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見なおそうHP-3:機械工具屋さんのようなHP

2010年06月02日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、見なおそうHP-3の「機械工具屋さんのようなHP」です

昨日のTIO21ブログで、整備工場や中古車販売店がHPを見なおす視点は、1.対象者、2.ユーザビリティ、3.コンテンツの3つだと書いた。今日は、二つ目のユーザービリティだ。

車検電話応対のミステリーショッパーを行ったA整備工場のHPは、機械設備が充実していることをアピールしている。他の整備工場でもありがちなページ作りだ。

こんなリフトがあります、四輪アライメントテスターがあります、塗装ブースがあります、って感じである。また、キッズコーナーや作業風景を見ることが出来るカウンターがありますと、宣伝している。他社との差別化に必要なことでもあるが、表現方法を工夫することだ。

どう工夫するかといえば、お客さまが知りたいこと、欲しがっていることを伝えることである。これがユーザービリティだ。訪問者が迷わず目的のコンテンツに辿りつけるということだ。そうした視点でコンテンツの並び方や表現を工夫すること。

A整備工場は、機械設備をアピールするのに、タイトルに機械工具の名称をそのまま使っているのだ。これでは、まるで機械工具屋さんのHPである。気持ちは分かるが、お客さまの知りたいのは機械工具の名称ではない。

その機械工具を使う「効果」や「利益」をお客さまは知りたいのだ。例えば「早く」「確実」に整備し、マイカーの稼働率向上に貢献するために、○○を地域で一番最初に導入しました、となる。

また、機械工具を使いこなすために、これだけの研修を行っていますなどといった、情報提供をすることで、より信頼性や安心感を訴求できる。それをただ単に機械工具の名称をタイトルにして、どうだ、凄いだろー、と言われてもお客さまはチンプンカンプンで、見たくないページになってしまう。

常にお客さまのことを考えているということを、機械工具を通じて訴求することだ。だから、機械工具の名称は、説明文章の中でさりげなく表示する程度でいいのだ。それを、大きな文字にして目立つように、「タイトル」にしているのは、ユーザビリティになっていない。

曰く、伝えたい情報より知りたい情報が大事


株式会社ティオ
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