おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検を短時間で行う工夫ー2.工具を最小限にする、です。
メカニックは工具を沢山持ちたがる。
このこと自体は、悪いことではない。
必要に迫らてて、一つ足し、二つ足しした結果が、沢山の工具を持つことなったのは、
作業を少しでも早く、楽に行おうとした工夫の結果だからだ。
ただし、中にはめったに使わないものもある。
むしろその手の工具の方が多いはずだ。
であれば、工具を毎日使うモノ、時々に使うモノ、たまに使うモノ、めったに使わないモノ、に
分類し、工具を収納するようにして、「探す」「見つける」「戻す」ムダを減らすことだ。
整備作業のムダには、上記以外に「歩くムダ」がある。
こうしたムダを減らすことが、短時間車検実現の近道なのだ。
この工場で、車検整備に必要な工具の種類が、どれだけなのかの実験をした。
メカニックに車検整備の「2年点検」に必要な工具をピックアップしてもらって、作業をしてもらった。
結果は、ピックアップした工具のうち、約半分が使われない工具であった。
そこで、同じことを行い使った工具を段ボールに入れていった。
結果は上の写真のように、
・インパクトレンチ
・ドライバー3種類
・メガネレンチ
・プライヤーレンチ
・ハンマー
・点検ハンマー
・ボックスコマ2種類
・デップスゲージ
・直尺
全部で12種類の工具・計測ツールであった。
この他にバッテリーテスターを使って、バッテリーの良否判定を行った。
この作業に使ったクルマは「ススキワゴンR」である。
因みに、エアーゲージは、空気圧調整工具で、整備時に使う工具としたので
上記の工具には入れなかった。
たったこれだけで2年点検ができるのだ。
メカニックに感想を聞いたら、もっと使ってると思ったので、少ないのに
驚いたと言うことであった。
メカニックのキャディーに搭載されている工具・計測具は、全て必要なモノだと思う。
だが、その全てが毎日使うほどの頻度があるものではない。
したがって、私は作業別の工具をセットにして、会社支給工具とすべきと考えている。
車検工具、オイル交換工具、洗車用具などと作業の目的別工具をセットにするのだ。
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