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指定整備コンプライアンスー2.小さなミスを軽視しない

2013年03月19日 | CSR全般


おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、指定整備コンプライアンスー2.小さなミスを軽視しない、です。

ある指定整備工場に、お伺いしたときに検査員に「監査がっあたと聞いたが、何もなかった?」と
聞いたところ、「エヘヘ、ありました」という返事だ。

内容を聞いたろこと「チェックの印付け漏れ」があったという。
「マイナス点数になったね」と私が言うと、その検査員は「どこでもやっていることですよ」と、
苦笑いしながら返事をした。

自分が起こした法令違反に対して、反省の言葉も姿勢も全くない。
私は「この検査員は、また同じミスをやるな」と、思った。 

法令違反を反省していないということは、対策を取らないということとイコールである。
あるいは、今後注意しながら行なおうという、意識が働かないということとイコールだからだ。

なぜこうしたことになるかと言えば、ミスが小さい(軽い)という認識だからだ。
このままでいけば、何時かは大きなミスを起こしかねない。
つまり、小さなミスは、大きなミスの予兆なのだ。

違反点数から言えば、小さいかもしれないが、それの積み重ねで、大きな罰則を受けることになる。
だから、ミスの程度で事の重大さを判断すのではなく、「起こしたこと」そのものの重大さを認識する必要がある。

また、経営者自身も「小さなミス」は、だれでも起こすことだからと、大目に見てしまい対策などの
指示を出さないことが多いい。

こうした言ってみれば、会社としての「体質」が、ミスを生む原因となっているのだ。
経営者はこのことに気付く必要がある。

ミスが発生したら、その程度で対応の行動を起こすのではなく、
ミスの程度に関係なく、迅速な対応を起こす「癖」が必要である。
 

少なくても、「チェック漏れがナゼ起きたのか」を3回繰り返して、真の原因を突き止め、
具体的な対策を取り、それに基づいて実行して、対策の有効性を確認するぐらいの
慎重さが必要である。

また、一個人の問題としないで、全員で起きた事を「共有」し、
同じミスを起こしてはならないと言う、意識を強く持たせることだ。

法令違反は、起きたら取り返しがつかないことである。
作業であれば、やり直しがきくが、法令違反だけはやり直しがきかない。

だから、ミスを根絶する徹底的な対策が必要なのだ。 


By 株式会社ティオ


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