台湾のレストラン出店には、その時々のブームがあるようです。鉄板焼きのお店といえば、昔からある庶民的な100~180元くらいで食べられる「大埔」などのチェーン店が主流でしたが、ここ数年、少し高級なお店の出店が続いています。
近所に今年春ごろにできた「銭潮」は、その中でも、ちょっと豪華な庶民的鉄板焼きのお店。「軽井澤」鍋屋同様、内装も広々して台湾チック、食事が終わった後も、付いてくる飲み物で、ゆっくり食後の休憩ができるし、一人前400元かからないという、ビジネスでも家族でも友達の食事会でも使い勝手のいいお店です。
場所は、公益路と大墩路の角、老舗のお茶屋「無為草堂」の隣。
隣にある「客家本色」の姉妹店です。
外装の色も客家本色とよく似ています。
仏教がテーマのようなデザインの入口。
会計のカウンターのところも小さな銅鐸がいっぱい。
オープン記念の際に、お客さんに書いてもらった絵馬(もどき)。この絵馬も台湾では、すっかりおなじみになりました。
お店の中は、1階フロアのみで広々。
コの字型の鉄板焼き焼きカウンター、周囲にはテーブル席(4~6人席)もたくさんあるので、100人くらいは入れそうです。
メニュー兼ランチョンシート。9つある主菜メニュ(190~230元)ーを選び、セットにすると290元(他に10%のサービス料)。
まずは、飲み物と和風サラダができます。飲み物は、温かい方が「玄米茶」。冷たいのは、「粉圓入り冬瓜茶」です。
さっぱりした和風ドレッシング。サツマイモがアクセント。
次にスープ。3種類から選べます。
養生系のスープですが、クセのなく、体に優しい味のものばかり。
牛肉と野菜のあっさりスープ・
白身魚のスープ。
ご飯ものは、お茶碗の下に小さな穴がいっぱい空いているもので、蒸気で蒸したご飯。この日は、シラスの蒸しご飯。さっぱりした味でおいしかったです。
目の前で調理するのを眺めながら、メインの料理が出てくるのを待ちます。
お肉を焼いている横で付け合せの野菜炒めを大量に作っています。
メインの登場です。私のお気に入りは、「明太子大阪焼き」(単品190元)。
台湾で「大阪焼」と言えば、お好み焼き。なので、粉もののお好み焼きを想像していたら、なんと、ハンバーグでした(*^o^*)♪
けっこうふっくらしていて、明太マヨネーズ、オニオンスライス、カツオの削り節がいい感じ。
台湾であまりハンバーグを選ばない私も、ここは2回連続、これをオーダーしたくらいです。
他にもメインは、
鴨肉の串焼き。
チキン。これは息子のお気に入りで、彼も2回連続同じメニューを頼みました。
他にも魚、豚、海老などがあります。
甘酸っぱいタイ風ソースのお魚。
カレーソースでいただく海老。殻が剥いてあるので食べやすいです。
メインメニューは、この時は9つ。ほかにもすき焼きもあります。
数カ月に1度、メニューが変わるそうです。
コースメニューは、サラダ、飲み物、ご飯もの、スープ、メイン、野菜炒め、デザートと出てきます。けっこうな量があるので、最後のデザートはお持ち帰りする人も多いみたいです。
かいわいい鶏蛋糕。(ベビーカステラみたいなもの)
アツアツで、中はふっくら。餡は入っていないけど、全体的に優しい甘さ。
何食べていいか迷った日には、おすすめ。
「銭潮」 公益店
住所: 台中市公益路二段112號(大墩路交差点)
電話:04-2319-2829
「銭潮」 朝馬店
住所:台中市西屯區朝馬路7號(朝富路交差点)
電話:04-2254-8852
★メニューや料金は、2015年4月のものです。