台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

花蓮 七星潭とマンボウ漁港

2014年08月25日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

花蓮でビーチというと、七星潭。名前だけ見ると、湖のようですが、ビーチです。


【イカや小さな魚が干されていました】

夕方近くなると、涼を求めて多くの市民や観光客で賑わう海岸。でも、北の端っこに定置網の漁場があるのです。

それも台湾で一番大きな定置網漁場。
1日決まった時間(朝6時、10時、午後3時)に網を引くので、その時間をめがけて行くと新鮮な魚を買うことができるそうで、訪れたときは午後の網引きの時間の後。
大勢の市民が、バイクで乗り付けて、カツオやマンボウを買っていました。
買う魚を決めると、その場で裁いてくれます。




【真中に見えるのは、マンボウの頭】


【カツオ三兄弟?裁かれるのを待っています】




すごい手さばきなので、見とれてしまいます。ただ、ハエが多くて、、、(>_<)

観光客がここで買ってどうのこのうは無理ですが、見るだけでも楽しいです。

夕涼みがてら七星潭へ出かけられたら、北の端の魚屋さんものぞいてみてください。
カツオが新鮮で、おいしそうだったので、お皿と箸と醤油とショウガ、ニンニク持参でいってもいいかも。

 

 


辛いもの好き貴州人

2014年08月10日 | 台湾の生活

台湾が中国観光客を受け入れて6年、台湾では、どこへ行っても中国大陸からも団体を見かけます。
日本もここ数年、中国人観光客ツアーをどこでも見かけるようになったと思います。

この前、花蓮の市内で発見した看板。
意味わかりますか?

「四川人不怕辣,湖南人辣不怕,貴州人怕不辣」
不怕辣=辣不怕<怕不辣
という図式。四川省と湖南省の人は、「辛くても平気、貴州省の人は、辛くないのが怖い」と言う意味。

特に貴州省の人は、辛い+酸っぱいで、舌が痺れて感覚が無くなり、全身から汗が噴き出すような味がお好み。
台湾は、食は中国と似ている部分も多いですが、それでも、辛いもの好きのお客様には、また特別な辛さで味付て提供しているんです。

刻んだ唐辛子をニンニクなどといっしょに発酵させた調味料は、「辣椒醤」。日本ではあまり見かけせんが、台湾では、食堂のテーブルには必ずあります。
小さな煮干しを入れたり、黒豆も入っていたりします。

日本でも、もし中国の特にこの四川、湖南、貴州からのお客様をお迎えする時には生の唐辛子とニンニクを刻んだものを小皿に用意しておくだけでも喜ばれます。せっかくの日本料理が、、、と思うこともあるでしょうが、人の食習慣は、そうそう変わるものではないで、こんなことも「おもてなし」の一つになるのではないかなあと思います。



花蓮名物 液香扁食店 (ワンタン)

2014年08月05日 | 台湾のレストラン 餐廳

花蓮で何がおいしい?何を食べたらいい?と地元の人い聴くと、ほぼ9割の人が「液香のワンタン」と言います。
ワンタンといっても、ワンタンメンの上にのっている薄い皮に、上品に少しだけお肉が入っていて、つるっと口に入るタイプではなく、一見、水餃子と思える一品。

台湾では、「餛飩(フントゥン)」がワンタンのことですが、花蓮では、「扁食」というそうです。花蓮を旅行で訪れた台湾国内の人でさえ、「扁食」と聞いて、出てきたのを見て、「なんだ餛飩か」と言いますから。

このお店のメニューはこれ1つ。1杯60元。茹でていないのを持ち帰りもできるようです。


お店に入ると、ど~んとケースの中に扁食が。


次々と茹でていきます。

紙の器、使い捨てのプラレンゲ。味は、非常にあっさりした塩味系で、中華セロリと揚げ玉葱のコクがポイントでしょうか。


既に台湾味に慣れて、薄味でもOKな私でさえ、このまま食べるには、物足りなくて、酢と豆板醤、醤油などでタレを作って、それにつけながらいただきました。


中の餡は、ほとんど脂身は無い豚肉。噛み応えがあり、ヘルシーな感じですが、どうしてもパサパサっとした食感です。

しかし、皮の厚さは絶妙。一杯に10粒入っていましたけど、おいしくいただきました。

花蓮の人は故郷に戻ってくると、これを食べるというほどですから、きっと私も次に花蓮に来たら食べに行くと思います。

余談ですが、「液香扁食店」の他に、もう一軒、同じものを出すお店「戴記扁食店」があるそうです。
もともと、このお店の扁食は、男の子にしか伝えない味なんだそうで、分家する場合はその家で男子が出すわけですが、初代の孫にあたる女性が出したのが「戴記扁食店」。味は、ほぼ同じようです。

三代、70年続けば、台湾ではもう立派な老舗です。
一人で1杯食べるとけっこうおなか一杯になって、他の者が食べれない畏れもあるので、2人で1杯くらいがおすすめ。店内には、とりわけ用の小さなお椀もあります。なんせ、メニューがこれ1つですから、もっと食べたかったら、もう1杯お替りするだけでいいのです。


「液香扁食店」
      住所:花蓮市信義街42號
      電話:03-8326761
      営業時間:09:00~13:30  16:00~21:00(売り切れたら終了) 休みは多分無休、、、除夕くらいは早めに店じまいでしょうか、、。