台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

苗栗 三義 勝興車站 ②

2011年03月30日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

先日、三義の舊山線沿いにある「娟夢田」に宿泊したので、朝、ここから近くにある「勝興車站」へ立ち寄ってみました。

3月6日のブログで紹介した内容に載っていない部分をご紹介します。

     

     

1998年まで使用されていた駅舎の中には、当時の時刻表も残っています。

     

    

 駅舎のホーム側には、「駅長室」と書かれたおみやげ販売のカウンターがあります。

      

幸福行きの切符や、実際に台湾にある駅名や縁起物の名前にした切符は、小さい物が1枚5元。絵葉書になっているものもあります。息子は12枚、お買い上げ。どういう基準で選んだかは不明です。

   

台湾の地理の勉強にもなるキーホルダーや切符を入れたもの。

     

「桐 桐 桐」というのれんがかかったショップ。ここの老街にも、同じお店がありました。手作り作品や瑠璃ガラスのペンダントなど、工芸関係の品揃え。香水要れになった瑠璃ガラスのペンダントは、台中市内の某店で、980元で売っていた同じものが、3月末まで特価390元といわれ、買いたい~と揺れ動く心を抑えるのが大変でした。

訪れるたびに、お店の数が増えて行くようです(笑)

「勝興車站」
      住所:苗栗縣三義鄉勝興村14鄰勝興89號


取材してたら取材されました

2011年03月22日 | 台湾の生活

今日の午後、趣味と実益を兼ねて時々お手伝いする日本語メディアの取材のため、家の近所の「無老鍋」へ行ってきました。
  

いつもどおりに、Mさんと、去年、台中にお嫁に来たM美ちゃんの3人で、あれこれ食材のことを語りながら、あまりのおいしさに、頼んだ鴛鴦鍋をほとんど食べ終わろうとしていたころ、カメラマンがこちらへ、、、。

(カメラ)「あの、日本人ですか?」
(私)「はい、そうです。日本語メディアの取材のため、食べてました。」
(カメラ)「日本から取材ですか?」
(私)「日本人ですが、今回、日本から来たわけではありません。」
(カメラ)「取材の様子を撮影していですか?」
(私)化粧もそこそこ、髪もボサボサ、服も中途半端だったので「私を写さないという条件なら」

と、レポーターのお姉さんの質問を受け、あれこれ話しておりました。
いつ報道されるかどうかも聞かず、会社へ戻り、遅く帰宅したら、
(夫)「今日、『無老鍋』に、取材いったの?」
(私)「えっ、なんで知ってるの?」
(夫)「10分前、テレビのニュースに出てた。Mさんもいっしょだったでしょ。」

       

東森新聞台(台中 51チャンネル)でしたが、東森財経新聞台(台中 57チャンネル)でも、出たようです。また仕事で出かけて、9時に戻ったら、そのとき、ほんの2分ほどですが、私たちの取材の様子が放送されました。自分を画面越しに見るのは、なんとも不思議な気分ですね。
これから、お出かけするときは、身なりをきちんとしていかなければ、、、。

台湾では、去年も、友人のレストランで食事をしていたら、取材チームが来て、日本人だという理由でインタビューされました。韓国レストランでしたけど。

 

 

老四川重慶火鍋料/袋【中華鍋超激辛スープの素】中国産
クリエーター情報なし
宝島 台湾・中華食材【調味・香辛料】

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 台湾からも祈っています。

2011年03月20日 | 台湾の人々

2011年3月11日午後に発生しました東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)、未曾有の災害により、たくさんのかたがお亡くなりになり、現在も行方不明です。

お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、安否不明の方が、一人でも多く、助かって家族に再会できることを祈っております。

台湾でも、多くのかたが募金運動をされてます。援助の申し出も多くあります。となりの国というよりは、自国のことのように、関心があり、心配されています。

台湾、、台中に生活している私たちにも、多くの台湾の方から、今回の震災に関してお気遣いいただき、励ましていただきました。

日本人関係の団体でも、募金の動きがいろいろあります。
台中でも、チャリティコンサートや、街角募金など、日本人としてできる限り、被災地のみなさんに何かできないかと、連絡網がフルに活動して、協議中です。今だけではなく、復興にかかるであろう長い時間、微力でも、何か力に慣れればという思いはみな同じです。

このブログでも、そういう活動をご紹介していく予定です。

 


台中三越 「LAURA ASHLEY」 バーゲン

2011年03月10日 | 台湾の生活

台中地域にお住まいの方で、「LAURA ASHLEY」の洋服が好きな方に朗報です。

2011年3月20日から4月6日まで、改装するため、ワゴン、一部商品が、60%OFF。3件以上だと、70%OFFです。去年のシリーズのものやサイズが大きいものが多かったりしますが、堀だし物もあります。

そのほかの商品も、3月19日までは、20%OFF。VIP会員の誕生月の特典でも最大15%OFFなので、これはお得です。

台湾の飲物もいろいろですが、ブルックスのコーヒー(ドリップパック)や、商品は、台湾人の友達、同僚にも大好評です。海外発送してもらえるのですが、なぜか、台湾へは発送できないので、これをおみやげに頼まれることしばしば。
台湾へ遊びに来るときのおみやげにお薦めです。
この味は台湾にはありそうで、無いのです。

お申込は、左のBROOKSのバナーをクリック、ポチっとな♪3月31日までの限定お得な商品です。

Sample Banner

 


福徳正神の誕生日

2011年03月07日 | 台湾の生活

昨日は、農暦の二月二日。台湾で一番信仰されている福徳正神の誕生日です。
福徳正神は、土地公ともいい、地域によっては、女性で土地婆の姿で祀られているところもあるようです。地域の廟にも祭られていますが、家庭や職場でも、神棚があって、そこに祀られているので、毎日、お水を取替え、線香を上げます。
日々の生活を守っていただく神様です。
               

私が暮らす地域の土地公廟へ、お供え物を持って、家族でお参りに行きました。
何でも、今日の午後2時から4時の間にお参りをしなければならないと専門の暦に書いてあり、さらには、この日、お供え来るものも指定されていたので、昼、買出しに出かけました。

①リンゴ3個 みかん3個 バナナ1房
②發糕
③鶏1羽
④お酒
⑤潤餅

果物類は簡単に買うことができます。リンゴは、日本からの輸入の蜜リンゴを奮発。みかんは、茂谷という甘味の強いもの。バナナは南投産のものです。

發糕は、家族に人気がなく、食べてもらえない恐れがあるので、『滋養蛋糕烘焙坊 』のスポンジケーキ(8寸)を。考えることが同じ人は多く、お店には多くの人が買いに来ていました。今日は特別なので、お供え用として、切らないで丸いまま、上には「寿」のはんこを押してもらいました。(2009年3月6日の記事参照してください)

鶏は、丸ごとゆでた鶏1羽を買っても食べるのもたいへんなので、ケンタッキーの烤鶏で代替。

お酒は、先日父が日本から持ってきた月桂冠のワンカップ。日本の清酒も気に入ってもらえるといいのですが。

潤餅は、近所で売っている場所に行ったものの、夕方ごろからでないと店はやっていなくて、思い出して清明節(寒食節)にみなが買いに行く「楊清華」まで行ってみたものの、なんと日曜日はお休み。ということで、ケンタッキーのメイキシカンタコスで代替とも思ったけれど、土地公様がたは、柔らかくて甘いものがすき。そんな激辛メキシカン料理なんて、無理だろうと思い、今回は潤餅はパス。

我が家のお供えはこんな感じとなりました。ミルクティーもサービス。

               

               

               

500元で發財燈を申し込みます。内部に自分の名前が書かれた灯明(ランプ)が飾られます。

    200元

廟の横では、玉蘭花と蘭の花びらをあしらったお供えも売っています。

            
神様達の楽しんでいただくための布袋劇。台湾語なので、いまいちストーリーがわかりません。

お参りして、金紙を燃やし、廟の世話役の人たちと、お茶をいただきながら、あれこれ話し(毎回「日本にも土地公はあるのか?拜拜するのか?」と聞かれます)、暖かな春の午後は過ぎていきました。

土地公へお参りするのは、日ごろの生活を守っていただくこと、平穏に暮らせることへの感謝をするため。商売を助けていただく、学業(試験など)で実力が出し切れるよう守っていただくという、自分の日ごろの気持ちを振り返る場所のようでもあります。

先日、空港で手にして買った本ですが各宗教の基本的なことが分かりやすく書いてあって、現代の国同士の関係や、ものの考え方が違うということがわかって、目からうろこでした。いろいろな国の人とお付き合いするには、知っておいたほうがいい内容がいろいろあって役立ちます。

世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)
加藤 智見
中経出版

苗栗 三義 勝興車站

2011年03月06日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

苗栗県で有名な観光地の1つ、木彫の老街「三義」。そこから車で10分、なんともノスタルジックな廃線に残る古い駅舎。

 台湾縦貫鉄道、苗栗県の山線の1つの信号所でした。
「十六份驛」という駅名は、その当時、そこで16軒の樟脳蒸留所があったため、その名がついたそうです。1916年に現在の駅舎が完成。「勝興車站」と改名されました。釘を1本も使わないで作られた木造の駅舎は、100年弱の風月をここで過ごしてきたわけです。日本人によって作られた建物なので、どこか懐かしい木造の駅舎。台湾には、今でも日本時代に作られた駅舎が現役で利用されています。

ここは奥の山々から切り出した台湾肖楠、紅檜などの材木を運び出したり、経済活動に欠かせない路線でしたが、山線は山間部縫うように走り、その上、当時、台湾で海抜の一番高い場所(402,326m)でもあり、7座のトンネル、3つの鉄橋など難工事だったそうです。
ところが、1935年の関刀山大地震の際、線路が壊れ、復旧することなく、壊れた区間は別の場所に敷設され、さらにべつのトンネルも閑静し、今の山線のルートになりました。

取り残された駅舎、山間部の手前、人も少なく、産業も変化し、いつしか寂れていきました。
近所の關刀山古道登山をする人や三義を訪れた観光客が少し足を伸ばして見に来る程度の場所でしたが、21世紀になり、苗栗県の県知事の観光政策により、三義木彫老街+勝興火車站+騰龍断橋の観光定番コースとなったのです。

  駅前の通り。休日は一方通行。
客家料理、点心、擂茶をいただける店が並んでいます。観光バスなどは、手前の駐車場に止めて、そこから歩いてここまで来ます。

廃線なので、歩いてトンネルを通れます。休日には、手押しトロッコの業者が営業するので、廃線の上をトロッコに乗って、ほんの50メートルほど往復できます。

4月過ぎれば苗栗の山々には、「油桐花」のかれんな白い花が咲き乱れます。休日は大変込み合うので、平日のお天気の良い日、お出かけするのもいいですね。

「勝興車站」
      住所:苗栗縣三義鄉勝興村14鄰勝興89號

絵でわかる旅行会話帳 台湾
凌炎
ナツメ社

 

 

 

 

 


海味珍活海鮮(鹿港)②

2011年03月05日 | 台湾のレストラン 餐廳

先日は、日本からやってきた両親を連れて、「海味珍活海鮮」へフカヒレを食べに行ってきました。両親にとって、フカヒレは、そう思い入れのある食材でもないようで、
「ほら、見て、この黄金の輝き!!コラーゲンがいっぱいよ~!」とテンション高い娘に対し、「食べ切れんから、そのひれの半分でいいわ」と母。

たしかに、今回は、大ぶりのフカヒレが2枚、どーんと。
小份(1700元)は、300g(半斤)、大份(3000元)は、600g(1斤)なので、そのときのフカヒレの大きさによって、枚数が違うのです。

               

それにしても真ん中の部分の厚いこと。口に入れて軽く噛んだ瞬間、黄金の繊維が、シャルシャリシャリ、、、とほぐれていきます。100%フカヒレの黄金の繊維です。ハルサメではありません。父と二人で、スープもすべて飲み干しました。コラーゲンの溶け出したスープ、これが一番大事ですからね。

                
               ボリュームたっぷりのエビチャーハン(90元)

               
この日は3階で宴会があったようで、予約しておけば食べられるカニおこわ。
台湾海鮮ご飯の王様ですね。

   

 2階席は、核テーブルが病院の大部屋のベッドのように青いカーテンで仕切られるようになっています。カーテン仕切っているのは見たことないですが、準備されたフカヒレ鍋がおいてあったりして、あまり接待向きの店ではないです。でも3階は、宴会用の内装になっています。団体で予約していくときは心配ないようです。

最近、ニュースを見れば、小麦だ、油だ、なんだかんだと値上げのニュースばかりですが、フカヒレだって同じ運命のようです。

 
2011年5月10日から小份は300元、大份は500元値上がりします。こんな前から値上げ広告を出すのも、親切なのか、今のうちによく食べておきなさいということなのか、、。

「海味珍活海鮮」
      住所:彰化県鹿港鎮忠孝路281号
      電話:04-778ー6442

10年前、台湾へ初めて来る時、買った本です。満里奈さん、このころ、すごく台湾にはまっていたんですよね。テレビ番組でも台湾の小吃や烏龍茶の紹介をしてました。あのころのものと、今の台湾は随分かわりましたが、気持ちの上では、台湾へ来る前に読んでおくと、旅への楽しみが深くなりますね。 

満里奈の旅ぶくれ―たわわ台湾 (新潮文庫)
渡辺 満里奈
新潮社