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朝礼で会社を活性化するー5.朝礼のタブー

2011年11月18日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、朝礼で会社を活性化するー5.朝礼のタブー、です。

朝礼を通じた全体の目的は「盛り上げ」にある。
朝から気持ちよく、しかも前向きに仕事ができるよなムードを作ること。
これが、朝礼の目的である。したがって、盛り下げるようなことはすべてタブーになる。

特に、朝から実績の未達について「気が入っていない」とか「やる気があるのか」
などの精神論で叱責するのは、仕事をやろうとする気持ちを奪ってしまう。
言いたくなる気持ちは理解できるが、朝から言うべきでない。

説教もたまには必要だが、朝礼は基本的に説教や罵倒する場ではない。
やる気を盛り上げる場である。

したがって、未達の場合は、今後どうすべきかを具体的に指示することだ。
「今日から、明日からこうしたことをやっていこうー」などと、全員の力
を結集するようにすべきである。


やたらと長い話しもタブーだ。
話しとスカートの丈は短いほどいい、などと言われるように話しは出来るだけ
簡潔にすべきである。

目安は1分前後だ。
1分で伝えられるように、予め話す内容を「5W2H」でまとめておくといい。
その場で思い付きで話すと、どうしても話しが長くなってしまうし、要領を得ない
内容になってしまう。

これは、上司の威厳を下げることにつながる。
上司として絶対にあってはならないことである。

声の小さいのもタブーだ。
せっかくためになる話しや訓話をしても、それが聞こえなければ
話したことにならない。また、有難味も薄れてしまう。

話しをする場合、その場の広さや環境にもよるが、なるべく大きな声で、
元気よく話しをすべきである。そうすることによって、期待以上の効果を
発揮することもできる。

トップダウンばかりもタブーである。
常に命令調で指示するだけの朝礼もけっしてやる気を盛り上げることには
ならない。

自主性を重んじ、注意点だけを指摘して、当人や部署で考えさせられるような
朝礼にすべきである。

トップが参加しない朝礼もタブーである。
朝礼は、経営者の思いで開催されているケースがほとんどである。
であれば経営者が参加することは当たり前のことである。

ところが、会社が大きくなってくると、それに歩調を合わせるように経営者が
朝礼に参加しなくなる。これでは、会社の雰囲気や目的としたことが掴めなく
なるばかりか、朝礼自体が形骸化する危険もある。

トップと社員のコミュニケーションを図り、深めることで朝礼が開催される。
その主役であるTOPが不在では、朝礼がしまらない。やむを得ない場合は
仕方がないが、無理をしてでもTOPは朝礼に参加すべきである。


そして、朝礼をスタートにして会社全体を元気にすることだ。
つまり、朝礼は会社を活性化する原動力なのだ。


株式会社ティオ
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