台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

登別地獄谷の鬼花火 2010年

2010年07月31日 | 日本 おすすめ観光
7月8日に台湾の桃園国際空港から、全日空航空で成田空港乗り継ぎで、千歳空港へ。
午後5時に到着し、専用チャーターバスで、登別温泉へ向かいました。

この日の目的は、「鬼花火」です。
今回の北海道への教育旅行研修ツアーも、これをまずは見てもらいたいと思い、木曜日の出発にしました。

千歳に到着したときは、あいにくの小雨。
雨の場合、中止と聞いていたので、夕食の時も外を見ながらソワソワ。
8時に、本日開催との連絡を受け、お客様を案内して、ホテルの隣にある地獄谷へ。

道沿いには、主催者の観光協会のホテルや商店街の人々が明かりを持ちながら、お客様を誘導しています。お客様に挨拶しながら、丁寧に案内する姿は、「日本のおもてなしの心」として、台湾の教育関係者のみなさんの関心を集めました。
温泉の源泉が流れる地獄谷。

 鳴り物とともに鬼たちが登場。


6人(匹?)の湯鬼人が、4回づつ手筒花火を上げます。合計24発。
人々の幸せを願い、厄を取り払うという鬼花火。幻想的で迫力がありました。
2010年は、6月1日から8月13日まで、毎週木曜、金曜の夜8時半からの開催。


宿泊した第一滝本館のフロントでも、出かける前に、「外は冷えるかもしれないので、毛布をお持ちください」と携帯用毛布の貸し出しがあり、さらには、鬼花火終了後も、お客様が整然と帰るところや、あれだけ大勢の人が集まったのに、まったくゴミが落ちていなかったことも、「さすが日本、日本人の行動は、こういうところがすばらしい」と感心されていました。

登別温泉 第一滝本館
 http://www.takimotokan.co.jp/
   


丸亀市  「うどん中村」

2010年07月30日 | 日本 おいしいもの
今回、香川県で4日間過ごしましたが、名物の讃岐うどんを食べる機会がなかなかなく、最終日の昼、お願いして丸亀市内の有名店に連れて行ってもらいました。

 丸亀の「うどん中村」

午後1時少し過ぎた時間でしたが、お店には常にお客さんが入れ替わり立ち代りやってきて、食事しています。
テレビで讃岐うどんの店を紹介した番組を見たとき、一見納屋のような店で、お客さんは、自ら裏の畑で葱を取ってきて、切って、うどんに入れて食べるという印象が残っていて、
「裏の畑で葱を取ってきて食べる店に行きたい~」とアテンドしてくださったO氏に言うと、
「その葱を取ってくる店の市内店舗だよ。」
とのこと。

ワクワク気分でお店に。
D氏から、「釜玉を食べるといいよ」と言われていたので、
「釜玉の小1つ」と注文。
お店の生醤油を少しずつ掛けて調整しながらいただきました。

台湾で暮らすようになってから、ほとんど生卵を食べることがなくなったので、麺の温度で少し固まった生卵と生醤油が麺に絡まった味は、「日本の味だあ、、、」と、しみじみ感動。

やっぱり冷凍うどんとは違うのどごし(食感)です。

そのほかに、おでんも2品ほど。さらに、別のメンバーが食事していたセルフのうどん店に合流し、ここでは、冷やしうどん(小)を。

うどんでいっぱいになった胃袋を抱え、関西空港へと向かったのでした。


開催中です!
瀬戸内国際芸術祭2010  http://setouchi-artfest.jp/



「東山魁夷せとうち美術館」と「MIMOCA 猪熊弦一郎現代美術館」

2010年07月29日 | 日本 おすすめ観光
下見ツアー最終日は、琴平町から坂出市の瀬戸大橋ふもとにある「東山魁夷せとうち美術館」へ。
瀬戸大橋を眺めながら、公園内にある美術館へ。入口からまっすぐに伸びたコンクリートのアプローチ。見学を終えた後に、建物の設計について、香川県の担当者のD氏からいろいろ伺って、外壁ひとつにもさまざまなストーリーがあり、見方が変わるのを感じました。
http://www.pref.kagawa.jp/higashiyama/


次に向かったのは丸亀市の駅前にある「MIMOCA 猪熊弦一郎現代美術館」へ。
建物自体がとてもアートで、知らないで行ったら、駅前の公会堂と思ったかも。

実際、私が感じたとおり、人々が集い、ふれあい、安らぎを得る場所でありたいというコンセプトで設計されたそうです。美術館のほかにも展示場(アートギャラリー)やホールとしての機能もある会館。

http://www.mimoca.org/

      

   

中野スーベニアショップは、息子へのおみやげに買ったのは、絵本の「いのくまさん」。

店員の方が、中にある絵のコピーで、塗り絵をするものを2枚サービスでくださいました。
息子には、「いのくま画伯になった気持ちで、色を塗ってごらん」といい、内心「これで、夏休みの宿題1つ完成」と算盤をはじいたのでした。
http://www.mimoca.org/petit/shop/inokumasan/inokumasan.html

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金刀比羅宮と「こんぴら狗」

2010年07月28日 | 日本 おすすめ観光
下見ツアー3日目は、琴平町に宿泊。
以前も2回来た場所ですが、まだこんぴら様には参拝していません。

ここに泊まると聞いたのは前日だったので、参拝する予定はなく、足元といえば7センチヒールの靴のみ。日ごろから履きなれた靴だし、普段は楽で見栄えもいい靴。
しかし、この靴では男木島も女木島も坂道や洞窟を上ったり下りたりするには不向きでした。

それでも今回参拝しなかったら、次はないかもしれないと思い、前日の宴会で使い果たした体力を6時間の睡眠で補充し、朝5時出発。同行したのは、私を含めて6名。
Sさんは、日ごろから台中市の北にある大坑のトレッキングコースをしょっちゅう歩くので慣れたもの。一人でスタスタと階段を上っていきます。

大坑風景区 http://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003112&id=A12-00047

 朝5時半前参道前を出発。

 振り返ると、御来光。雲に隠れていますが見れました。

 785段上って、念願の御本宮への参拝。汗だくです。

金刀比羅宮 http://www.konpira.or.jp/

この後は、先に上がっていたSさんと下りへ。後から上ってきたメンバーとすれ違います。
一人は途中(300段目あたり)で諦めたものの、思い直して100段目くらいから上り直したそうです。結果として、400段も余計に上ったので、思い切って上っていけばよかったと後悔。
ゆっくりと休みながらでも上れば上れるので、がんばりましょう。

ほかのメンバーは、御本宮の神札授与所でしか買えない「幸福の黄色いお守り+ミニこんぴら狗」(1500円)を買い求めていました。眠いといって上らなかったメンバーの分も。
http://www.konpira.or.jp/info/0022/set.html

余談ですが、前日の宴会で、仲居のお姐さんから習った「金毘羅船船」。
階段上りがきつくなってきたころ、私の頭の中には、
「こんぴらふねふね おいてにほかけてしゅらしゅっしゅしゅ~う♪」
とこのメロディーがエンドレスに流れていました。
踊りもちゃんと覚えました。
今後、台湾で香川県を紹介をすることがあれば、この踊りを披露することになるでしょう。
台北の日本観光協会のJOYが、朝食時に仲居のお姐さん方に踊ってもらったのをムービーで撮影していました。そのうち、台湾でも流行すると面白いですね。
さらに余談ですが、私には、この踊りの方が、「台中音頭(*台中日本人学校で踊られる)」よりはるかに簡単だと思いました。

瀬戸内国際芸術祭2010 直島④

2010年07月27日 | 日本 おすすめ観光
食後は、レストラン横のスーベニアショップへ。
草間彌生氏の作品系のおみやげものがいっぱい。
それにしてもアート系のおみやげは、予算オーバーのものばかり。
黄かぼちゃの大きなクッション17000円、今でもまだ悩んでいます。
黄かぼちゃのペーパーウエイトが3500円だったかな、、、。
一緒に参加したメンバーは、これを買っていました。ペーパーウエイトは、直島のあちらこちらで売っていましたが、このショップにしかないものもたくさん。面白くて、ここにいるだけでアートも楽しめます。

   となりのパークにあるたくさんの作品。
その先には、。夜になったらライトアップもされるとか。
それにしても、不思議なかぼちゃ。見ていて飽きないし、いろんな表情を見たくなるのです。

香川県庁の方の名刺には、夕日をバックにした黄かぼちゃの写真つきがあります。

下見ツアーの台湾旅行業界関係者に、「黄色」と「赤」のどちらが好き?と尋ねたら、圧倒的に、この黄色かぼちゃが人気でした。私も「黄色」に1票。

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瀬戸内国際芸術祭2010 直島③

2010年07月26日 | 日本 おすすめ観光
直島でのランチは、ベネッセハウスのテラスレストランにて。
朝からの曇り空がこのころには太陽が出てきて、明るい初夏の瀬戸内に。

広々。スタッフの対応はとても丁寧。

やさしい味のアスパラスープ。

メインは鯵のムニエル。
しっかりとした味付けで。付け合せの野菜類も初めていただく青菜が。
TOPの写真のパン(雑穀系と全粒粉)は焼き立てをそのつど持ってきてくれるので、4回(4切れ)いただきました。添えられた小豆島のオリーブオイルはクセがなく、かりっと香ばしく焼いた素朴な味のパンにたっぷり浸してメインの魚料理とあわせていただくと、体によさそうな滋味が染みわたってきます。

デザートもやさしい風味。

食後の飲料。(コーヒー/紅茶)
特別に一人だけ外のテラス席で、海を眺めながらいただきました。

テラスレストラン外観。
この建物の横には、宿泊施設が。シンプルなテレビのない部屋で、お値段もかなり高いようです。

今回のランチも、スープ、パン(食べ放題)、メイン(魚)、デザート、食後の飲料。
これで2400円でした。
後日、ネットでここの評判を調べたら、ホテルもレストランも賛否両論。

たしかに、ここを訪れるなら、気持ちを切り替えていったほうがいいですね。

パンは焼きたてを持ってきてくれるのですが、私たちは26名の団体なので、1回に1人1切れずつ。焼きあがっては持ってくるという時間間隔なので、せっかちに食事をする習慣のある旅行業界の人には不評。
私(下見ツアーも3日目になると、個人的に楽しんでいます。)には、ちょうどいいタイミングでしたが、団体には向かないかもしれませんね。

気の合う友人と、時間を忘れて、アートと自然を楽しむという場合には、素敵な場所です。

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瀬戸内国際芸術祭2010 直島②

2010年07月25日 | 日本 おすすめ観光
地中美術館では、プライベートツアーを予約してあったので、解説員の方と一緒に館内説明つきで、回りました。解説してもらうと、見方がわかるし、見落としがちな場所も、しっかり見ることができるので役立ちます。
スタッフの制服や髪型も、斬新で、担当として解説してくださたYOJIさんは、一目見たときの印象が、「縄文人?」でした。

安藤忠雄氏の設計で、すでにこの建物自体が作品。
展示の仕方にも、さまざまな工夫があり、説明を聞くたびに、一同、「お~!」と感心。

http://www.chichu.jp/

予定を20分オーバーして、徒歩で坂を下って5分、隣にある「李禹煥(リ ウファン)美術館」へ。
ここも安藤忠雄氏の設計で、地中美術館と雰囲気が似ています。時間がオーバー気味なので、10分で鑑賞終了。

次にベネッセハウスへ。
高校時代にお世話になった、「進研ゼミ」のベネッセ。受験勉強のイメージしかない「ベネッセ」ですが、こういう形で現代美術の世界を展開していたのですね。
http://www.naoshima-is.co.jp/#/house

ここも30分ほど鑑賞して、海のそばにある「テラスハウス」でのランチへ。
坂を下って降りていくと、そこにもアートの展開が。その先の海岸には「黄かぼちゃ」も。

      
      金属の板みたいなものが、突き刺さって、風に吹かれて動きます。
     一辺が2メートルくらいあって、倒れそうで倒れない不思議な作品。 (触らないでね。)

     
     アメリカ人芸術家の作った桟橋。そのほかにも、海岸近くに家も作品としてあります。
     


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瀬戸内国際芸術祭2010 直島①

2010年07月24日 | 日本 おすすめ観光
下見ツアーの3日目は、朝8時に高松港をフェリーで出発。1時間で直島の宮浦港に到着。

島が近づくと、見えてきました、赤い丸いのが。
これが、草間彌生氏の「赤かぼちゃ」。実物を見ると感動です。

中に入ることもできます。 子供も遊んでいます。
横の岸壁では、数人の釣り人が釣りをしています。

9時に到着したので、まずは、宮浦港のすぐそばにある「直島銭湯 I湯」を見学に。 
平日のこの日、開店は午後2時なので、外から写真を撮るだけ。
この銭湯は、実際に銭湯として機能もしているので、個人で行ったら絶対に入ってみたいです。
 

http://setouchi-artfest.jp/artwork/4_shinro_ohtake_graf/

 島の家々には、花がいっぱい。

宮浦港から専用バスで20分、地中美術館へ。


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瀬戸内国際芸術祭2010 女木島②

2010年07月23日 | 日本 おすすめ観光
女木島のフェリー乗り場の横に立つモアイ像。
モアイ像は、イースター島の名物ですが、なぜ、この島に。
鬼が島とモアイ像の島が姉妹島にでもなったかと思いきや、素敵な話が。

高松市に本社があるクレーンメーカーの株式会社タダノが、地震(や、そのほかの事情により)により倒壊していたモアイ像修復に自社のクレーン技術を使って修復作業をするため、日本で練習用に作ったモアイ像だそうです。練習に使用された後、高松市に寄贈。この女木島に設置されたそうです。

日本の技術力と、その会社の社員の方の情熱で、世界遺産のイースター島の数々のモアイ像が復活したわけですね。


高松港と男木島と女木島を結ぶフェリー。これを題材した菊川怜さん主演の映画もあります。

女木島にある交際芸術祭のプレート。各島にあります。
これは男木島のもの。




いよいよ始まりました!
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瀬戸内国際芸術祭2010 女木島①

2010年07月22日 | 日本 おすすめ観光
男木島から女木島へは、カーフェリー「めおん号」で20分程度。

ここは、桃太郎の鬼退治をした島で、その鬼達が住処にしていた洞窟があると言うのでワクワクです。

港にある観光施設で、鬼の洞窟域のバスをお願いします。
定時運行のほかに、人数が多いと臨時でバスを出してくれます。
往復600円。
高いといえば高いのですが、ここでは、このバス以外に大洞窟へ行く手段は徒歩かレンタル自転車。のぼりで距離もあるのでバスがおすすめです。

さて、狭い山道を登っていき、鬼のアジトの洞窟へ到着。
ここは、なんと、天然の洞窟ではなく、紀元前100年ごろに人間によって掘られた洞窟だそうです。外は30度を越える真夏日ですが、洞窟の中に入ったとたん、涼しい風が。30分最中にいると、最後は体中が寒くなるくらいです。

管理人の方に解説をしてもらいながら入ったので、なかなか楽しめました。
昔から聞いていた桃太郎の話は、本当の話だったんですね。
 入り口です。

 戦っています。

 鬼の大将が負けを認めました。改心します。

 桃太郎に諭された鬼の大将。

 鬼が改心して、桃太郎ご一行様に手を振ってお別れ。

 洞窟内には、財宝を隠したらしい秘密の穴も。
              展示品は管理会社の人が置いた模造品です。

鬼が島の大洞窟  http://www.onigasima.jp/onigashima.html

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