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引取納車を際立たせるー5.納車時に行うこと

2011年11月11日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、引取納車を際立たせるー5.納車時におこなうこと、です。

納車時に行うことは、大きく分けて二つある。
一つは「代金受領」。もう一つは「納車説明」だ。

この二つに共通するモノが「納品請求書」になる。
納品請求書がないと「置き車」と化し、単にクルマを置いてくるだけで
終ってしまう。

で、後からフロントが電話で、整備した内容を説明したり、整備金額を
伝え、納品請求書を郵送することになる。

一度で済むことを、二回三回の工程を作って、行うことになる。
これほど非効率的なことはない。

そうならないためにも、納車時は必ず「納品請求書」を作って、それを
持参することだ。当然、領収書を持参し、代金をその場で受領すること。

これが、キャッシュオンデリバリ、つまり現金取引というものである。
長年のお客さまだから、そこまでしなくてもいいのでは、といった声もあるが、
現金取引と取引の長さは別のことである。

私は指導の時に、「納品請求書」が出来ていないものを納車しては
ならない、と強く指導している。

納車とは、依頼した整備内容に「納得していただき」そのことを、「現車」で
確認していただき、その対価として請求書を提示し代金を受領するのだ。

この行為無くして「納車」にはならない。
置き車をするから、どこを整備てくれたか分からない、とか、これで〇〇円?
少し高いのではないかなどと、疑問や不信を持たれてしまうのだ。

いずれにしても引取、納車を単なる「回送業務」として行うのではなく、
フロントが出かけていくとの同じ仕事として行うことだ。

結果的に、他社との差別化が図れることになるし、付加価値アップにも
貢献ることができる。

整備単価が下落の一途をたどっている今日、引取納車を単価アップの
切り札として、活かしてみてはいかがだろうか。



株式会社ティオ
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