台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

月世界 ~高雄市田寮区~

2012年11月27日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

台湾南部の田寮、燕巣、旗山、内門に広がる世界的にも珍しい地質のある地域は、荒涼とした月の表面にたとえられ「月世界」と呼ばれます。


フォルモサ高速(国道3号線)で田寮インターを下りて10分も走ると、「月世界」の田寮観光景點區があります。

向こう側に見えてくる裸山のような山頂。

トンネルの周りにも、地表がむき出しになった小山。
異次元世界に入っていくトンネルのようでもあり、、、。


ここだけでなく、四区にまたがって、「泥火山」「母乳石」「一線天」などがありますが、一つ一つ見て回るのは時間がかかるので、今回「導覧センター」のあるここだけ。


センター内には、ここの地質の説明が書かれたパネルなど、多数あります。


センターの横には、小さな池を周回する小さな歩道があります。
観光客室生や地元の人たちがのんびりと散歩していました。


池の周りのはこんな感じの風景に囲まれています。
木々が見えるので、月の表面とは感じませんが、夕陽がさすと、赤茶色に染まって、それらしく見えるということです。この日は残念ながら薄曇り。


夜にライトアップするための投光器でしょうか。きっと幻想的でしょうね。


この実はなんでしょう。結構大きい実がなっていました。


地質は、太古海底だった場所で、地殻変動で隆起し、堆積していた海底泥は小高く盛り上がった場所。塩分を多く含むため、岩盤、土壌はもろく、雨が降ると溶けて流れ出してしまうので、長い時間かけてこのような風景になったのです。せっかく植物が育っても、大雨の際に、表面の土壌ごと流され、むき出しの岩盤が見えるのです。今はこんな風景ですが、後何百年かたったら、また変わった姿になっているのでしょうね。


訪れたのは2012年の10月。雨の日が少なく、台湾全体が水不足のような時期でした。
ここも、本来なら水をたたえている場所ですが、すっかり干上がっています。
このような池に、有る条件で泥の密度が濃くなって、そこに地下から天然ガスが出てくると、「泥火山」と言われる、泥のマグマがブクブクと出ているような風景にもなります。
ここから車で10分くらいの場所にありますが、ブクブクと泡が出ている風景はめったに見られないようです。


この月世界の上に続く道をあがっていくと、「土鶏城」と言って、地鶏料理の店が2軒。
なぜか、左側の店だけ大繁盛しています。

この店の裏手に行って下をみると、月世界の池の周囲を全部見渡せます。


大きなガジュマロの木。樹齢200年ほどで、下には祭壇があって、中に入れないようになっていました。

この田寮からフォルモサ高速に乗り、更に南下すると、「高屏渓」にかかる大きな吊橋があります。

この右側を見ると、高雄の新名所、「佛光山」の仏教世界の建物が見えてきます。
次は、その壮大な仏教ワールドを紹介します。


「田寮 月世界」
         行き方:フォルモサ高速(国道3号線)の田寮インターを下りて、標識に従って約10分。
     導覧センターは無料です。

年末のパラオ、席数がわずかになってきました。台湾から4時間で、太平洋の楽園「パラオ」で過ごす春節。おすすめです!!ボラカイもまだ席があります。
http://www.t-holiday.com/taiwan/tw-2013-top.html

 


天空之橋  (南投市)②

2012年11月21日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

天空之橋を渡り終えると、そこからテント通りになり、左右にはぎっしりとお店が並びます。

遠くから見ると、こんな感じ。お茶畑の横にある道幅5メートルほどのところに延々と続く露天屋台。



南投といえば、バナナ。ドラゴンフルーツもあります。


ここは彰化と南投の県境。彰化の特産、靴下も売られています。


包丁研ぎ器(100元)とピーラー。
実演販売もしています。


このあたりの特産なのか、どこでも売られているのが、「狗尾草」。鶏のスープを作るときに入れるそうで、独特の風味になり、おいしさがアップするのだとか。


小さい香蕉「旦蕉」。豆バナナの意味ですね。

こんなに小さいんです。皮は薄くて、少し酸っぱさの残る味。

夏南瓜は、ズッキーニのこと。若いお兄ちゃんが売っていました。聞くと、最近自分たちでこういう野菜を作り始めたそうです。1台斤(600g)80元。黄色と緑、各1本ずつ買いました。50元也。

種も売っていました。
家で料理しましたが、なかなかおいしかったです。

ここのバナナを買いました。1房45元。お弁当のフルーツにミニサイズは便利です。


ここのみかん(佛利檬:フォリモン)もすごく甘くておいしかったのでお買い上げ。
普通のみかんの8倍のビタミンCが入っているとか。甘くてジューシーでしたが、種が多く、皮む薄いわりに向きにくいので、櫛形に切って食べました。

1袋、80元。


これもなかなかおいしいミカンでした。名前が「鶏蛋丁牛奶」って、イメージと結びつかないネーミング。同じく1袋80元。

延々と続くお店のものを眺めたり、試食したり、買ったりして、ぶらぶら進むと、最後には、大型バス駐車場へ。平日なのに、大型バスが30台ほど停まっていました。ほとんど老人会と廟の信者さんたちの旅行です。まだ外国人は少ない場所です。


休日には、100~200台もの大型バスが停まり。この広い駐車場がバスで埋まることもあるそうです。
自分のバスを探すのもたいへんらしいです。
間違って、他の団体のバスに乗らないよう、バスを降りるときには、バスのナンバープレートのナンバーをしっかりと覚えていきましょう。

台湾から直行便で行くパラオ。年末、春節時のツアー、まだ席が残っています。予約はお早目に。


天空之橋  (南投市)①

2012年11月20日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

今年の夏の完成した「天空之橋」。全長207mで、歩行者専用としては現在台湾で一番長い吊橋です。


八卦路からこの道へ入ります。一般の車両は入れないので、ここからみな歩きます。
ここの地名でもある「猴探井」の由来は、

「福山里西施厝399巷にある猴探井街は、1873年(同治12年)、この地の林さんのおばあちゃんが亡くなったときに、風水の良い場所にお墓を作って、そこから子孫の繁栄と幸福を祈りたいということで、大陸からわざわざ有名な地理師を招き、お墓の土地をさがしてもらうことにしました。この地に来てみたら、風光明媚な土地で猿たちが群れ集っていたので、きわめて良い「猴子穴」であることがわかり。林おばあちゃんのお墓をここにするようにと言いました。ここの谷の前には小さな峰があり、ここの深い谷が井戸のようで、ここに暮らす猿たちはこの井戸を探しているようだということで、「猴探井」と名付けたそうです。

とううことで、本当に井戸があるわけではありません。


カートがあって、一人片道30元で載せてくれます。300mほど歩くと、天空之橋の入口へ。


入口では、客引きが、「入口まで遠いから、カートに乗っていくと楽だよ」と言ってお年寄りを載せていましたが、入口に付くのは1分くらいなので、降りるときに「たったこれだけ?」と狐に鼻をつままれたような顔している人もいました。吊橋もあるので、ハイヒールなどはやめて、歩きやすい靴で行きましょう。




展示館の横にチケット売り場があります。50元。65歳以上、子供は10元。


ここから並んで吊橋の入口へ行きます。この奥には、歩道もあるのですが、みなさん吊橋が目的なので、行く人は少ないようです。



吊橋は一方通行。チケット売り場側から渡ります。

どう見ても、橋の上には、この人数以上の人がいるようなのですが、、、。
カウンターで数えているので、大丈夫でしょう。
こんな感じです。実際には、真ん中あたりがすごく混み合っています。
けっこう横揺れします。

最初と最後の部分は階段状。途中から平行な部分があります。

ガスがかかっているので、彰化市のあたりがぼんやりとしか見えません。


このあたりが、猿たちが探している井戸なんでしょうか。
下に渓流があるわけではありません。


後ろを振り返ると、こんな感じ。途中で少し写真を撮ったりしたので、約5分で渡り切りました。

反対側の吊橋のロープの基礎のある場所。至る所に猿の図案。実際、このあたりは猿はいないそうです。昔はいっぱいいたのでしょうが、鹿も猿も、ずいぶん前に人が暮らす地域には見えなくなったとか。

ここを渡った後、どこまでも続く屋台。小吃から日用品、野菜から果物、普段は見かけないものもあって、駐車場に戻るまで30分もかかりました。


天空之橋  (南投市)②へ続く

 天空之橋 問い合わせ電話:049-2292556
2013年6月19日、問い合わせたところ、現在は、休みなく営業。ただし、不定期で、修理、点検保養日の日はお休み。また強風、地震などがあった場合も利用できません。


微熱山丘  ~南投 パイナップルケーキ~②

2012年11月18日 | 台湾のスィーツ

最近販売開始の、「鳳梨冰沙」50元。これがどこで売られているかというと、、


この映像の左奥には、綺麗なトイレ。その横の狭い道を通ると、酵素販売の店舗、そして屋上にあがると、、


ここにもイスとテーブルがいくつかあって、休憩できます。ここからの眺めもなかなかです。
この「鳳梨冰沙」、パイナップルジュース100%&鳳梨酥の中のパイナップル餡、そして上にはパッションフルーツが掛けられていて、甘酸っぱくてさわやか。気温30℃、太陽の真下でいただくと、これまた格別。絶対おすすめです。


三合院を上から見たら、こんな感じです。


この後ろでは、さらに新しいものを建設中。楽しみですね。


パイナップルの酵素で作ったシリーズも販売開始です。

八卦山のパイナップル畑しかないような過疎の田舎から始まった鳳梨酥のおいしさは、農家を元気にし、村人を巻き込んで、活気ある村へと変えていきました。台北、シンガポール、上海。そして来年春には、東京でもこの微熱山丘のパイナップルケーキが買えるようになるそうです。

「微熱山丘」 三合院
      住所:南投縣南投市鳳山里八卦路1100巷2號
     URL: http://www.sunnyhills.com.tw/


微熱山丘  ~南投 パイナップルケーキ~①

2012年11月17日 | 台湾のスィーツ

八卦山の尾根をまっすぐに通る八卦路にある「微熱山丘」。
店の看板を見る前に、両脇に並ぶ屋台や停まっている車、ぞろぞろ歩く人々が見えるので、お店に近づいたことがわかります。


地元の人たちが、路上で直販売。熟したパイナップルの香りが漂ってきます。


この看板の横にある路地を10メートルほど進むと、


三合院の建物の門があり、ここから入ります。


右側に入場用のラインが設置されていて、そこを進むと、スタッフが笑顔で「鳳梨酥、一つどうぞ。」と渡してくれます。この日は、袋の口も破ってないものをそのまま1個くれました。

庭部分にはお茶のセルフサービスがあるので、大勢の人がもらった鳳梨酥を食べながらお茶をいただいて休憩しています。


自転車でやってくる人もたくさんいます。
ここは、休憩もできるし、無料でお茶菓子付きのティータイムができるので、人気のコースです。他のお店をはしごして、一日のんびりする人もいるとか。
オーナー曰く、1個の鳳梨酥(35元)より高いガソリン代を払って、こんな山の上までわざわざやって来てくださるお客様に、お茶と自慢の鳳梨酥でおもてなしするのは当然。
ほんと、のんびりした空間です。これは平日だからでしょうけど、時々、団体のバスが到着すると、どどっと人々の波が押し寄せてきて、にぎやかに食べて飲んで買って、、と出て行きます。
人があまり写りこまないように、タイミングを待つのも大変でした、、

倉庫なのか住宅なのか、軒下には賞状替わりの額がずらりと並んでいます。


三合院と言われるのは、ここのこと。正面の建物には、ご先祖様などが祀られています。
この左側の建物が、販売部。

入口。最初は倉庫だと思って、入ってはいけないのだと思いました。


これがショーケースの代わり。5,10、20個入りです。


包装はエコを意識して、自然素材のような素朴な色合い。
最近になって、袋も、シンプルで何度も使えるような麻素材になりました。↓

ショーケースもなにもなく、ただ商品が入ったかごがあり、何個入りを何個、と注文し、ここでお支払。お店らしくなくて、最初は驚きます。
田舎ならではの販売方法です。

微熱山丘  ~南投 パイナップルケーキ~②へ続く

「微熱山丘」 三合院
      住所:南投縣南投市鳳山里八卦路1100巷2號
        URL: http://www.sunnyhills.com.tw/

★2013年度の春節の旅行はきまりましたか?
人気のボラカイ、空席が埋まり始めています。お早目にご予約ください
http://www.t-holiday.com/pdf/taiwan-2013-boracay.pdf


微光森林と微熱山丘のパイナップルケーキ比べ

2012年11月15日 | 台湾のスィーツ

右が微光森林の鳳梨酥、左が微熱山丘の鳳梨酥。

見た目は限りなく似ています。
重量も同じく50g前後。カロリーも、130カロリー前後。

 

一口ずつ交互に食べ比べても、どうも区別がつかない私の味覚。
値段は、30元と35元。
どれを選ぶか迷いますね。(といいつつ、年末の里帰りは、微光森林を持っていくと思います

私の一押しは、一番右側の「芋頭酥」。ほっくりして、和菓子のような味わい。
パイナップルの甘酸っぱさも、台湾らしていいのですが、大甲の芋頭もなかなかです。
ただし、芋頭酥のカロリーは1個250カロリー、、、。

次は、微熱山丘を紹介します。お楽しみに。

 

 


微光森林 ~南投 パイナップルケーキ~ ②

2012年11月13日 | 台湾のスィーツ

この大きなパイナップルのモニュメントが、お店のシンボルです。
しかし、現在は、この巨大パイナップルの前に、日よけつきの休憩コーナーを作ったために、卯Rの一部しか見ることができません。なんとも残念です。

この土台部分の左右にはミニパイナップルがついています。
 

なでると、財運がだそうです。左右とも触ってきました。

お店の前に気になる新聞の記事がありました。

 
蘋果日報誌上の台湾国内の鳳梨酥コンテストで、台中で有名な日出と並んで第4位。
第5位には、同じエリアにある有名店の「微熱山丘」。
日出は1個23~24元。微熱山丘は、35元。

       
第2位には、台中市内にある「齋力起士鳳梨酥」。1個50元。
崇徳路の稲毛屋のところにあるので、近日中に買いに行ってみます。

お店の横は、パイナップル畑。

これから苗を植える準備中の畑。

少し成長したパイナップルの畑。

そろそろ収穫できるパイナップル。良い香りが漂っています。
すべてのパイナップルに日よけの帽子をかぶせてあります。葉っぱは硬くて、尖っていて、素手で触ることはできません。


その横には、へちまが。有機肥料を使っているのか、ものすごい肥やしのにおいと大量のハエ。
そのほかにも、店の駐車場には、様々な果物の木や草花が植えてあります。

でっかい「波羅蜜(パラミツ:ジャックフルーツ」の実。食べごろのようです。


オーナー一家の家の前も花がたくさん。こういった果物の木や草花には、どれも名札がかかっていて、訪れる人たちの目を楽しませています。
「微光森林」
     住所:南投市八卦路703巷32-2號
     URL:http://www.shimmer-forest.com

 さわやかな秋の休日、台中発の日帰りツアーで、紅葉を見に行きませんか?
    「奥萬大の紅葉狩りと風水池 1日ツアー」 オプションで蘆山温泉入浴もできます。
    風水池を他の観光地にも変更可能。
    4名様以上で催行  1500元/1位(昼食付)
   詳しくは、東鴻旅行社 HPから。
   http://www.t-holiday.com/pdf/taiwan-tourtbb03.pdf


微光森林 ~南投 パイナップルケーキ~ ①

2012年11月12日 | 台湾のスィーツ

台湾のど真ん中、南投市の八卦山では、パイナップルケーキで村おこし状態です。
その地を有名にしたのは、「微熱山丘」ですが、このお店の他にも、パイナップルケーキのお店があったのです。

      

その名も「微光森林」。ネーミングからして、どこかパクリ感がありますが、地元の人たちに言わせると、この店の方がおいしいというのです。そこで、ある晴れた平日の日、午後から車を走らせて行ってみました。

台中市の自宅から、ここまで50分。途中。八卦山の尾根にあたる場所から彰化市を見渡せる場所があったりして、なかなか風光明媚なドライブコースです。


周囲には、パイナップル畑が広がり、秋の日差しといえども、標高が500mくらいあるので、太陽に近い分、熱く感じました。この日差しと赤土がパイナップルをおいしくするのでしょうか。


道端では、たくさんの臨時屋台で、パイナップルを売っています。
1個10元のものは、小さなパイナップル。手に持ってみると。甘いいい香りがします。
その場で皮をむいて、切ってくれるので、すぐに食べることもできます。

完熟の香り

さて、台中市方面から行くと、先に「微熱山丘」を過ぎて、1キロほどで目的の「微光森林」がありました。

ここから100mほど入っていきます。途中、2か所の大型駐車場がありました。休日なら、ここに車を停めて歩いていくのでしょう。平日で空いていたので、お店の前まで車で行くことができました。



この奥にいきなり素敵なおうちが3棟。オーナー一族のおうちのようです。

なかなか素敵なお宅。そして、お店に一番近いところにあったのが、更に豪華そうな1軒。
       
外壁からして、凝っています。
このおうちの次にあるのが店舗。

この中がお店。ここに入ると、試食のパイナップルケーキ(半分)とクッキーを渡されます。


半分に切られたパイナップルケーキ。店内にあるセルフのお茶をいただきながら、試食できます。


こっちは星形のゴマ味クッキー、素朴な味です。


お店の外には、テーブルと椅子が置いてあり、さわやかな風を感じながら、のんびりとくつろげます。左側には、何台ものベンチ型ブランコがあり、家族連れでいっぱいです。

 お店の中には、別段ショーケースもなく、レジのところで何をいくつと注文し、お支払。

このあたりが唯一ショーケースの代わり。
中は温かい麦茶。外には日月潭紅茶のサービスポットが置いてあります。
普通にコーヒーも販売していて、パイナップルケーキ1個とコーヒーで50元。


販売しているのは、この6種類。


パイナップルケーキの他に、芋頭餡とクランベリー味も。
1個30元(ばら売りはないようですが、混んでないときには、総合詰め合わせもしてくれるとか、頼んでみましょう。)

微光森林 ~南投 パイナップルケーキ~ ②に続く

「微光森林」
     住所:南投市八卦路703巷32-2號
     URL:http://www.shimmer-forest.com

 東森電視台 發現新台湾で紹介された映像。パイナップルケーキの製造工程などが見られます。 
   http://www.shimmer-forest.com/news-20120118.html

さわやかな秋の休日、台中発の日帰りツアーで、紅葉を見に行きませんか?
    「奥萬大の紅葉狩りと風水池 1日ツアー」 オプションで蘆山温泉入浴もできます。
    風水池を他の観光地にも変更可能。
    4名様以上で催行  1500元/1位(昼食付)
   詳しくは、東鴻旅行社 HPから。
   http://www.t-holiday.com/pdf/taiwan-tourtbb03.pdf

 


信義郷 久美部落と馬彼得老師

2012年11月05日 | お知らせ

 東埔温泉の帰り道、同じく信義郷にある一つの、「久美」の入口にあった壁画に誘われて入ってみました。ここは普通にここの人々の暮らす地域で、何もないのですが、以前、ここで行われる祭りの紹介をテレビで見たことがあったので、入ってみました。ごく普通の日なので、何もない集落でしかなかったのですが、人々が寄り添って生活してる雰囲気を感じ取ることはできました。


ブノン族かな、、、


たぶんこっちはツゥオ族。杵つきしています。

ここは、信義の中でもツォオ族とブノン族が昔から混じって暮らしてきたで、二つの原住民文化が混ざった珍しい場所でもあるそうです。

原住民の1年の祭事を記した壁画。自然とともに生きる生活を感じます。

もう一つ、ここ信義郷で原住民といえば、3年ほど前、大衆銀行のCMで起用された「台灣原聲童聲合唱團」とその団長の馬彼得(マー ピーター)老師。この合唱団は、台湾のウィーン少年合唱団とも言われます。天使の歌声と絶賛する人も多いです。

その馬老師は名前もピーターだし、顔つきも普通の漢民族とは違うし、外国からの宣教師かと思っていたら、この久美で生まれ育った原住民の人だったんですね。原住民はキリスト教徒が多いので、ピーターという名前になったのでしょうか。

大衆銀行のCM。
http://www.youtube.com/watch?v=Skqc5aqBTEc

彼らを紹介した台湾のテレビ番組の動画があります。
彼らの歌声が、台湾の山々に響き渡る様を想像しながら聴いてみてください。
数千年にわたって、この山々に響き渡ってきた歌声。
きっと、彼らの歌声がこだまする山間のへと出かけてみたくなることでしょう。

「拍手歌」の実録動画。
再生回数がこのシリーズではTOPですが、最初の音声画像が悪いので、少し我慢してください。
http://www.youtube.com/watch?v=76xl9XT1sOM

「非凡電視台灣真善美" 馬校長故事 」
http://www.youtube.com/watch?v=gsyrVX6SbF4&feature=endscreen

「天使合唱團 真實馬校長現身-民視新聞 」
http://www.youtube.com/watch?v=s_c4bmxR294&feature=related

現在は、同じく信義郷の羅娜國小の校長先生です。
動画を見ていただいたらわかるかもしれませんが、この子供達、みなほとんど純粋な原住民です。

馬校長も、村を出て、師範大学へと進学の為、都会に出て行ったとき、周囲の人々は、自分の浅黒い肌を見て、差別するような目つきを気にしていたそうです。そして、へ戻って教師になったときも、の原住民の子供達が、自信を持っていないことに気づき、たまたま合唱に出会い、体育系出身で楽譜も読めない老師と子供達の天使の歌声への道を歩むjことになったのです。

台湾では、原住民の貧困、低学力、親が出稼ぎの為、年寄りと子供しかにいなくて、親を知らないで育つ子供の多いことなど、問題は多数あり、年々、政策や民間の人々の協力によって改善されてきています。

今では、もともとの部族の言語、伝統や文化を大事に伝承し、それを観光資源にしていき、地域経済の活性に役立てたりしていますが、どこも山奥であり、なかなか行くのも大変なので、外国人にはあまり知られていないのが現状です。

「百年禮讚 台灣原童原聲合唱團---明天會更好」
http://www.youtube.com/watch?v=lYWbNEXu7xE&feature=related
原住民の子供達が総統府の前で建国100年を祝うのですが、彼らの前に立つのは、台湾国軍の儀仗兵たち。彼らもまた台湾の子。1945年前に台湾で生まれた人々の95%には、どこらかの原住民の血が混じっているそうです。(と、ガイド訓練の時の台湾民族史で習いました、、、)

台湾の歴史、文化、歴史、民族については、九州よりも小さなこの島国でありながら、どんなに勉強しても尽きない奥深さがあります。
台湾へ旅行といえば、観光名所、美食、マッサージと華やかで享楽的なものも多いのですが、もっと多くの日本の人に、台湾のもっと奥深い本当の文化や暮らしぶりを見てほしいと願っています。一見不便で不自由そうだけれど、パワー全開で前向きに生きる人々を紹介していけたらと、台湾の日本語ガイドとしての勉強を続けております。

 


東埔温泉~沙里山渡假飯店

2012年11月04日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

虹彩瀑布の観光、そして簡単な昼食の後は、沙里山渡假飯店で日帰り入浴。
温泉街の真ん中にあり、日帰りで、それも水着無で大浴場が使えるのはここだけのようです。


土曜日の午後、ふらっとやってきたお客さんたちが部屋の値段交渉しています。


小さな島国台湾、、でも、山地はとても深く高く広いので、見どころも多いんですね。
地図だけ見ていれば、どこへでも行けそうですが、台湾の山間部は地勢に通じた人と一緒でないと難しいです。

話は、温泉に戻ります。
このホテルの7階にあるのが、男女別露天大浴場と個室式浴場。


大浴場の通路にロッカーがあり、その奥の更衣室の中に、鍵のついたロッカーがあります。
ここは、水着を着ても、着なくてもどちらでもいいそうです。


昼の2時ごろ、山の天気は薄曇り。
気温は、23度前後。温泉の温度は39度。山風が吹き渡るので、最初は寒くて、お湯の中にじっと浸かって体を温めました。湯の華がたくさん浮かんでいるのですが、さらっとした無色無臭の弱アルカリ性の炭酸泉。源泉は49~60度くらいといいますが、ここから出てくるお湯は、そう熱くなく(看板によると、45~48度)、露天なので、水温が低いのでしょうか。なるべく熱い場所を探しつつ、首までじっくり浸かって30分もすると、体の芯まで温まったようで、山を吹き渡る風も、寒さを感じない程度に。



温まり感が少し物足りないようではありましたが、台湾の中央山脈の山々を眺めながら、さわやかな風を感じて入る温泉は、また格別。

7階には、大浴場の他に、もう一つ、個室式温泉もあります。




ここが休憩所。ここの横に個室は10数部屋。
ここから温泉街が見下ろせます。

個室。指定されているわけではないので、自分の気に入った個室を利用できます。三角形の個室や窓のある個室もありました。

細長い空間。ドアを閉めてしまえば、水着無でもok。
ここは、熱いお湯を出していくと、かなり熱い温泉も楽しめます。

ただ、この中で着替えるのは、足元が濡れているし、熱い蒸気で持ち物も湿りそうなので、テクニックが必要です(って、どんなテクニックと聞かれそうですが。)


台湾で温泉旅行に行くときには、水着、スイムキャップ、シャンプーリンスやボディーソープ、マイタオル、防水の大小の袋、クロックスのような履物か、ビーチサンダル。マイ桶(バケツ型でもOK.入れ物代わりにもなるし、案外使い道があります)。ゴミ袋もあれば、これを下に敷いて、その上で作業もできます。これらを準備していけば万全でしょう。

台湾の温泉は、裸で入れる大浴場が増えてきたとはいえ、お風呂自体の設計や更衣室に関しては、日本人にとって使いにくいと感じる部分も多々あります。でも、それも台湾の温泉文化と割り切ってしまえば、それなりに快適です。

「沙里山渡假飯店」
     住所:南投県信義郷東埔村開高巷74号  
     電話:(049)270-2988

近日中に、台中発着の東埔温泉日帰りツアー(1名様から催行)を開始します。気軽に楽しい日帰り温泉&観光を楽しめる内容を調整中です。お楽しみに。詳しくは「東鴻旅行社 HP」をご覧ください。