めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

夏季の五瓜で快適に

2011-08-09 | 薬膳&食療(野菜)
もう暦の上では秋ですが、夏の課題図書(目標!)の一つである“細説養生秘訣”という中国語の本から色々と役に立ちそうなことを紹介していこうと思います。



今日は「夏季五瓜可治病」


「夏季の五種の瓜類は病を治すことができる」つまり、夏季に五種類の瓜類を食べていると不調知らずで過ごせるとの事。五種類の瓜類とは、

1、黄瓜(きゅうり)
 瓜類の中で一番水分を多く含む(96~98%)。清熱、利尿、解毒効果がある。
 体内で糖類が脂肪に転化するのを抑制する物質が含まれる。

2、糸瓜(へちま)
 ヘチマは簡単に植えれて簡単に実がなる、涼血解毒の良薬である。咽喉の痛みや腫れにはヘチマの実をつぶした汁でうがいをすればよい。
 ヘチマの大きくなった物の繊維は生薬となり、清熱利尿、経絡を通す作用がある。

3、南瓜(かぼちゃ)
 生食は駆虫作用があり、熱を通して食べると気を補う。種は寄生虫に対して駆虫作用がある他、母乳の分泌を良くする。

4、冬瓜
 冬瓜で一番有効的なのが清熱利尿効果である。腎臓や心臓の病による浮腫には特に効果がある。

5、西瓜
 西瓜は清熱、解暑、利尿効果がある。赤い部分は解暑効果に優れ、皮は利尿効果に優れる。





との事です。

どれも私の好きな食べ物ばかり!

中国に留学中は、夏はこれらに加え、茄子、トマト、ジャガイモ、枝豆、時々ズッキーニや葉物。 

といった物をひたすら食べる毎日でした。

冬は最低気温が-20度以下になる事も多い所なので夏は涼しいのかと思えば、しっかりと30度以上にもなって…

夏が大の苦手な私がその強烈な日差しと気温のなかでエアコン無しで過ごせたのはこれらの食材のおかげかもしれません。

要は旬の野菜や果物を中心に食べていると健康に快適に過ごせるということですね。

自然ってすごい!

コメント (4)
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秋の養生で大事な事

2011-08-09 | 健康・養生
なんだか夏らしくないエアコンいらずの日々が続いたかと思うと、また再びあの暑さがもどってきました。

でも、立秋を迎えましたね。

立秋。

秋ですが…    暑いですよね。


一日でも早く秋を感じれる様に願っています。

そんなわけで秋の養生を。

養生の秘訣と言う感じの本(中国語)の内容を意訳でつらつらと

自分用のメモとして余計な情報(人名、本名等)も書きますが、さらっと流してください。



1、内燥を清す。
 夏期に生じた体内の熱が秋まで長くとどまり、次第に体内が乾燥状態になってきます。口が乾き苦く感じる。便が乾燥、血圧が安定しない等の症状は体内が乾燥状態である可能性があるので、野菜を沢山食べ、火を消す(熱を冷ます)作用のある果物を沢山食べましょう。

2、外寒を防ぐ
 張仲景が金匱要略の中で強調しているのが、夏の熱は陰気を消耗し、体内の陰気が弱くなると陽気が盛んになり外へ向かう。秋は外は涼しく体内は乾燥している。体内が乾燥していると外寒の侵入を受けやすくなる。このため、秋の夜は必ずなにか被って寝るべき。

3、情緒のコントロールを

4、飲食に気をつける
 体内が乾燥しているから、唐辛子等の刺激物を控える。特に生葱。



つまり、「野菜や果物をたくさん食べ、夜は何か被って寝て、心穏やかに、刺激物はひかえる」


と言うことですね。



今日もじゅうぶん過ぎるほど暑い日でしたが、明日はもっと暑くなるとのこと。

なんだか中途半端な内容になってしまいましたが、明日に備えて早めに寝ます。


おやすみなさい…

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