台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

台湾のおふくろの味 劉太太の「鹹湯圓」

2010年12月31日 | 台湾の生活

2010年最後の日曜日の夕方、前駐日大使夫人にお誘いを受けたマダムHが、私とNさん、Kさんも誘ってくださって、台中の西北の大坑にある劉太太のお宅で開かれた「冬至の湯圓の食事会」へ行ってきました。

この日は、日中はお日様も出て、日なたは暖かく気持ちいい小春日和でしたが、夕方になり、お日様が沈むと、10度以下。そんな寒い日、劉太太の手作りの「麻油鶏」と「鹹湯圓」が、胃袋から体全体を暖めてくれました。

 「麻油鶏」(マーヨーゲー:台湾語)
ごま油と米酒、ひねしょうが、鶏肉で作った滋養鍋。劉太太のものは、とうもろこしが入っていて、味にやわらかさを出していました。

 「鹹湯圓」の中身は、豚肉、干し蝦、j干ししいたけ、揚げたまねぎ等。香ばしく、深い旨みにはまり、8個も食べてしまいました。青菜は、春菊の1種で、「打婆菜」という名前のものです。なぜ、「妻を殴る菜っ葉」という怖い名前かというと、火を通すと、料がすごく減って、だんなさんが、「こんなにたくさんお金を出して買ってきた菜っ葉が、たったこれだけなのか!本当はなににお金を使ったんだ?」と言って妻を殴るからだそうです。一昔前ならほんとうにあったかもしれない話ですね。

  写っていない場所にも、大勢のお客様がいらっしゃいます。食事の後は、スペイ音で活躍されている戴画伯のスペインやヨーロッパ、EUの過去と現在、そして、アジアのこれからなど、話が弾みました。

 テーブルの上にも料理がいっぱい。

ホストの劉先生も、劉太太も、さりげなくもてなしてくださって、お客さん同士の話も次々と展開していきます。案外、知合いの知合いだったりして、世間は狭いという話も。

会話の中で、日本人から見た台湾の不思議や面白かった異文化体験の話を請われたので、食事に関する思い出を披露しました。

結婚して間もないころ、昼食を作り、食べていたら、夫の友人が近くに来たから、今から部屋に来るというのです。「聞いてないよ~」と思いながらも、5分でくるというので、あわてて、食べかけていた食事をすべて片付け、何ごともなかったように、出迎え、お茶をだしました。

夫の友人夫婦は、「食事しましたか?(吃飽了嗎?)」と聞くので、「ええ、もう済ませました。」と答えたのに、横で夫が、「今食べてたところだけど、君たちが来たから、妻が食べかけの食事を全部片付けたんだよ」と言いました。そうしたら、「ええ、そうなの?じゃあ、続けて食べてよ。」というではないですか。

そんな、お客様が来ているのに、食事できないでしょう、、、。
食事時に人の家を訪問すること自体驚きでしたが、食事していても気にしない習慣だったのですね。反対に、本来ならば、「一緒に食べませんか?」と聞くのが、正しい対処だったようで、冗談で、「君の日本人の妻は、ケチだねえ」と言われたのを覚えています。

この話を聞いたお客様達は、一様に笑いながら聞いておられましたが、日本人妻の反応に、そのときの夫の友人同様、案外驚いたようです。

今は、私も慣れたもので、一緒に食べませんか?とは聞かないものの、食事時にこられても動じることはなくなりました。もっとも、お見せできるようなものを食べていないので、食べていたものを隠し、お茶菓子にすり替えるという裏技を使います。

今年も台湾や日本、そのほか訪れた国で、いろいろなおいしいものをいただきましたが、どんなご馳走にもかなわないのが、母から子へと、何代にも渡って受け継がれた「おふくろの味」ではないでしょうか。この劉太太が、自分の母の母の母から伝えられたという「鹹湯圓」は、台湾の味、そのものであり、どんな豪華な料理よりも、「おいしい」と感じる料理でした。

1年の締めくくりに、こんなおいしい「鹹湯圓」をいただけて、素敵な人たちとおしゃべりできたことに感謝です。

本物の台湾の味、本当の台湾を紹介するため、2011年も、好奇心と行動力をフル活用し、調べて行きますね。

今年も「台湾台中おせっかい日記」を見に来てくださってありがとうございました。ブログを通して、多くの出会いや発見がありました。2011年も、引き続きよろしくお願いします。

  新年快楽!兎年吉祥!


今日から新しい台中市

2010年12月25日 | 台湾の生活

今日、2010年12月25日、台湾では、5つの自治体が、新しい体制で始まります。
(台北市、新北市、台中市、台南市、高雄市)

私の暮らす台中市も、今日から新しい庁舎の運用が始まり、以前の台中県の町村と台中市が1つの市となります。

昨夜は、その新しい庁舎で、クリスマスイブのミサ(平安夜)のイベントがありました。

 夜10時半です。本格的なミサのようで、クリスチャンのみなさんが静かに祈りをささげられていました。

    

巨大なLED燈で装飾されたツリー。中に入れます。常にひぁりが動くので、視覚神経がおかしくなり、目が回ります。この下や小屋を潜り抜けるミニ列車があるようです。この時間はすでに得業を終わってました。

      

市庁舎の後ろ側。七期の三越あたりがきれいにライアップされています。
10年前には、想像もつかなかった風景が展開されています。

  

  

金典酒店の出品作。ジンジャークッキーで作られた新市庁舎。

  

かわいくて、でもおいしそう。

今日、明日(25日、26日)も展示されていると思うので、お近くにお住まいの方、是非お散歩が寺、新しい市庁舎へ。


2010年 台日千人茶会 ③

2010年12月23日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

この台日千人茶会の特徴は、名前どおり、日本の煎茶と台湾の中国茶の席があることです。
煎茶席は、準備やお点前の関係上、時間を区切って、人数制限をした上で入場して楽しんでもらいますが、中国茶席は、この博物館の1階ロビーに、8席あり、入り口で50元を出し自分用の茶杯を購入したら、興味のある席へ行き、席が空けばそこに座り、茶杯を出します。

中国茶席の司茶者は、陶芸家かあるいは、そのアシスタントの人たちで、自分の作品を請われれば説明し、お茶の話をしたりしながらお茶を煎れてくれます。
 
これは、茶葉をここにうつし茶壷へ入れるときに使う道具。

 
本物の木と見間違うような茶壷。もちろん陶器です。

マイ茶杯を持ってくる方も多く、時には司茶者の準備した茶杯を使うこともあります。
席の交代や茶杯のこやり取りはごく自然で、司茶者もお客様も全体を見ながら、お互いに気を遣って譲り合い、流れるように時間が過ぎていきます。周囲は、一般の観光客の喧騒でざわめいているのですが、茶席のあたりは、そこだけバリアでも張られたかのように、静寂で穏やかな空気に包まれます。お茶の香りがそう感じさせるのでしょうか。

 
お茶をくれてもらっているのが今回お50元で購入する茶杯。

 自分の作品を説明中。  地下一階のロビーでは、書家の先生方が、無料で書を書いてくださいました。お茶と書と絵と詩は密接な関係があるのですね。中国の古典をある手度おさらいしておかないと、書いていただいた言葉の意味がわかりません。漢字なので、なんとなく検討はつくのですが、あまりに風流な仕掛けがあると、かなり時間をかけて説明してもらわないと理解できませんね。それでも、それがわかったときの喜びは格別です。どこまでも奥の深い世界です。だからこそ、どんどんはまっていくのかもしれません。

 台日千人茶会「茶的禮讃」
    2010年 10月31日(日)  於 台北県立鶯歌陶瓷博物館


2010年 台日千人茶会 ②

2010年12月22日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

今回の千人茶会は、日本茶席は3席。
上の写真は、「雅遊席」で、博物館の地下1階の大会議室(定員230名)で、お点前をしているところです。この席は、残念なことに、会場を訪れた人、全員がいただけるわけではなく、一番前の列に座った方のみがお客様になります。

  

解説は、蔡玉釵老師。初めてお煎茶のお点前を、解説付で見られたお客様も多く、普段台湾で日常的に楽しむ中国茶とは似ているようで、どこか違う様子に興味津々です。質問もどんどん出てきます。台湾の方の煎茶道への興味が大きいことがわかりますね。それにしても、見ていて美しい流れるような所作です。

  

この席は、淡樂席。お煎茶です。永谷宗園のものですか?と参加された日本の方円流の先生方が台湾の先生方に聞かれましたが、それを通訳するのに、「ナガタニソウエン」と聞き、初めて聞く単語で、漢字がわからない私は、「長谷宗円」の中国語読みで尋ね、最初は、みなさん首をひねりましたが、「このお茶の名前」と付け足すと、ちゃんとわかってもらえました。さすが、同じ道の方同士は、言葉が通じなくても、通じることが多いのですね。それとともに、ガイド業もする自分の勉強不足を痛感しました。

 
家元席は玉露です。お家元様じきじきに解説されます。

 


一煎目が出されると、高台寺のご住職様が、ねね様の衣装のことやお寺のお宝の解説などをしてくださいます。ここでも、多くの参加者のみなさんが質問されました。こういうときの通訳は、中国語のみならず、日本の歴史、文化もきちんと理解してないと、とんでもない訳になってしまうので、とても緊張します。

 5時に終了。日台の方円流の皆様とスタッフの合同記念写真。前列の台湾のメンバーの衣装、色と素材は同じなのですが、各人違う仕立てをしています。自分の個性に合わせたものにするというのが台湾流ですね。

 台日千人茶会「茶的禮讃」
    2010年 10月31日(日)  於 台北県立鶯歌陶瓷博物館

 

 


2010年 台日千人茶会 ①

2010年12月21日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

2010年の秋、台湾、陶器の里、鶯歌で、(財)日本煎茶道方円流 と台湾支部、中華方円茶文化学会、鶯歌陶瓷博物館の主催で、台日千人茶会「茶的禮讃」が開催されました。

この台日千人茶会は、第4回目になります。
私は、旅行会社の立場で第3回目から、方円流の皆様の台湾での滞在時のお手伝いをしています。2年前に初めて日本の煎茶道に出会い、台湾の地でたいへんおいしい玉露をのませていただき、感動したのを覚えています。日本にいたころは、煎茶道の存在すら知らなかったのに、台湾で日本のすばらしい文化に出会えたのも、不思議な縁ですね。

 華麗な装飾の圓山大飯店のロビーも、華やかな和服の方円流の皆様の前では色あせてしまうような、、、。

 主催者の中華方円茶文化学会の理事長で、方円流の師範でもある蔡玉釵老師。

 方円流の2代目家元 水口豊円様

   

京都の高台寺からもご住職さまがたが、このお茶会のために、ねね様の衣装などを持って展示してくださいました。

記者会見では、台湾全土から多くのメディアが取材にこられました。

 台日千人茶会「茶的禮讃」
    2010年 10月31日(日)  於 台北県立鶯歌陶瓷博物館

 


五行壺

2010年12月20日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

『五行壺』 五行思想を元にした湯沸し用の茶器。

『木』-蓋の抓む部分は、木製。
『火』-壺の下では、火が水を沸かします。
『土』-壺本体の陶器。
『金』-取っ手部分は銅などの金属。
『水』-壺の中身は当然、水。

五行思想による、万物の元素、木、火、土、金、水を、これで沸かしたお湯でお茶お煎れ、飲むことで、一度に自分の体内に取り入れることができるという、優れもの。

静かにお茶をいただきながら、万物の元素が、体の中で再合成され、新しいパワーが湧き出てくる気分なれるかもしれませんね。


蘭嶼山馬茶

2010年12月19日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

「蘭嶼山馬茶」は夾竹桃科の植物で、別名「蘭嶼馬蹄花」と呼ばれ、台湾の恒春と蘭嶼に自生しています。原産地はフィリピン、マレーシアあたりで、 蘭嶼の原住民は、はるか昔から、南洋のこれらの地域と交流があったので、一緒にやってきたのでしょうか。

この植物の果実部分を、お茶に加工してありました。効能は、詳しく書いてありませんでしたが、デトックス(排毒)作用があるので、健康にいいのかな?という感じですか。以前から、漢方薬、生薬として利用されていたようですが、手軽に飲めるお茶として加工したのは、そのお店だけだそうです。(お店の名刺をもらうのを忘れてしまい、時間がなくて買い求められなかったので、残念です。)

  

お店の人は、実のなった木をわざわざ会場へ持ち込んで展示していました。
少し、しおれているようでもありますが、、。

 横にある袋は、茶梅です。

実は試飲も時間の関係上できなくて、今でも心残りです。
マリーさんには、「何でも飲みたがるのねえ、、」なんてあきれられました。

どなたか、飲んだことのあるかたは、効果や味の感想を教えてください。
 


四季茶会 ④

2010年12月18日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

音楽も茶会の席には重要なアイテムです。
一席目の時は、最初はバロック音楽が流れていましたが、途中、司会者がこのお茶会の趣旨などを話し始めた後、邱鳳玉さんが、やわらかいソプラノの声で詩を詠いはじめました。
漢詩ではないことはわかりましたが、台湾語も混じっているような、不思議な音調で、それでも、全体の雰囲気の中に溶け込んでいるので、雑多なことを忘れ、この場だけの空間に心がすーっと入り込んでいくようでした。

茶席のある会場の隣には、今回の協賛者の茶業行の方たちのブースがあり、各自趣向を凝らした飾りつけともてなしで、参加者をもてなしてくれます。茶器や茶葉も販売されていて、鶯歌や鹿谷などの、普段は遠くていけない店の商品もゆっくり選ぶことができます。このスペースは無料なので、いつも大勢のお客さんでにぎわっていました。

こういうとき、台湾では、中国茶が日常の生活の中に自然に存在するのだと感じますね。

 

  

 珍しいお茶「蘭嶼山馬茶」の試飲。

   
会場で偶然であった煎茶道方円流台湾支部の老師。台湾でお煎茶をされるかたは、例外なく中国茶への造詣も深いのです。

このお茶会も、初めて知ることや、経験したことのない雰囲気の中で、自分の中に新しい境地が作られていくのを感じることができました。

『四季茶會』
   時間:  2010年 12月2日~5日
   場所:台中創意文化園区ー雅堂館《茶席区》

 春節の計画は決まりましたか?短いお休みですが、ぴったりのリゾートツアーがあります。詳しくは、東鴻旅行社のHPをご覧ください。

 


四季茶会 ③

2010年12月17日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

この「四季茶会」。茶席券が1200元ということで、一般的な中国茶のお茶会としては、高額なものでした。

夜の席は、午後5時半から開場になり、まずは、お食事をいただきます。

   


食事会場は、まるで授業でもするかのように、黒い中国風な机が同じ方向に向かって並んでします。
   
机の上には、竹製の箱と竹製のコップ。このセットは1800元で売っていました。


蓋を開けると、色鮮やかなお弁当。

左上:見た目には、鍋貼ですが、中は、精進料理に使われるような薬草系(多分ヨモギのようなもの)を刻んで入れた苦くて健康に良さそうな冷たい焼餃子(鍋貼)。
左中:かぼちゃを裏ごしした茶巾絞りで、上に台湾マヨネーズとトマト。
左下:玉子焼き

中央上:刻んだ漬物をまいた、すし飯ではない巻き寿司。
中央中:見た目には、柴漬けを混ぜたおにぎりのようですが、実は、ドライクランベリーを刻んで入れて、甘く味付けしたもち米のおにぎり。
中央下:限りなく素材の味をだしたゆでブロッコリー。

右上:多分ゴマ豆腐系らしきものを海苔でまいたもの。
右中:薄味のドレッシングであえたモロヘイヤなどの生野菜を牛皮でまいてもの。
右下:客家のおやつ、草粿を上品な味付けにしたもの。

マリーさんと、一つ一つにコメントしながらいただきました。
これが台湾式茶懐石弁当でしょうか。

   

食事が終わると、いよいよ1回目の茶席です。
茶席会場の入り口の前に、各テーブルを担当される司茶者のみなさんが、自分のテーブルに置く灯りを手に持って、お出迎えです。

  幻想的な風景でした。

2回目の茶席の間には、茶菓子をいただきます。食事のときと同じ会場です。

 

鹿港の老舗、玉珍斎の干菓子(白は杏仁、茶色は緑豆)
甜湯は、五穀粥。

『四季茶會』
   時間:  2010年 12月2日~5日
   場所:台中創意文化園区ー雅堂館《茶席区》

 春節の計画は決まりましたか?短いお休みですが、ぴったりのリゾートツアーがあります。詳しくは、東鴻旅行社のHPをご覧ください。


2010年12月8日 李登輝先生米寿を祝う会 

2010年12月09日 | 台湾の生活

昨日、台北のロイヤルタイペイホテルで、日僑台日文化交流会主催の「李登輝先生米寿を祝う会」に出席しました。

台北はもとより、台南、台中、日本からもお祝いする日本人が160名ほど集まり、和やかで楽しいお祝いの会になりました。

会の最後には、グループ毎の記念撮影もあり、その際、ちゃかり李登輝ご夫妻と写真を撮らせてもらいました。テレビや講演会で見る時の先生は大きなオーラを放たれているようで、近寄りがたいのですが、いざ隣に行ってみたら、やさしい米寿を迎えたおじいちゃまという感じで、一言二言短い会話もできて、感激でした。

この会では、また多くの出会いがありました。

 
(左)台北の「小料理屋 北村家くるみ」のご主人であり、映画監督もされている北村さん。
(右)台南で中国茶を教えていらっしゃる高橋真理子さん。真理子さんとは、お互いの夫が元同僚で、8年来の知合いなのですが、なかなか会うことができず、実に8年ぶりの再会でした。中華茶藝聯合促進會(台南會)のメンバーでもあります。

 台湾ではかなり知名度がある「大口吃遍台湾」の製作者でもありレポータでもある「阿松(MATSU)」さんもとなりのテーブルにいらして、台中のレストランや、そのほかの話で盛り上がりました。以前彼の講演会を聞いた知人が、「生で見たら、すごくかっこよかった」と言って興奮していましたが、たしかに、さわやか青年ですてきな方でした。

今後は、MATSUさんと、台湾のグルメ、食文化以外にも、いろいろな方面から台湾や日本を紹介する仕事を計画できたらいいですね、ということになりました。

 台湾では、結婚式などでは、食事が始まる前に、湯圓が出てきたりしますが、この日は、日本風にお赤飯のおにぎりが先に出てきました。
まだ出席者も集まっていないときで、最初、一緒に参加したマダムHと、「きっと、これは日本の結婚式と同じ(私のふるさとの辺りでは、結婚式で出た鯛の焼き物とお赤飯の折り詰めは、その場では飾るだけで食べてはならず、持ち帰って家族へのおみやげにするものとされています)で、後でお持ち帰りするために、飾ってあるから食べちゃだめですよ。」などと解釈し、そのままに。でも、隣のテーブルでは、みなさん、食べ始めています。そう、ここは台湾、テーブルに食べ物をずっと飾っておくわけがないですね。食べるために出された赤飯でした。