おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検を短時間で行う工夫ー3.キャディーを連れまわす、です。
必要最小限の工具を、今までのキャディーに搭載するのは、
キェディーが大きすぎてマッチしない。
そこで、今回はバッテリーテスターのキャディーを使うことにした。
大きさも丁度いいし、キャスターも着いているので移動も楽に行える。
で、写真のように工具を置いて使うことにした。
使うというのは、「連れまわす」という意味である。
ここのメカニックは、キャディーを一か所に置いたまま、作業を進めてきた。
このことは、作業が変わる都度、工具の取り置き歩行をすことになる。これがムダなのだ。
そうした作業のやり方ではなく、キャディーを常に体の近くに置いて作業をする
やり方に変えたのだ。
手を伸ばせば必要な工具等を手にすることができる、戻すことが
出来るようにすることで、取り置きのための歩行を減らすことが可能だ。
連れまわすためには、なるべく小さなキャディーが望ましい。
小さいと作業の邪魔にならないし、リフトとリフトの狭い通路でも移動ができる。
今回は、バッテリーテスター用のキャディーを使うことができたが、何でもいい。
ある別な工場で指導したときは、バッテリーをストックのためのスタンドを
流用したことがあった。
繰り返すが、移動に便利、小さい、2~3段の棚がある。
こうした要件を満たすスタンドあるいはキャディーであれば、何でも構わない。
写真のキャディーを使って作業をしてもらったが、最初は慣れないので、
移動などがぎこちなかったが、楽に作業が出来ると、好評であった。
連れまわす時のキャディーの位置を確認しておくが、右利きの者であれば、
体の右側にキャディーが来るようにすると、工具を取る・戻す動作が合理的に行える。
これは、覚えておいてほしい。
さて、このキャディーに工具以外に「ゴミ箱」を用意させることにした。
部品の殻箱・ビニールの袋などのゴミを入れておくために用意させた。
これも歩行距離を少なくする工夫になる。
時間短縮は、5分や10分を一気に縮めることはできない。
1秒とか5秒を縮めて、これを積み上げることでトータル作業時間を短縮するのだ。
だから、そんなことなどと馬鹿にしないで、1秒でも縮めることができるのであれば、
それは実施する価値があることなのだ。
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