おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、H24年度整備白書の詳細ー2.ディーラーの点検カバー率が初の90%台に!、です。
ディーラーの点検カバー率(点検台数÷車検台数)が、遂に90%を超え、91.0%となった。
これえでほぼ車検台数と同じ台数を点検整備で入庫したことになる。
それだけ、囲い込み度が増したと見ることができる。
HVやEVの保有台数が増えてくれば、さらにこの比率は膨らみ、車検台数と同じ台数の
入庫も目の前に迫ったと言えるだろう。
専業工場は、13.9%。兼業工場は17.5%である。
ディーラーとの差は誠に大きい。
ディーラーは車販というプラス要素があるが、それにしても差がありすぎる。
私は、この差は「意識の差」と思っている。
定期点検が、顧客管理においていかに重要な商品であるかという「意識」の差が、
これだけの比率になっている。
点検の案内を貰ったので実施した割合は23%、案内と電話を貰ったので実施した割合は、
20%というアンケート調査がある。
電話コールによる入庫促進を実施することで、案内だけの時と同じ割合で入庫があるのだ。
この一手間が出来るかできないかで、大きく台数に差が出る。
ディーラーでは、サービスフロントだけではなく、車両営業マンが主体になって点検の
入庫促進を活発に行っている。
専業や兼業では、ギリギリの人数で運営している分、電話コールに割ける時間が限られるが、
そんなことを言っていられるような状況ではない。
酷なことを言うようだが、昼食の時間を惜しんででも
実施するぐらいの覚悟が必要だ。
台数を確保することは、二の次にして「コミュニケーション」のために
行うことだ。つまり顧客管理の一環として行うこと。
だから、忙しいとか人手が無いなどと言ってられないのだ。
洗車などをアルバイトに変えてでも、電話コールを実施するようにしたい。
By 株式会社ティオ
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