事を読む。2時間ほど乗った一ノ関に駅に近づいたころ、太陽が沈み景色は夜に変わっている。上を見ると「満月」。これも写そうと、慎重に構えて撮影した。どうしても車体が揺れるので、会心の一枚とはいかなかったが、自分なりに満足できた満月が撮れた。

満月が綺麗

 
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夕焼けらしい夕焼け!

2009年11月21日 | 日記&写真

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、久しぶりに感動した横浜の夕焼けです。

先週、雨が多くまた風が強い日が続いた。14日の土曜日も朝から強い雨と風が吹き、庭の木が倒れるかと心配したほどだ。

その雨も、午後には晴れ、秋空が戻った。夕方になると、なにやら空が紅色に染まりだし、見る見るうちに夕焼けが広がった。


横浜の空が夕焼けに染まる

急いで二階のベランダに駆けあがり、夕焼けを撮影した。時とともに赤色が増し、最高潮のときは、空が真っ赤に色付いた。


真っ赤に色付いた夕焼け

その色も、徐々に紫色に変わり、いつもの秋空に戻った。
雨と風で、汚れた空気が綺麗に浄化されたためか、ここ数年見たことがない、夕焼けらしい夕焼けだった。感動ものであった。

夕闇に包まれた夕焼け

 
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鈑金需要の構造的変化とこれからの経営の方向性!

2009年11月20日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、鈑金需要の構造的変化と経営の方向性です。

交通事故発生件数のピークは平成16年の952千件です。その後の推移は以下のとおり。

平成17年  933千件(前年比98.0%
       18
年  886千件(同  94.9%
       19
年  832千件(同  93.9%
       20
年  766千件(同  92.1%

平成20年の766千件は、平成16年度と比べると約20%のダウン。社会的に見れば事故件数が減っていることは、喜ばしいことだが、BP店においては仕事量である「需要の減少」だ。

これから先、事故件数は増えるかと言えば疑問だ。むしろ減る可能性が高いと言わざるをえない。その根拠は、「保有台数が減る」「ITSの発達」「走行安全支援装置の普及(ITSの一部)」により、構造的に減ることになる。

昨日発売された2台目ニッサンフーガでは、LDP(車線逸脱防止支援システム)、LDW(車線逸脱警報)、FCW(前方車輌接近警報)、インテリジェントブレーキアシスト、カーナビからのカーブ情報を検証し、必要に応じてアクセルペダルを押し戻すことでドライバーの減速操作をサポートする「インテリジェントペダル」や、車両の挙動を安定させるVDCシステムを利用して安定感のあるコーナリングを実現する「コーナリングスタビリティーアシスト」など、数々の走行安全支援装置やITS装置が標準またはオプション設定されている。

ITSは、情報通信技術により、人と道路と車両とをネットワーク化して交通事故や渋滞などの道路交通問題の解決を、目的に構築する新しい交通システムだ。政府は「IT新改革戦略」に基づいて、2008年度までに官民連携した当システムの大規模な実証実験を行い、効果的なサービス・システムのあり方について検証を行うとともに、事故削減への寄与度について定量的な評価を行っている。

そして、需要の大本である「保有台数」が減少している。現在は、貨物車だけが減少しているが、2010年を境に乗用車も減少に転じると自販連は予測している。人口の減少や若者の免許保有率の減少などからしても、保有台数が減少する確率は高いと思う。

事故率が同じとしても、保有台数が減れば事故件数は減る。以上の減少要因に加えて、新車ディーラーのさらなるBP内製化の拡張と、内整化率のアップ、整備工場によるBPの内製化などにより、元請けからの仕事の減少も気になるところだ。

内憂外患、難問山積の中でこれからのBP店は、「多角経営」が一つの方向性ではないだろうか。その一つが「認証資格」の有効活用だ。コンプライアンスや元請けからの要請などにより「認証資格」を取得した工場は、認証資格を「飾り」としてではなく、需要開拓の「武器」として有効化すべきだ。

現に、あるBP店では、二つあった工場のうちBP作業を一つの工場に集約し、空いたもう一つの工場を認証取得をして整備工場に衣替えした。その結果、月間約20台の車検を中心に2名で工賃生産性1,000千円を上げている。BP工場当時の生産性よりは、低いものの、社長は向上させていく自信を見せている。

経営の多角化には人材確保・育成や機械設備の問題と、直需客の開拓など容易いことではないが、3年から5年の計画を持って進めることだ。多角化といっても全ての機能を自社で保有することではなく、自社が窓口となって近場の整備工場や中古車販売店、新車ディーラーを使って仕事をこなしていくことで十分だ。

いずれにしても、BP需要減少が確実になることが予想されている以上、早めの対策が必要だ。その対策の一つとして経営の多角化がある。BP専門工場でも構わない。言えることは、従来の経営手法が続かないことだ。そのことを踏まえた、経営のかじ取りが必要なのだ。


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整備売上の3要素と着眼点!

2009年11月18日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備売上の3要素と着眼点です。

一般的に売上は、数量と単価で決まる。この二つの要素に、もう一つ要素がある。それは、品数である。この品数を整備売上に当てはめると、入庫回数(入庫頻度)に当たる。したがって、整備売上は、1回あたりの作業量×入庫回数×整備単価の3要素で決まる。

この3つの要素がアップすることが理想だが、難しいことである。例えば、整備単価は、平成7年以降一貫して右肩下がりの傾向である。まったく、歯止めがかからない状況だ。平成7年当時と同20年の整備単価は、2万円ほども下がっている。

保有台数が減少する現在、価格競争はますます厳しくなると思われる。となれば、整備売上を、高めるためには、整備単価に期待することはできないことになる。となれば、残された二つの要素に期待することになる。

二つの要素を一つ一つ見てみると、1回あたりの作業量は、低年式車が増えいるので、作業量が多いように見えるが、思ったほどのことはない。むしろ最近は、整備をするか、しないかはお客さまが意思決定する方向のため、作業量を増やすことは期待できにくい状況である。

となれば、残された要素は「入庫回数」だ。これも回数を増やすのは簡単ではないが、挑戦する価値はある。なぜかと言えば、今までほとんどの整備工場で、入庫促進活動を行っていないからだ。実行している入庫促進は、車検と定期点検程度である。

これ以外のオイル交換などの一般整備関係の入庫促進や、コーティングの美装整備の入庫促進などの品揃えの充実を図り、それを持って入庫促進を活発させ、入庫回数を増やすことである。また、定期点検なども単に期日案内DMだけで活動を終わらせるのではなく、電話コールなどの手厚い促進活動で入庫を促すことだ。

やみくもに入庫促進を行うのは、効率が悪い。そこで、お客さまの未取引商品が何かを把握し、その未取引客にタイミングよく活動をするとよい。そのためにも、年末にお客さまの棚卸をして、取引・未取引商品を把握しておくこが必要である。


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整備業の賃金水準では労働力確保は難しい!

2009年11月17日 | 人事・労務全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場の賃金水準からみた労働力対策です。

整備業の場合、社員の月例給与の支給額を考えるとき、何が基になるかといえば、一般的には「標準生計費」を使う。
標準生計費とは、人事院が公務員の給与を決める際に示す、賃金水準だ。
この標準生計費は、総務庁の「家計調査」に基づき、1か月の標準的な生計費について下記のとおり5つの費目別に算定したものだ。
 ・食料費 ――――― 食料
 ・住居関係費 ―――住居、光熱・水道、家具・家事用品
 ・被服、履物費 ――被服及び履物
 ・雑費1――――― 保健医療、交通・通信、教育、教養娯楽
 ・雑費2―――――その他の消費支出(諸雑費、こづかい、交際費、仕送り金)

因みに、平成21年4月の東京都の4人世帯の場合の標準生計費は、下記のとおりである。
 ・食料費――――69,210
 ・住居関係費――57,090
 ・被服、履物費―12,880
 ・雑費1――――113,480
 ・雑費2――――28,630
 ・合計――――281,290円(支給額、ここから税金等控除される)

少し余裕を持って生活するには「愉快生計費」という指標があり、4人世帯の場合は、合計額に「1.48」を乗じた額となる。
逆に、ギリギリの生活は「生存生計費」という指標があり、4人世帯では合計額に「0.52」を乗じた額だ。

愉快生計費と生存生計費の中間より下のクラスに「最低生計費」という指標がある。
この指数は「0.8」を乗じた額になる。どの指標をベースにするかは、経営者の考え方によるが、
普通は「愉快生計費」に近い指標で十分に報いたいと思う。が、現実は原資との関係だから、思うに任せない部分もあることと思う。

上記の標準生計費を、整備要員の業態別賃金(H20年6月実績)と比べると、次のようになる。
■東京都標準生計費=281,290円×15か月=4,219,350円(賞与を3か月分とした場合の支給総額)
  □整備専業店: 3,472,000円(47.1才)
  □整備兼業点: 3,763,000円(42.6才)
  □ディーラー : 4,135,000円(32.1才)

H
21年とH20年との比較であり、また4人世帯であるかどうか不明ではあるが、残念ながら、
どの業態も東京都の標準生計費に満たない額となった。

賃金は、不満要因で、動機付け要因にはならないとされている。
だからと言って、何時までも世間よりも低水準では、不満どころではなく「退職」にまで発展しかねない。
こうしたところからも労働力確保の対策を講じる必要があるのではないだろうか。


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整備工場の人材不足!

2009年11月16日 | 人事・労務全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場の人材不足についてです。

専門学校の入学者数の定員割れは、メーカー系列の専門学校にも及んでいると聞く。日経新聞に「自動車整備士の資格申請者減少」という見出しで小さな囲み記事が出ていた。それによると、ここ3年間は毎年申請者が減少しているという。08年では前年比4.8%減の約4万5千人、ここ5年間で申請者が1万人も減っているそうだ。

売上不足や入庫不足に悩む工場が多いいが、これから先は労働力不足が加わり三重苦になりそうだ。ある、経営者から聞いた話だが、知り合いのメカニックが転職した先の指定工場では、指定要件の要員数よりも1名不足していたという。

整備要員のもとになる国内の生産年齢(15歳以上64歳未満)の人口は、2005年84,422千人が10年に81,285千人、15年には76,807千人となり確実に減ると推計されている。生産年齢が減り、加えて整備要員の卵である専門学校の定員不足が続けば、整備工場は人手不足という「労務倒産」の危険性が増してくる。

不況で人手はいくらでもいる、と思っているのは大きな間違いのもとである。整備作業は、事務を執るのと訳が違う。自動車工学の知識や、機械工具の使い方、あるいはテスターを使ったトラブルシューティングなど、それなりに高度な技能が要求される職業だ。

したがって、単なる人手では用が足りない。必要なのは、整備士なのだ。多少なりとも人的に余裕がある今の内に、人材を確保し、将来に向けた投資が必要ではないだろうか。



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満喫した箱根紅葉!つづき

2009年11月15日 | 日記&写真

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、昨日に続いて箱根の紅葉満喫ハイキングです。

箱根ビジターセンター前に立つ紅葉が赤く色付き、ひと際目立つ。ところどころに緑の葉を残し、赤に染まった葉とのグラデーションがなんとも言えない。ここで記念撮影をする。相変わらず曇り空で、肌寒い。


箱根ビジターセンター前

ここからが、本格的な登りになる。石畳の遊歩道を一歩一歩踏みしめ、頂上を目指す。遊歩道には、赤、黄、茶に色付けされた葉で埋まりまるでパレットの上を歩いているようである。両側には、常緑樹の合間から赤や黄色に色付いた木が顔をのぞかせる。


自然観察路の紅葉純淡

船見岩に11時45分ごろに到着。順調である。ここで昼食をとるが、霧雨と風でじっとしていると手が震えるほどの寒さだ。予定の休憩時間を短縮することになり、おにぎり、スイーツを急ぎ食べ身支度を整える。リックが軽くなった。

観察路の紅葉の木々

梵字仏像までの遊歩道は、また一段と紅葉した木々が多く、ハイカーの目を楽しませてくれる。天候のためかすれ違ったハイカーは数えるぐらいであった。その分、紅葉を一人占めした気分である。


40人のハイカー

梵字仏像は、温泉湯で白く濁った川沿いにある。白濁した川と紅葉のコントラストが見事だ。日本広しといえども、白濁した川と紅葉が重なった風景は、ここ箱根だけではないだろうか。そちこちから「綺麗!」「見事だ!」の声が聞こえてくる。紅葉のベストシーズンよりは、1週間ほど遅いようだが、私には十分すぎるほどの紅葉風景である。


梵字仏像裏の小川

木の階段を上っていると、時々硫黄の匂いがする。自然観察路が箱根火山の噴煙地であることを気づかせてくれる。登り勾配が緩やかになってきた。いよいよ目的地大涌谷が近い。

大涌谷観光センターに到着。玉子茶屋で黒玉子を、と思っていがた雨も降っているので極楽茶屋で調達した。小腹がすいたので、温泉まんじゅうを、ハーフーしながら食べる。普通のまんじゅうだと思うが、体が要求するせいか美味く感じる。

30分ほど休憩し、バスで箱根高原ホテルに行き温泉に浸かる。何とも心地よい。ここは、源泉が二つあり、内湯は、やや茶色の湯で、炭酸を多く含んだ鉄イオン泉で痛み効果があるという。野天風呂は無色透明で泉質は弱アルカリ単純泉、お肌スベスベ効果があるそうだ。両方楽しませていただいた。

高原ホテル裏庭

湯あがりは、いつものミニ宴会が始まった。缶ビール片手に、今日の紅葉の感想やら、前回の想い出話し、果ては孫のことなど話題は尽きない。団塊の世代が多く参加している関係もあり、話題には事欠かない。40分ほど歓談し、バスに乗り込む。途中土産物屋とサービスセンターに寄り町内に着いたのが、5時50分ごろで予定より早い帰宅となった。


紅葉したススキ一面の千石原

60年近く神奈川県に住んでいるが、いつもはクルマで名所巡りをするので、自然を満喫できる遊歩道があることすら知らなかった。今回は、紅葉を満喫しただけではなく、箱根に遊歩道があることを知り、満足いくハイキングであった。次回は、天気がいいことを願う。


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満喫した箱根紅葉!

2009年11月14日 | 日記&写真

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、久しぶりの箱根の紅葉満喫ハイキングです。

雨の間隙をついて、箱根の紅葉を観に行った。朝の天気は、どんよりした曇り空で、今にも雨粒が落ちてきそうだ。予定通り7時に町内からバスが出発。一路箱根園に向かう。こんな天気でも鎌倉のサーファーはめげずに、波乗りを楽しんでいる。

江の島サーファー

9時少々前、箱根園に到着。風が強く、冷たい風が体に浸み込んでくる。思わずジャンパーを取り出し羽織る。トイレを済ませ、柔軟体操をして箱根ビジターセンターに向かって、歩き出す。芦ノ湖畔の遊歩道を総勢40名ほどの行列が行く。森に入ると風を感じない。その分暑くなり、ジャンパーを脱いで、てくてく歩く。九頭龍神社前で小休止。今回は神社には行かずに、ビジターセンターを目指す。


九頭龍神社前

40分ほどで湖尻茶屋前到着。湖畔の木々が紅葉を楽しませてくれる。10分ほど休憩し、見えている箱根ロープウエイ桃源台駅まで歩を進める。ここまでは、足慣らし、体慣らしである。桃源台駅から、本日のメインエベントの自然探勝歩道に入る。


湖尻茶屋前


湖尻茶屋前

石畳を踏みしめ、昼食場所になる船見岩を目指す。途中、ロープウエイの下を潜り抜け、周囲の紅葉に歓声を上げながら歩く。そこの紅葉、あそこの遊歩道、カメラに収めたい景色ばかりで、列に遅れる。


明日に続く・・・・。


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