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引取納車を際立たせるー2.引取納車を効率化する

2011年11月08日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、引取納車を際立たせるー2.引取納車を効率化する、です。

お客さまから引取の依頼を受けると、大概の整備工場は、サービスカーに
2名乗車(一人が運転手、もう一人が回送役)し、お客さまと所に行って、
クルマを回送してくる。

複数のお客さから依頼された場合は、依頼された件数分の回送者と
運転手で引取に出かけていく。

3件の依頼であれば、4人で3台の回送をしてくるのだ。
これだと、引取に出かけた人数分の台数が回送できないので、効率が今一つである。

では、携わった人数分のクルマを引取、または納車するには、どうしたらいいのか?
2人で引取にいったら2台引き取ってくる。3人だったら3台である。

話しは簡単である。引取依頼が2台の場合は、次のようになる。
サービスカーに2名乗車し、最初のお客さまのところに行き、そこでサービスカーを
置いて、お客さまのクルマに2名乗車する。

そして、次のお客さまのところに行き、2名のうちのどちらかが2台目の回送役に
なって、回送してくれば、2名で2台の回送ができる。

または、サービスカーの代わりに「タクシー」を使う手もある。
タクシーを使うと運賃を支払うことになる、何となく損した気分になるが、
メカニックの時給を考えたら、運賃の方がはるかに安い。

回送コストのことを考えれば、タクシー代の方が安くなるはずである。
一度計算していただきたい。

1台の引取の場合も同じ理屈である。
1台の場合は、さらに工夫して、5km以内は自転車、5km以上10kmはバイク、
10km以上はクルマと言うように、引取先までの距離のよって、使うクルマを決めて
おくのだ。

自転車やバイクは、雨の日には向かないので、タクシーまたはサービスカーを
使う。サービスカーは、お客さまの駐車場にクルマを置かせてもらって、
一人で1台の回送をする。

引取納車ではないが、代車を貸し出す場合、多くの整備工場が、代車でお客さまの
ところまで出かけて行き、代車と交換する形でお客さまのクルマを回送してくる。

これも、ムダなことだ。
代車を貸し出す場合は、お客さまに工場まで来ていただいて、そこで代車をお渡し
することだ。お客さまのクルマが自走できなければできないことではあるが、
代車を届けることは止めること。

稼働率を高めて、作業をコストを下げなかれば、価格競争には勝てない。
だからこそ、引取納車を効率化して、稼働率を高めることだ。


株式会社ティオ
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