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指定整備コンプライアンスー4.社内監査を行う

2013年03月22日 | CSR全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、指定整備コンプライアンスー4.社内監査を行う、です。

昨日のブログにも書いたが、指定整備コンプライアンスで怖いのが「慣れ」によるミスだ。
だろう、これ位は、などといった慢心がミスを招く。

そうした慣れに「喝」を入れるのが「社内監査」だ。
半年に一度、検査員同士が集まって、日ごろの指定整備の業務を一から確認しあう。これが社内監査だ。

社内監査と言っても、適当に行っていたら監査にならない。
そこで、社内監査基準を作り、それに沿って行うことだ。

弊社でも作って指導の際に提供しているが、かなり細かい内容まで項目化し、それに基づいて
チェックをし、コンプライアンス上の問題が無いかを確認することだ。

必要に応じて振興会の職員に立ち合っていただくことも、検討すること。
社内の人間同士だと、チェックが甘くなってしまうこともある。

これを防ぐためにもできるだけ第三者が入った、監査を行うといい。
仲間の他の整備工場の検査員でもいいので、誘い合った行うこと。

他の整備工場の協力が得られれば、社内監査というよりは、相互監査として位置づけ、
技能レベルアップも視野に入れて定期的に開催するといい。

社内監査は、問題点の洗い出しである。
従って、監査で問題が出たら、即刻修正のための対策を講じること。

監査は監査、修正は修正、などと悠長に構えていたら、本チャンで手痛い思いをする羽目になる。
そうならないためにも、その場で解決策を作り、それに基づいて実施し問題点の解決が出来ているか確認することだ。

なお、社内監査を半期に一度、定期的に開催するとしたが、法律の改正などがあった場合は、
臨時的に開催するようにすることだ。

この場合は、必ずメカニックやフロントマンなどを集めて、行うことをお奨めする。
情報は共有してこそ価値が倍加する。本人だけの懐にしまていては、価値は半減だ。

今ほどコンプライアンスが強く叫ばれている時代はない。
違反をすれば、社会に公表され一瞬にして信用を失い、シャッターを閉めなくてはならないこともある。
そうならないためには、コンプライアンス意識を強く持って、社内体制つくりなどを強化してもらいたい。


By 株式会社ティオ


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