めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

秋は平補~香米と粟のお粥~

2007-11-06 | 薬膳&食療(豆/穀類)
もうそろそろ秋も終わりですが


薬膳や薬(漢方薬)を飲む際には季節も考慮します。「秋は平補」と言われていて、補う必要がある時には、なるべく穏やかな効き目の物を選びます。

補うと言えば朝鮮人参、鹿角等など日本でも有名な物がありますが、これらは効き目が強いので秋には向かないのです。

モチロン、症状によって必要な時は使いますが、比較的健康状態にある人が「冬に備えてちょっと体力つけておくか!」と言う風に摂取するのはあまり良くないのです。


ではどんなものが“穏やかに補える”のかと言うと穀類や豆類、芋類等普段よく食べているものが多くなります。

これらは長期にわたり沢山摂っても身体に害の出難い物なのです。


寒くなってくると朝なんか特に温かい飲み物やスープ、お粥なんかが恋しくなります。私はここ最近朝はお粥ばかり。

今朝は久しぶりに「香米」の香りが恋しくなり、ガサゴソと食料庫から取り出してきて香米と粟(8:2くらい)でお粥を作る事にしました。

「香米」は熱帯アジアでよく食べられているお米だと思います。インド料理やタイ料理を食べに行くと細長くてパラパラのお米が出てくることがあります。

いわゆる「長米」ですが、その中でも香りが特に良い種類を中国では「香米」と呼んでいます。

ヨッシーが大好きで彼女の主食はこれだったので、いつもキッチンにはよい香りが漂っていました。

粘りがないのでお粥がサラッと仕上がり、とにかくいい香り


日本のお米でちょっと粘ったお粥になるのも好きですが、なんとなく今はサラッと食べたい気分。日本のお米で“おじや”や“お粥”を作る時にご飯をわざわざ洗う方法もありますが、「香米」はそれとはまた違った味わい。


本来はインドカレーやエスニック料理に合わせる用に買った「香米」ですが、こうやってちょこちょこお粥を作っているので本来の目的を果たさないまま減ってしまって

1回くらいは目的を果たしたいな
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする