台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

国立故宮博物院南部院區 (故宮南院)

2017年02月21日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

台北にある故宮博物院の南部院區として2015年12月にオープンしました。
地理的には、台湾高鐡嘉義站から4キロほど(タクシーで5分)。路線バスも多く出ています。

 故宮南院 路線バス



故宮南院や高鐡嘉義站のあたりは、以前は一面サトウキビ畑。台湾製糖の土地が広がっていました。
そこに高鐡が開通し、駅ができ、県庁もできたので、新しい開発エリアとなりました。

駐車場の隣に、シャトルバス乗り場などがある観光案内所があります。




園内はかなり広いので、シャトルバス(カート)やレンタル自転車で散策する事もできます。
博物館の見学のみなら、徒歩で十分。至美橋まで100m、橋も100mくらいあるので、とりあえず200m程歩いて博物院の入口です。




至美橋のデザインは、博物院の本館建物に合わせて、流線形、不規則性、中国風などの要素が多いようです。
脚下にあるデザインも、中国伝統の聖獣(龍、虎、馬、獅子等)の模様が図案化され、ひとつひとつ違うので、上から下までゆっくり鑑賞しながら渡るのがおすすめ。






故宮南院建築の歴史や意義を記した石碑。


本館内部も、曲線を多用してあり、広い空間を贅沢に使っています。

国立故宮博物院南部院區 (日本語サイト)

開館時間や入場料などは、こちら

台湾中部の旅をされるかたには、ぜひお勧めの場所です。




台南鹽水  八角楼

2016年07月15日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

銀蜂冰(氷)果室の店の裏にある古跡「八角樓」。鹽水で最も観光名所らしい場所でもあります。


2階の出窓が少し出っ張っていますが、その作りが八角堂の名前の由来です。


説明に依りますと、清朝道光27年(1847年)、製糖業で財を成した「葉連成」という会社で、老闆の葉開鴻氏と4人の息子たちが建てたものだそうです。


入場無料。管理する人も見当たらず、ちょっとお邪魔して中を見学。




明治29年に、当時の当主、葉瑞西先生が、褒賞をいただいたということなど書いてあります。台南州(当時)の参与。


葉一族や鹽水の紹介パネルなど、數部屋に渡って展示されています。









鹽水に来られたら、ぜひ、八角樓も見学してみてください。


永豊桟酒店墾丁(TEMPUS KENTING) ⑤オリジナルツアー「恒春の文化の旅」

2016年07月08日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

2日目の午後4時過ぎ、家族3人で「恒春の文化の旅」に参加。
チーフガイドの黒皮さんもそうですが、地元の人がよく口にするのは、「他から来た人は、恒春に来ても、台湾の南部の先端全域を「墾丁」だと思っている。墾丁は、恒春鎮の一つの地域なんだけどねえ。墾丁の名前が有名過ぎて、恒春と言っても、みんなピンとこない」ということです。
たしかに、私もずっと台湾の南端全域を「墾丁」と思っていました。

ここ恒春の歴史は台湾の中でも台南と同じくらい古居歴史があります。
清朝時代、このあたりは、鹿等の野生動物が多く、原住民が動物を捕まえ、毛皮などを清朝の商人に売っていたので、古くから華人が街を形成していました。高雄の附近もそうですが、ここ恒春も、このあたりの貿易を中心とした経済と政治の中心でした。



ということで、清朝時代に作られたレンガ造りの街を囲む城壁や門が残っています。
ここは、普通に車が通るのですが、車高の高い車は無理。時々、小型バスなどの運転手は、通れると思い込み、途中ですっぽりはまって抜けられなくなることがあるそうです(T_T)


城壁の門の上は上がってみることができます。
城壁の上部分は、馬に乗って入ることができる幅の通路にもなってたそうです。


このあたりはサンゴ礁が隆起してできた地質。以前はここに小さな城みたいのもあったとか。






恒春で、最も有名な祭り「搶弧」(チャンクー)。
以前、日本の某番組で外国で芸能人がホームステイして、いろいろ体験し、涙のお別れをするという番組で、石丸謙二郎さんが、台湾東北にある頭城で体験していたお祭りです。
台湾では、頭城と恒春の2か所で行われている祭りで、ここ数年は外国人参加者も多いのだとか。日本人も参加しているそうです。
祭りは、毎年、農暦の8月15日(中元節)に行われます。近くでみると結構太い柱で、そこに牛脂をたっぷり塗って、男たちが上にある旗を奪い合うという行事です。
現在は観光の為、一年中、ここに会場が作られていて、見ることができます。
祭り当日の熱気を想像しながら見てみました。日本の神事に関する祭りでもそうですが、家族や集落の人の家内安全、豊作豊漁などを祈って代表の男たちが真剣に神様のご加護を獲りに行く姿はかっこいいですよね。


この日のツアーの締めに、ガイド黒皮さんのプライベート夕陽鑑賞スポットへ連れ行ってもらいました。
このあたりの海岸線には、いくつか夕陽スポットがありますが、どこも観光客が多くで、ゆっくり見られないことが多いというので、誰も来ない秘密の場所へ。しばらく台湾海峡に沈む夕陽を堪能しました。

他に参加したお客さんもいなかったので、けっこうプライベートなわがまま聞いてもらい、恒春の歴史や現在の観光形態、街の様子など教えてもらい勉強になりました。台湾が清朝時代に「大圓」と呼ばれていたころにすでに城壁に囲まれた街があった恒春。閩南系はもちろん、原住民系も客家系も閩南語(いわゆる台湾語)を話す恒春。原住民が狩猟や原始農業をして過ごしていた頃、華人がやってきて物々交換の貿易を始めたころ、オランダ人やスペイン人がやってきて、いろいろあったりしたこと、日本人がやってきてその政策の下で生活していたころ等等、静かに沈む夕陽を前に、この地の歴史を一人遡って想像していました。
ビーチリゾートが有名な台湾南部ですが、こういう歴史的なツアーも、なかなか面白いものがあります。

 永豊桟酒店墾丁 

台湾の旅のお問い合わせ: 東鴻旅行社

 

 


永豊桟酒店墾丁(TEMPUS KENTING) ④オリジナルツアー「亀山の古跡と自然探検」

2016年07月02日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

私が宿泊したときのホテルの宿泊費用には、1日5回の食事、館内の施設すべての使用、高鐡左営站までの往復送迎、エコツアー(1日1回、午前/午後から選択)がありました。季節ごとに内容を変えるそうですが、この時期は、「亀山の古跡と自然探検」「恒春の文化の旅」でした。

到着した初日に、1人で参加(家族は興味なし、、、(T_T))
ホテル専属のチーフガイドの黒皮(ハッピー)さんに案内してもらいました。


彼は、ここ恒春の地元生まれ育ち。両親は、父方が排湾(パイワン)族、母方が、魯凱(ルカイ)族と卑南(ベナン)族のハーフだそうで、3つの血統を持つそうです。小さい頃、祖父祖や両親から、この地の歴史、部族の歴史や風俗など、いろんな話を聞いて育ったので、私があれこれ質問しても、なんでもこたえてくれるすっごいガイドさんでした。植物生態にも詳しく、これらは、原住民として受け継がれた素晴らしい遺産ですね。

16:00 ホテル出発し、車で10分ほどの「亀山」へ。国立海生館の上のそば。

クジラの形をした建物のあるのが、国立海生館。
ここは入り江になっていて、1874年の牡丹社事件の際に、西郷従道(西郷隆盛の実弟)が、事件に関わった原住民を征伐するためにここから上陸。牡丹社事件は、別名征台の役(せいたいのえき)、台湾事件(たいわんじけん)とも言われます。私も以前から牡丹社事件に興味があったので、黒皮にあれこれ聞きました。黒皮曰く「牡丹社事件の話をさせたら三日三晩かかる」と言われたので、「10分くらいにダイジェストで話して」とお願い。その他に両親の父親(おじいちゃん)は、どちらも高砂兵として出兵したんだよ、と。その話でも10分。

日本側からしてみれば征伐ですが、当時の原住民が、なぜ遭難して上陸した宮古島の漁民を殺害することになったのか、その理由とか、それまでの原住民と外部からやってきた異国の人々とのかかわり合いなど、彼らが年寄りたちから伝え聞いてきたことを話してくれました。
要は、外部の世界を知らなくて、言葉が通じなかったため起きた不幸な事件。


向こうに見える山々で起きた牡丹社事件。たった130年前、そこで起きた凄惨な事件。今では何事もなかったような恒春の景色。




恒春縦谷平原は、台湾中央山脈の南端の麓、台湾海峡に面しています。果樹栽培が盛ん。


亀山には新石器時代の遺跡がいろいろ発見されています。台湾西側では最も古い人類の文化遺跡。
ちなみに台東の長浜遺跡は旧石器時代。


今でも、足元には、新石器時代に作られた焼き物のかけらや、人の手で細工された石のかけらなどはごろごろ。

植物の生態に関しても、いろいろなことを教えてくれました。


何の実でしょう、、、、食べられるのだったかどうだったか。


無患子の実。黒皮は、子供のころ、これをいっぱい集めて、泡を出して遊んだそうです。


いい香りのする葉っぱ。

他にも写真には無いのですが、「過山香」という山を越えて香ってくるから名づけられた植物もあり、(実際には、そんなに強い香じゃなかったですけど)彼らの昔からの香水だとか。虫よけハーブ(蛇避けとの説も)としても使えるそうです。

かわいらしい白い花をつけた植物。花がくるくると舞い落ちてきます。


かわいらしい木の実ですが、猛毒\(◎o◎)/!。





この亀山には、新石器時代の遺跡、豊富な植物生態の他に、もう一つ秘密が。
サンゴ礁が隆起してできた丘には、あちらこちらに日本が第二次世界大戦時に作った塹壕や基地として使われた空間が残っています。
ここの地質は、とても硬く、これだけのものを掘ったのは、すごいらしいです。
とくにロープや柵で囲ってないので、足元を注意して歩かないと、塹壕に落ちたりする危険性も。







1時間半ほどの散策でしたが、彼から聞いた台湾原住民の話は貴重なものでした。

こういうツアーはホテルオリジナルなので、外部からツアーのみの申込はできないのですが、墾丁のいくつかのホテルでは、このようなツアーをやっているところもありますので、機会があったら、ぜひ、参加してみてください。

 永豊桟酒店墾丁 

台湾の旅のお問い合わせ: 東鴻旅行社


 


 

 


永豊桟酒店墾丁(TEMPUS KENTING) ③食事

2016年06月30日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

ホテルの食事は、朝、昼、アフタヌーンティー、晩、夜食の5回。

15:00 チェックイン


3段式イングリッシュスタイル。
穏やかな海を眺めながら、久し振りに墾丁に来たことを思い出し、、、。


この後、ホテルオリジナルのツアーに参加。
戻って、しばし休憩。

19:00 ディナー
コース料理で、メインを4品から選べます。


前菜は、コンソメゼリーに浮かぶ恒春の若筍と近海の青魚のマリネ。
わさびムース添え。


まずはホテルワイン白。ほかにも台金牌ビールや赤ワイン、等等。


ホテルメイドのパンは、毎回焼き立てがでてきます。
今回の滞在中、いろいろなパンが出てきましたが、焼きたてのパンと発酵バター、ワインだけでも3日間過ごせると思うほど、どれもおいしかったです。


2日目の前菜は、ホタルイカとしめサバのお刺身。台湾の南端で、故郷の富山湾のホタルイカに出会い、お互い遠くに来たものだと話しかけてみました。


1日目 トコブシのコンソメスープ。


2日目 台湾栗南瓜と海鮮のポタージュ。


1日目の魚料理。地元の野菜添え。


2日目の魚料理。(カジキマグロのステーキ)
この後、口直しのシャーベットが出て、メイン料理に。




メインの1つ。ロブスターのグラタン。息子は2日連続、この料理。


大きなクルマエビ(大明蝦)のガーリック蒸し焼き。


台中の永豊桟酒店でも食べられる低温熟成のビーフステーキ。
これは、台中でも私のお気に入りの1品。


ハーブ入りロールチキンフライ。


台湾黒豚のパイ包焼き。ヘルシーなお肉でした。


鴨のロースト。


1日目のデザート。チーズムースケーキ。


2日目のデザート。ホワイトチョコとカシューナッツムースのケーキ。

 22:30 夜食(宵夜) 3種類から選びます。


卵粥(鶏蛋粥)


豚骨麺(個人的におすすめ。若い頃、飲んだ後の締めの一杯のラーメンみたいな感じ)


豚足ご飯 (豬脚飯) 絶品!!


2日目は、お部屋に運んでもらいました。


07:00~09:00 朝食 


朝からビール飲んで、スタッフを驚かせてしまいました(>_<)
日本人のリゾート地での素敵な習慣ですと、解説しておきました。

メインは3種類からチョイス。

本日の朝粥(1日目鮑粥、2日目は、シラス粥↑)


本日の卵料理。(1日目ベーコンオムレツ)


本日の卵料理 (2日目 スパニッシュオムレツ)


焼き鮭ご飯。


ホテルメイドの焼きたてパン。



食後のフルーツ。

12:00 なんだかんだで昼食の時間。

サラダから始まり、前菜、スープ、メイン、デザート。


本日のスープ(1日目 オニオンスープ)


本日のスープ 2日目(ポタージュ)


前菜というか、メイン前の魚料理。ハタの中華蒸し(清蒸班魚)


ランチの魚料理は、カジキマグロのステーキ風。


鴨腿肉のコンフィ。


シンガポール風湯麺。


本日の和風ご飯(2日目 チキンカツ&白ご飯。)


本日の和風ご飯(3日目 トンカツ&白ご飯。)


中華海鮮丼


焼きプリン。

2泊3日。2日目のアフタヌーンティはパス。夜食もほぼ食べられず。

1泊5食は、ある意味お腹すかすために、ジムやプールで運動したり、動いていないといけないので、のんびりリゾートには向かない過ごし方でした。
食べなければいいだけの話ですが、毎日、永豊桟酒店の味がいろいろ楽しめると思うと、どの食事の捨てがたく。その上、お風呂入りながら1杯。ベランダから海を眺めながら1杯、と飲む方も忙しく、、、。お客様も少ない時期、お天気にも恵まれ、台湾生活で一番贅沢に過ごした3日間になりました。

訪れた時期は、まだ本営業前なので、このコースしかなかったのですが、夏に向けて1泊2食プランも出てきて、お値段も少しお安くなるそうです。
次回からは、2食プランで泊まることにしますが、夜食の豚足ご飯や麺がおいしかったので、これだけでも食べに行きたい気分。

 永豊桟酒店墾丁 

台湾の旅のお問い合わせ: 東鴻旅行社




 

 







 

 

 


永豊桟酒店墾丁(TEMPUS KENTING) ②施設設備

2016年06月29日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

バシー海峡に面したホテル。後壁湖港のそばなので、波は穏やか。干潮の差により、目の前の風景も変わります。


部屋から見る日出前の風景。

屋外にあるプールは、後壁湖港を出入りする朝早くから漁に出る大小
様々な漁船、蘭嶼へ行く高速艇、ダイビングやクルーズに行く船など、海面とほぼ同じ目線で見ることができます。




子供用に浅めのプールもあります。

館内にはジムもありますが、ランニングマシンが無い(@_@;)


変わった種類のマシン多数。使いこなせなくて残念(>_<)

ただ、このマッサージチェアには、何度もお世話になりました。

目の前にはダーツや、子供用のおもちゃなどあるコーナーも。

この周辺は国家風景保護区なので、民間のホテルを建てるのは無理だと聞いていましたが、ここは民間の建設okな土地。ただし、地元漁民がホテルができることで、海の水質が悪くなることを懸念し反対。建設前に何度も説明会を行い、ホテル独自の下水処理システムを紹介。オープン前にホテルへ招待し、見学して納得してもらったそうです。

ホテルの中庭にある生態池。ホテル内で使用された排水は、すべて汚水処理システムで浄化し、この生態池に流し、そのあと海へと流れていくそうです。



プライベートウエディングもこの中庭で行われます。




鯉などの淡水魚がいっぱい泳いでいます。


このあたりから海へ。


メインダイニングHORIZON(海平線)。
食事は朝昼晩、アフタヌーンティ、すべてここ。

③では、ホテルでの食事をご紹介します。

ホテルの料金などは、直接ホテルへ問い合わせください。

 永豊桟酒店墾丁 

台湾の旅のお問い合わせ: 東鴻旅行社


永豊桟酒店墾丁(TEMPUS KENTING) ①ROOM

2016年06月26日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

台中で5本の指に入る5つ星ホテル「永豊桟酒店」が、2016年の2月に台湾の南端、墾丁でリゾートホテルをオープン。夏にグランドオープン予定。

場所は、台湾の南端、墾丁に行く手前の後壁湖。ここは、漁港と蘭嶼に行くカーフェリーの港がる場所で、貓鼻頭の近くです。

ホテルの親会社は建設会社。ここは海に面した南のリゾート地ということですが、台中のホテル同様、床や壁などには大理石を使い涼しさを、室内は木材を多く使い温かさを感じる、なんとも贅沢な建物です。


広々としたロビー。外界の暑さとは無縁の空間。


木製のオブジェ。コブダイかな?蘭嶼に数匹いるらしいです。


台中の永豊桟酒店大墩館と雰囲気かぶってます。

今回家族3人で宿泊したのは、メゾネットタイプ(シービュー 4人部屋)。
1、2階とも独立した作りになっているので、2家族で利用可能。


メゾネットタイプ(シービュー 4人部屋)の1階。ベランダに面してジャグジー付の大きな浴槽。


部屋には、ベッドルームに各1台、バスルームに各1台、入口の小さなリビングにも1台の計5台。
これならチャンネル争い不要ですね(^^)


2階にも同じく浴槽付のバスルーム。
明るく開放的です。


ベッドの横には、小さいスペースですが、フローリングの小上がりスペース。


部屋のドアを開けたら、小さなリビングルーム。ここからは靴を脱いで、2階へ行く階段も。


烏龍茶、台湾紅茶、ネスプレッソ(カプセルは3種類。無くなっても頼めばすぐに補充)。
ついでに、台湾のカップラーメンも。(近所にコンビニなどないので、夜中やふとお腹すいたらどうぞって)


冷蔵庫の飲み物のも無料。

ホテルの部屋は全部で24室程度。
スィートを特別に参観させてもらいました。


以前台中で勤務していたMIKO(日本語OK)。数年前からダイビングにはまって、ダイビングと仕事を両立したいということで、ここに転勤。

スィートルームのリビング。

キッチンもあるので、シェフがお部屋で料理してくれることも可能。


窓際にあるのは、テレビ収納庫。リモコンでテレビが出てきます。


部屋から、まったりと海を眺められる書斎。

部屋専用のプールも付いています。(水が入っていなかったので、写真は撮っていません)

他にも、各部屋を見学。
スタンダードなダブルの部屋もプール付、シービューなどがあります。


スタンダードシービューダブル。(バーカウンター付)




プライベートプール付の部屋。

②では、館内の他の施設をご紹介します。

ホテルの料金などは、直接ホテルへ問い合わせください。

★2016年5月の平日に宿泊したときは、メゾネットシービュー4人部屋、1泊5食付で60,000元/部屋でした。3人でも4人でも同じ料金。

 永豊桟酒店墾丁 

 

 

 

 

 


紅點文旅 Red Dot(台中市 アートデザインホテル)

2014年11月30日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

2014年の夏、市内でも下町にあたる中華路と民族路の交差点付近に、以前からあったビジネスホテルが、大胆にアートデザインホテルとしてリニューアルオープン。宮原眼科など、駅前に行った後に、民族路(★一方通行の道です)を通ることが多いのですが、全然気づかなかったのです。

シックな構えの入口、この付近には無い雰囲気の建物です。


最初は、ナイトパブなのかと思っていました。
で、上を見上げたら、ホテルらしい窓の並び。



前にはたくさんの自転車。この自転車も、レトロ感があって、ホテルの風景の溶け込んでいます。
宿泊者は、自由にレンタルできます。台中市内は、日中に雨の振る確率が低いので、自転車は小回りの利く街散策には欠かせないアイテム。


台中市が推進している「台中市芸術亮點」にも認定されたホテルだったのです。

ということで、内部はどんなホテルなのか入ってみました。
まずは、これまで見たこともない雰囲気のロビーとフロント。
遊び心いっぱいなのが、一目でわかります。

ホテルの1階部分の外壁、床や内壁のタイル・レンガは、全部、台南の白河にある窯で焼きあげてもらったものを、組み合わせて敷いたそうです。よく見ると、いい味だしてます。


ホテルのホームページでも、一番最初に出てくるのは、この竹制球でできたソファー。
ソファーなので、坐れますが、なんだか竹のしなり具合がふわふわしているものの、もろそうで、腰を浮かし気味に坐ってみました。ところが、案外丈夫のようです。奥のフロント、日本語ができるスタッフは、常駐ではないけれど、いるそうです。

ロビーには、他にもアートチェアがいくつかあります。


坐り心地がいいような、でもないような、、、。清水寺の舞台を想像した私。


散髪?それとも治療?


旅行用?テーブルにもなるし、椅子にもなるし、旅先では便利かも。


エレベーターの中も、遊び心いっぱい。床の電飾がルームランナーのように変色しながら動きます。じっと見ていると、酔ってしまいます。でも、このロビー最大の特徴は、27mのチューブスライダーがあることでしょう。プールにスライダーがあるホテルはいっぱいあるけど、ロビーにはないですよね。


階段で2階へあがると、スライダーの入口。ほかのお客様の迷惑にならないよう、時間制限があります。


11:00~12:00  15:00~18:00 と、ホテルにいない間の時間のような気がしますが、国内旅行のお客さんたちがちょうど、チェックインやチェックアウトの時間に重なるそうで、子供も大人も、何度も楽しんでいるそうです。時間は制限がありますが、体重には制限なし。ただ、チューブの中で詰まる恐れのある体格だと自覚したら、利用しない方がいいですね、とホテルのスタッフから説明がありました。

このホテルは、台湾にある「藝術銀行」という団体に加盟していて、ホテル所蔵の芸術作品を登録。登録者同士で、芸術作品の貸し借りを行える制度で、不定期ですが、作品を交換したり、ギャラリーでは、作品展も開催したりしています。


1階のエレベーターの奥にあるアートギャラリー。作品は不定期で交換。


ロビーにあった計り。リアルに重さを量れます。スーツケースの重さをはかるのにも便利。


地下1階にあるビジネスセンター。ここでは備え付けのパソコンを利用できます。
ホテルは、館内WiFi無料で利用できます。
ここもギャラリーを兼ねているので、作品を見るだけでも楽しいです。


ここの奥には小さいながらもジムがあります。宿泊者は、無料で利用できます。
ビジネスセンターにあるおしゃれな冷蔵庫の中には、冷えたミネラルウォーターがあり、無料です。


スタイリッシュな冷蔵庫なので、作品かと思ったら、本物でした。
前にあるのは、台湾の稲作をモチーフにした椅子。坐る部分には、玄米がびっしり。
下の部分は、藁を束ねてできています。

ここまでアートにこだわったホテルの朝食、これがまた朝から楽しくなってくる空間。


サラダ、デザート、飲み物がビュッフェスタイル。メインの料理は、不定期で変わる6つのセットから選びます。
イラストの可愛いメニューの中から選ぶので、細かい内容や味は気にしないで、朝の直感で選んでみましょう。
この日、選んだのは、スィーツ系のセット。


パンケーキではなく、トーストやデニッシュで作った熊さん。
この時、台中市内では、「街いっぱい テディベア」のイベント中でしたので、こんなのを作ったそうです。
この日、ここで朝食中の子供達は、ほとんどがこのメニューを選んでいました。他にも、がっつり系やベジタリアン系、卵たくさん系など、どれも食べてみたくなるメニューばかり。ランチ営業などないので、宿泊しないと食べられないのです(>_<)


この日は、ガイドブックの取材も兼ねていました。スタッフは、とってもきさくで、取材中も、楽しい気分でサクサク進みました。

さて、宿泊のほうですが、お部屋もなかなか快適で、ユニークで、心遣いが分かるホテルです。

キングサイズベッド2つの4人部屋(LL Size/9坪 7,800元定価 東鴻価格5,000元~)。家族連れには最適です。台湾客家の花布をモチーフにしたベッド回り。その他のインテリアもシンプルですが、温かみを感じるスタイリッシュ仕様です。

1キングサイズベッドの部屋。(L+Size/9坪 6,200元定価 東鴻価格3,700元~)。


バスルール。全室、ウオッシュレット完備。いまや日本人がホテルを選ぶ基準の大事な要素の1つですね。
バスタブがあるのは、このタイプ(L+Size)の部屋だけ。ほかはシャワーブースのみ。

注目は、アメニティ。




旅をイメージして。透明のスーツケースデザインの箱に入っています。
1つのスーツケース内に2人分。シングル利用だと、2人分入っているので、お土産にもなりそうですね。

TXGは、台中のシティコード。現在の台中の清泉崗空港は、RMQです。


分かり易いデザインのスイッチ。


エコも考えています。タオルやシーツの交換が不要な場合には。このアヒルのカードを置いてください。


各部屋には、ネスレのコーヒーマシーンがあり、人数分のコーヒーカプセルも無料。
ちょっとリッチな気分になります。壁にあるイラストは、このマシーンの使用方法。スタッフの手書きだそうです。


ミネラルウォーターは、ベッドサイドテーブルに置いてあるのも、ちょっとした心遣い。

私自身が一番いいなと思ったポイントは、これ。

バスタブの無い部屋が多いこともあり、ベビーや小さなお子様連れの部屋には、ベビーバスとイスを無料で貸出してくれます。
これまでいろいろホテルをみてきましたが、このサービスのあるホテルは初めてでした。

遊び心と細やかな気遣いに溢れたホテル。
台中市の駅前商圏の復興とともに、台中街歩きにオススメのホテルです。

現在、東鴻旅行社とホテルの特別キャンペーンで、お得な宿泊プランをご用意しています。
お問い合わせは  東鴻旅行社 へ。
宿泊人数と部屋タイプ(シングル、ツイン、ダブル、フォース)と宿泊予定日を教えてください。お得なプランをご紹介します。

「紅點文旅 Red Dot」
      住所:台中市中區民族路206號
      電話:04-2229-9333
      URL:http://www.reddot-hotel.com


 

 

 

 

 

 

 

 


小琉球(1)

2014年11月15日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

2015年のお正月、今年の台湾のカレンダーは、四連休。

1/2~4の3日間、台中発着の国内旅行ツアーをご紹介します。
個人で行くのが大変な小琉球。ツアーに参加すれば、楽&お得です。

詳しくは、「2015年お正月国内ツアー 美麗山村+小琉球尋寶記 三日」をクリック。
7300~9900元、早めのご予約を!!

なお、本ブログの小琉球シリーズは⑩までありますので、ぜひ、最後まで見てください。

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台湾にも琉球があります。でも、小さな琉球。だから「小琉球」。
地図で探すと、台湾の南西部の海に、ポツンと出てきます。

島へ行くには大変そう、というイメージがあったので、10年前から何度もチャンスがあったの、行ったことがありませんでした。
息子も11歳になり、大体のところへは連れて行っても大丈夫になってきたので、今回は、朝9時の船に乗って、島へ半日の小旅行へ行ってきました。

どこから行くかといいますと、
屏東県東港鎮の華僑市場の横にある埠頭から出発します。


ここは民営の船会社のターミナル。


左側にあるのが、公営の船会社のターミナル。

時刻表と料金はこちらから↓(小琉球観光案内のHP)
http://www.liuchiu.gov.tw/liuqiu/web_tw.php?prog=traffic&view=sail

料金的には、公営の方が片道、往復ともに30元安くなります。
到着する港も違います。

民営の場合、虹のアーチがひときわ目立つ「白沙漁港」、公営は、「大福漁港」に到着。
白沙漁港のほうが、観光地としてにぎわっていて、観光拠点としては有利な立地条件。
ただし、小さな島なので、観光=島一周。どこからスタートしても同じです。

出発する時に、どちらか早く乗れる船を選べばいいかと思います。

今回は、港に到着して両方の出航時間を比べたら、民営の方が時間が早かったので、そちらに乗っていくことに。

日曜日だったので、朝からけっこう観光客が船を待っています。
並んでいるようで、どこからともなく人が割り込んで来たり、目の前に来た船に乗れるのかどうか不安にもなってきます。

先に到着した高速艇。まずは、団体が乗り込むようです。
しばらくして、2台目の高速艇も入港。
時刻表はあって無いようなもので、その時間に1本しかないとい思っていたのに、お客さんが多いからということで、臨時にもう1本出てるとのこと。乗れるから心配しなくていいといわれたのですが、台湾のこういった順応性の高い運行に慣れていても、待合室から溢れるお客さんを見ると、自分たちが乗れるのかどうか、心配にもなってきます。(^_^;)


往復チケット。

もともとは8時半出発といわれていたのですが、乗ったときは、8時50分。バイクや自転車で乗り込む人も結構います。


東港附近に住む友人は、自転車で自宅から出発し、そのまま自転車で島に渡って、島内移動は、自転車を利用するそうです。自転車好きにはいいですが、実際に行ってみて感じたのは、けっこいアップダウンも多いので、島を一周するなら、レンタルバイクのほうがいいようです。
★2013年の春以降、台湾の運転免許が無いとバイクや車をレンタルできなくなったようです。
その場合は、運転手つきの車を予約するほうがいいでしょう。島内には、乗合観光バスがありません。


地図で見る分には、平坦な島のようですが、実際には、標高差50メートルくらいある道を走ることもあります。

30分ほどで小琉球が見えてきます。高速艇の船内は、エアコンもあるので、けっこう快適。


島の一番賑やかなエリア。一番右側には、島のシンボルでもある「花瓶岩」が見えます。


ド派手なピンクの外壁の民宿もあります。




白沙漁港は観光漁港でもあり、ターミナルも虹をデザインした斬新な外観です。内部は台湾らしい雰囲気の運営ですが。(あまり気にしないで、利用しましょう)


この前の通りには、お土産屋からレンタルバイク屋がずらりと並んでいます。

バイクをレンタルします。免許証が必要です。
交渉して350元/1日でした。ガソリンはなくなったら入れておけばいいとのこと。結局この日、ガソリンスタンドに寄ることなくバイクを返却しました。今だに台湾の離島のレンタルバイクのルール、不思議なことが多々ありますが、あまり深く考えず、ガソリンが無ければスタンドを探して給油しましょう。満タンにしたって100元もかかりません。

ということで、一家3人、1台の100CCのバイクに乗って出発。ちゃんとヘルメットも借りました。最近、外国人の事故が多いと言われていますが、台湾人もけっこう事故を起こします。大体がスピードの出し過ぎが原因。そんなときヘルメットを着用しているかしていないかで、怪我の状況も大きく変わると思うので、借りられるなら借りた方がいいです。お店によっては、ヘルメットがもうないと言われる場合もありますが、そんな時は、スピードに十分気を付けて運転しましょう(^_^;)

 

小琉球②に続く





 


台中国家歌劇院(台中メトロポリタンオペラハウス)

2014年11月09日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

台中に住み始めてから14年。台中の三越の南側にあった草地が、とうとう国家歌劇院として完成間近に。この間の変化を思うと、感慨深いものがある。

ようやく工事が始まったなと思いながら見ていてからは、あっというまに完成したような気もする。毎日のように見ていると、急激な変化が感じられないからなのかもしれないが、建設当初、どんな形になるのだろうと思いつつ、建設途中には、こんな形でどんな中身になるのだろうかと、勝手に心配したりしていた。

2014年11月23日にこけら落としのコンサートがあるようだ。このオペラハウスの公式ホームページは、建設の過程しか紹介されていなくて、イベントなどを調べたい場合は、「台中市政府文化局」を参考に見てください。


場所は、恵来路と市政北五路周辺。BRTの「三越・大遠百」站から徒歩400m。

マスコットのバク。

11月23日の開幕までは、一般公開が毎日夕方4時から開催。当日の4時前に現地で集合すれば、1階部分の内部を含めた紹介ツアーに参加できます。

実際には、未完成なので、外観と1階部分の紹介のみですが、工事課程のパネルやジオラマ模型などがあるので、中国語(担当者によっては、半分以上が台湾語の解説が分からなくても、大体のことが理解できます。

ツアーは外観の説明から。

オペラハウスのデザインを担当したのは日本人建築デザイナーの伊東豊雄氏。
テーマは、人間の体の曲線を表現。壁一面にある丸い穴のようなものは、細胞内のミトコンドリアなどを象徴しているそうで、その他にも、正面向かって右側の引っ込んだ部分のあるところは耳のイメージなんだとか。


右側の内部に引っ込んだ部分、見えますか?

前広場には、境目のない噴水。夏には、水遊び場になるそうな感じですが、夜になるとライトアップされてきれいですよ。

昼の風景が夜になるとこんな感じ。↓

昼場面↑と夜場面↓

建物の北側には、光の蘆という作品もあり、夕方5時以降には、蘆の先のLED燈が何色かに変化します。

蘆は全部で404本。風に揺らめくのですが、その中で写真撮影も人気です。

オペラハウスには、3つの劇場があります。

小劇場は、南側の外部分。


大劇場や中劇場でコンサートがある時には、この先のスクリーン(現在工事中)に映し出されて、だれでも無料で楽しむことができるのだとか。

1階内部には、白を基調とした曲線のケーブ(洞窟)を思わせる場所もあり、そこに取り付けられた消防用のスプリンクーラーは、なんと壁にアーチ形に配備され、火災時には、水のドアのようになって、延焼を防ぐ設計。火や煙はシャットアウトだけど、人は水の壁を通り抜けられるという発想。

上や横の壁部分を見ると、至る所にスプリンクーラーの穴があるんですよ。

赤は大劇場へ行くエレベータ。奥の青は中劇場用。
劇場内は工事中の為、まだ非公開ですが、席数が、2014席なのは、お分かりでしょうが、2014年の開幕だから。
空調は壁や天井にあるのではなく、各シートに取り付けられているそうで、完成したら、ぜひ、そのあたりも見てみたいですね。

 

南側には、「古典玫瑰園」カフェが入る予定で、この日も、メニュー撮影していました。優雅なティータイムができそうですね。