台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

日月潭 ラルー島

2009年05月15日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

日月潭の名がついた原因に、この島が関係しているらしい。湖を上から見たときに、この島を堺に湖を両側に分けると、月と太陽の形になるということで、日月潭と名がついたとか。

この島は、もともとこの地の原住民「ツウオ族」の聖地で、祖先を祀った場所。今でも毎年、原住民のの人たちによって、伝統的な方法で祖先におまいりする行事があるそうです。

日本時代に、日月潭を発電用のダムにするために水かさを増したため、島は随分水没し、さらに1999年の地震で、島の一部が消失し、今では、周囲20メートルたらずの小さな島に。ボートや遊覧船の波より島の外周が削られるのを防ぐため、周囲には、人工の浮島を並べて囲ってあります。今観光客が上陸できるのは、この浮島の部分。葦なども植えてあり、言われなければ、ここだって島とおもうくらい。だけど、浮島なので、揺れている感じがわかります。上陸時間10~15分の間、写真撮影、展示パネルにある歴史や動植物の説明を見ていると、あっというまに乗船の時間に。

主人から聞いた話では、一昔前は、国内旅行でやてきた老人会のみなさんの「ねるとん」(←ちょっと古い番組なので、わかる人は少ないかな、、、)の島だったとか。以来、私のイメージでは、この島で、おじいちゃん、おばあちゃん達がパワー全開で、人生後半の伴侶を求めて争う姿を想像してしまます。

写真は、人工浮島から、ラルー島本体を撮影したものです。白鹿がツウオ族の先祖を導いて、ここを知らせたという伝説があるので、白鹿の像があります。