台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

梅子夢工場園区

2012年10月26日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

台湾の最高峰、玉山(3952m)への登山口として、有名な東埔(トンプ)温泉。
名前は聞いたことがあるけれど、行ったことがあるという人は、台湾人の中でも少ないのです。
というのも、南投県の南東に広がる信義郷は、とにかく広大。
その広大な郷の中でも、はるか向こうの山間にある東埔温泉。以前は、台中からも2泊3日はかかったといいます。

そんな東埔温泉ですが、2003年に開通した国道3号線(通称:フォルモサ高速)で名間インターから水里郷まで30分、玉山遊客服務中心から約1時間で到着です。この水里から温泉まで行く道も、ずいぶんいい道路になって、快適に走れる区間も増えました。

水里郷の蛇窯園区のあるあたりから、信義郷へと入り、狭い商店街の道の、これまた小さな曲り角を曲がっていくと、そこからは、まっすぐ阿里山へ通じる新中横道路へ続く道路があります。濁水渓の支流沿いに、至る所で旧道から新道に変わり、走りやすくなっています。でも、場所によっては、狭くカーブのおおい旧道もあり、運転も大変です。

東埔温泉まで行く途中、ここ数年、台湾のメディアでも、何度も紹介されてる「梅子夢工廠」があります。
園区の中心にある「梅子酒荘」。


数年前に台湾でも大ヒットした映画「海角七號」に出てくる「馬拉桑」という小米の蒸留酒はここで作られているんですよ。私もここに来て、初めて知りました。その代表的な小米酒(蒸留酒)や、梅酒など試飲もできます。ここのカウンターの原住民のお兄さん、すっごく愛想のいい人でした。

「馬拉桑」紹介:http://www.hsinifa.com.tw/wine3.html

おすすめのお土産は、いろいろなお酒のミニボトルセット。入れ物もなかなか良かったです。(写真を撮るのを忘れてしまいましたが、、、、)

ミニボトルセットなどの紹介:http://www.hsinifa.com.tw/wine3-16.html

他にも、信義郷の農協で農家の人と研究開発した梅酵素を利用した飲料とか、キャンディ類など、お土産の酒類はかなり多いくて、値段も手ごろなので、あれこれと選ぶのも楽しいです。


いわゆる「烏梅汁」ですが、無糖だそうです。想像するだけでも、口の中が酸っぱさで唾液いっぱい


1つ130元で、3つで300元。こうなると3種類1つずつ買ってしまいます。商売上手、、、。

外では、近所の農家の女性が、自分のところで採れた野菜や果物を販売。売切れたら帰ってしまうので、夕方、帰りに立ち寄ったときは、みんな帰った後。


信義郷では、葡萄の栽培も年々盛んになってきたそうです。
春冬の梅、夏秋の葡萄、トマトといったところでしょうか。

葡萄の紹介:http://www.hsinifa.com.tw/act/index.html

  
これらも、ここのキャラクター。信義郷は、ブノン族とツゥオ族が多く暮らすエリアです。
ここの2階には、原住民の歴史や文化を紹介した展示コーナーもあるので、興味のあるかたへ、ぜひ、2階へ。


名前が「上等氷」というアイスのキャラクター。「氷」と「兵」の読み方が同じなので、「上等兵」という意味をかけているのだと思います。でも、兵隊さんらしくないし、一体なんだろう~と。
で、一個食べてみました。



純果梅汁と梅精酵素の2種類。1個35元。


なぜか半分溶けているみたいなアイス。冷凍庫が壊れて、解凍してしまったものを再冷凍したのかと思って店の人に聞いたら、このアイスはこういうもんなんですって。

上に載っているのは、漬け込んだ梅の実。甘酸っぱく、歯ごたえも、半分サクサク、半分やわらか。

絶対ここでしか食べられないアイスでしょう。子供にも不評でしたが、私はこの味、好きです。

他にも、カフェや酒蔵もあるので、ここでのんびり過ごすこともできます。
この先、温泉へはまだ距離があるので、ここでトイレ休憩というのが一般的ですね。

「梅子夢工廠園區」
     住所:南投縣信義鄉明村新開巷11號
     営業時間: 08:00~17:00  年中無休
     URL:www.hsinifa.com ←最初のページにある動画(4話)、けっこう面白かったです。

 

 


2012年 日月潭紅茶祭り

2012年10月14日 | 台湾の生活

昨日、東埔温泉の帰り道、日月潭の向山ツーリストセンターを通りかかったら、車と人でいっぱいだったので、ちょっと立ち寄り。

2012年、日月潭紅茶季のイベントの1つの茶会と紅茶関連商品の販売会でした。
販売会は、5時で終了。茶会は、昼の部が終了し、夜の部の準備中でした。


昼の部で、まだ残っている人たちが紅茶をいただいています。
この茶会の茶券は、昼の部が700元、夜の部が800元で、時間内に2~3席、お土産付きです。


個人的に、日月潭では、向山ツーリストセンターが、普段は人も少なく、広々しているので好きです。
ただ、見ての通り、広く湖が見渡せないのが残念です。
普段は静かなので、ここのテラス席でゆっくりお茶するのも、悪くないです。
すでに6時少し前なので、あまりきれいな景色に映っていません。


紅茶卵のキャラクターでしょうか。この奥にお土産ショップとカフェがあります。
最近、台湾の観光エリアには、こんな形のキャラクターが増殖中。
大渓には、蒋介石&蒋経国ペアのものまであります。
みなさん、記念撮影に使われています。


茶会の入口の飾り。この後、蝋燭が灯され、幻想的な通路になるのでしょう。時間がなくて、待つこともできず、少し残念。


このような月の形をしたテーブルが20席ほど。

この夜は、日月潭で花火のイベントもあるので、ここからも少しは花火が見えるのかも知れませんね。
明日(10/15)は新月。きっとくらい湖面に映る花火は幻想的でしょうね。

20日(日)には、台中公園でもイベント(紅茶や関連食品の販売)があるそうですので、時間と興味のある方は、ぜひお出かけください。

『台中発 台湾中部 茶の巡礼」1日ツアー
      http://www.t-holiday.com/pdf/taiwan-tour-toko3.pdf
朝晩涼しく、過ごしやすい季節となりました。日月潭紅茶もそうですが、台湾中部では、烏龍茶、コーヒーなど、清朝時代、日本時代から続く歴史ある茶園やコーヒー園があり、ここ数年の研究と改良により、世界でもトップクラスの品質を誇っています。そんな3つの喫茶を1日でぐるっとお手軽に楽しめるコースがあります。秋の穏やかな台湾の風景も楽しみ、いろいろなお茶を味わい、購入できる一石三鳥の1日ツアーです。
ご家族、お友達でお出かけください。

 


「塩選」~軽塩風焼肉~台中  ②

2012年10月09日 | 台湾のレストラン 餐廳

他のお店にはない海鮮も頼んでみました。
瀬戸内海のイカの軟骨。こりこりして、個人的には肉より、こっちが好きです。


ニンニク風味のイカ。

一見すると、ホルモンみたいですが、イカです。


ピンクの塩(アンデスか、ヒマラヤの岩塩だったかっと、、、)
こういう作業が、素材が焼けるのを待つ間のテンションを上げてくれるのでしょうか。

軟骨には、ピンクの塩をすり鉢で細かくしたものを付けてみました。
下味がついていたので、塩の味がどこまできいているのかわからなくて、残念。


こっちは味がついていたので、少しだけダイアモンド塩(この店一押し)を振りかけていただきました。
ぷりぷりで、お肉食べ飽きたころにはいいですね。

さすがに焼き物ばかりだと飽きてくるので、サイドメニューも頼んでみました。
どれも、それなりに凝った演出と盛り付けがされています。


広島風焼きおにぎりは、焼きおにぎりの周りに、キャベツと鰹節をあしらってお好み焼き風にしてあります。
正直、味が重なり過ぎて、全体的にはマヨネーズが味しかしなかったような、、、。


カボチャグラタン。カボチャの甘味とチーズの塩味が、これまで塩系の味がメインだった流れを変えてくれます。

親子3人で、こんなオーダーで、2000元ちょっと。
ひとつひとつの肉に対して、こだわりがあり、お店の人も焼き加減を見ながら、せっせとサービスもしてくれるので、これくらいの金額になるのは納得ですね。

がっつり焼き肉を食べたいという時にはお勧めできませんけど、会話と雰囲気を楽しみ、おいしいお肉をゆっくりいただくという食事のときにはおすすめです。

塩を売りにしていますが、薬味コーナーもあります。

どちらかというと、インテリア的な存在ですが、日本酒もいろいろ置いてあります。


6人まで坐れる家族席。


店の中央は吹き抜けがあり、そこに2階と3階部分の渡り廊下があります。

「塩選」~軽塩風焼肉~
     住所:台中市西區公益路248號
     電話:04-2328-0328
     営業時間:11:00 ~ 24:00 (年中無休)
     URLhttp://yansyuan.com/

 


「塩選」~軽塩風焼肉~台中  ①

2012年10月07日 | 台湾のレストラン 餐廳

中秋節も過ぎ、夜の街角から焼肉の香りが漂わなくなりました。
中秋節に焼肉というのは、20年ほど前に、焼肉のたれを売っていた業者が、CMで「中秋節には家族で焼肉~」とうたったのが始まりだそうで、伝統ある食文化ではないのですが、20年も続き、業者もこの時期に懸命にプロモーションするので、多くの台湾人に「中秋節には焼肉を食べなければ」という概念が染みつきました。

今年の中秋節は、仕事で忙しく、9/30も、家に帰ってぐったり、焼肉どころか夕食の支度さえできる状態ではなく、インスタントもので簡単に済ませました。

昨日、ふと以前行った焼肉屋の写真を見返して、日曜の今夜あたり、焼肉でもいいかなと思ったのですが、仕事で会食が入っているので、断念。しばしバーチャルな焼肉世界を楽しんでみます。

そのお店は個人的によくいく「鼎王」集団の3つ目のレストラン。
鍋が2つ続いたので、第3弾は、「焼肉」。それも塩にこだわったとうお店。

場所の公益路の「鼎王麻辣火鍋」「無老鍋」の並び、東に進んだ精明路の交差点。

【塩選】輕塩風燒肉

すでに6月にオープンしていたんです。私が行ったのも、6月末でした。早くブログでアップしなくては、と思いながらも、なかなかUPできず、今朝の私の「焼肉食べたいけど、今日はいけないから、写真だけでも」という気持ちでご紹介します。中のメニューは、その後少し変化があったようですが、HPを見る限り、ここで紹介するものは、まだ出ています。ずいぶんメニューが増えたようです。HPのメニューに料金は出ていないのが多少不安です、、、、。


お店のコンセプトである「塩」は5種類。右端の容器に入ったのが、「ダイヤモンド塩」だそうで、フランスの海塩の製法を学び、台湾で再現したものだそうです。

一通りなめてみましたが、塩っ辛さはそんなに感じない塩です。


各テーブルにポットがあり、中には豚骨と鶏骨をじっくり煮込んで作った透明なスープ。お変わり自由です。

まずは、自分の取り皿に塩をセット。


真ん中の塩にはレモンを加えてみました。

まずは、葱塩牛。

お店の人が丁寧に焼いてくれます。焼いたひっくり返したところに葱塩を載せてくれ、巻き込むようにしてお皿の上に置いてくれます。これなら、葱がこぼれなくて済みますね。


松坂豚(日本でトントロと言われている部位です)。
これは、焼いた後、えらく小さくなって、硬くて、いまいちでした。焼き方が悪かったのでしょうか、それとも脂ののりが少ないヘルシー肉だったのでしょうか。


ちょっと硬そうでしょ、、、。でも、味はおいしかったです。


リブの部分。適度な脂身と厚さがあり、肉食べた感じが一番大きかったです。
それにしても、どれもきれいなお肉。台湾の一般的な焼肉屋で出されるものとは違うのがよくわかります。それだけにお値段もそれなりにします。


リブには、黒い塩。これは竹炭かなにかを入れて作ったものらしいです。あまり塩味を感じず、多目につけていただきました。


飲み物は、巨峰のスムージー、カルピスと青りんごのサワーです。甘すぎず、良い感じ。

「塩選」~軽塩風焼肉~
     住所:台中市西區公益路248號
     電話:04-2328-0328
     営業時間:11:00 ~ 24:00 (年中無休)
     URL:http://yansyuan.com/