台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

『蘭那泰式餐庁』 金典緑園道店(台中)

2012年06月26日 | 台湾のレストラン 餐廳

ここ数年、台湾では、泰式(タイ風)料理の人気が高くなってきているようです。それも、タイからやってきたお嫁さんが作る気軽に食べられるタイ料理ではなく、インテリアも、盛り付けも、それなりに演出を凝らしているお店。料金も決して安くはないお店ばかりです。そんな中で、比較的内容に対してリーズナブルな値段設定だと思えるお店が「蘭那泰式餐庁」です。


ここは、中港路の金典ホテルの階下に展開する金典緑園道3階にある支店。

 

シンプルながらも、所どころタイを思わせるインテリアを配置。客席同士の空間も広めです。

6人だったので、6人セットの398元コースを選択。2つの中から1つを選ぶ9つの料理。もう一つは598元のコースで、これは、メインになる料理の選択はできないけれど、比較的高級な食材の料理がでてきます。


メニューにはなかったけど、この日の青菜の選択には、口頭で空芯菜があるといわれたので、蝦醤空芯菜。
辛さはお好みで添えられたトウガラシ入り醤油で調整します。


子供たちは、タイ風ミルクティーを注文。飲み物とデザートは60元均一。書いてないけど、タイビールも1本60元です。


『碳烤小牛排』甘酸っぱく辛味のきいたソースがついてきます。辛味はほどほどなので、子供たちもOK。お肉は結構柔らかく、かつ脂っこくなくてかなりおいしかったです。おすすめ。


『海鮮豆腐堡』。これはタイ式というよりは。ほぼ広東式海鮮&豆腐の料理。でも、おいしいので問題無し。


次々と料理が運ばれてきて、各自、自分のお更に白飯を盛り、料理を取っていきます。


『パパイヤサラダ』。現地のものより香辛料控えめで、ピーナッツが大量に入っているので、香ばしくて食べやすいです。


『黄咖哩椰汁鶏(イエローチキンカレー、ココナッツミルク入り)』辛さもマイルドで、鶏も柔らかく、ごはんに良く合います。


おなじみ定番の「月亮蝦餅」。冷めてもおいしくいただけます。


『シーバスのから揚げ 甘酢あんかけ』 これも食べごたえありでごはんに合う1品。

どこがタイ風なのか、疑問はあるものの、もう一つの味付(選択できます)けならば、もっとタイ風なんでしょう。
タイ料理を食べに来ても、タイの味には今一つ手が出ないという人の為に、全部タイ風味付けではなく、半分3分の1は、中華料理。残りも、けっして本場ほど香辛料や甘さ、酸っぱさ、辛さも強くせず、上品な味付けでまとめているようです。


デザートには、『モモチャチャ』。季節には早いけど、ライチがはいっていました。こってりではなく、あっさりココナッツミルクかき氷です。


食後のフルーツ(サービス)は、すでにカウンターのところに用意されています。
グアバ&パイン。タイではなく、完全に台湾ですね。

6人でも食べきれないボリュームで、一人398元(+10%サービス料)なら、友達同士、家族の食事にも十分使えます。この人数式メニューは2人~6人まであります。それ以上の人数の場合は、1卓4880,5880,6880,8880(8~10人前)もありますし、単品メニューもあります。単品で選ぶとどうしても高くなりがちですが、選択の幅は広がります。

あくまでもタイ式料理なので、本場の味を期待しないで、おいしく快適な空間でいただけるレストランとして利用するには、おすすめです。お店の雰囲気で選ぶなら、市政店は独立した建物で、外見からして「タイ」なので、お客さんが来られた時にはいいかもしれません。金典なら、他のお店もあるので、食後のショッピングも楽しめますし、ホテルに宿泊している場合は、便利ですね。

週末はけっこう混んでいるので、予約していった方が無難です。

『蘭那泰式餐庁』 金典緑園道店
     住所: 台中市健行路1049號3階 (金典緑園道内)
     TEL:04-3606-7088
     営業時間:11:00~14:00(14:30 週末) 17:00~22:00 基本的には年中無休。
     URL:http://www.lanna-thai.com.tw/