台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

台湾一品宴 ⑤

2009年12月31日 | 台湾のレストラン 餐廳

 2009年も、最後の1日になりました。

今年も、仕事で、南へ北へと、飛び回り、台湾国内も、取材だ旅行だとお出掛けしました。日記を読み返すと、まるで随分昔のような気もするのに、今年のことだったりするので驚きです。

そして、今年も、あちらこちらで、いろいろなものを食べました。

今夜は、日本人らしく、NHKワールドプレミアムの紅白を見ながら、おそばで締めましょう。

そして、ブログは、台湾一品宴で最後のほうで出てきた「担仔麺」と「肉団子スープ」という台湾庶民派料理で締めます。

 2010年、いい年になりますように。

そうそう、台湾一品宴の記事はこちらから。試食係りとして奮闘している私がいます。

http://www.taipeinavi.com/spot/goods_article.php?goods_seq=618&category_id=03


台湾一品宴  ④

2009年12月30日 | 台湾のレストラン 餐廳

台湾一品宴も中盤を過ぎ、冬瓜茶→台湾ビール→文山包種茶→馬拉桑小米酒(海角7號で大ブレイクした小米酒)→鹿谷烏龍茶→特製埔里紹興酒と、飲物だけでも、ここまでくると、目の前に飲めないまま並んでいきます。

そこに現れたのが、麺・主食系シリーズ5品。

魚の塩コショウ焼きがメインで、そのほかに、澎湖島糸かぼちゃのビーフン炒め、斗六肉圓、大腸ソーメン、布袋のカキオムレツなど、小ぶりな碗盛といえども、ひとつひとつ、本物ミニサイズで、かわいいのです。そして、味も、かなり本場の味に近いので、驚き。

感動とは別に、胃袋は、かなり限界状態。この後には、目の前で、石焼ステーキを出され、その匂いにつられて、一口、また一口。幸せなはずなのに、息ができない苦しさ。取材なので、普通のお客様は4時間かけていただくコースを、1時間半で食べつくすのですから、それなりの苦労はあります。


台湾一品宴  ③

2009年12月29日 | 台湾のレストラン 餐廳

3グループ目には、「台南の棺桶パン、三芝の阿給、九份の草もち、南投の梅シュガー付のミニトマト、淡水の鉄卵、大渓の豆干、韮のおひたし」。

台南の名物、棺桶パンは、普通のものの4分の1サイズ。でもきっちり作られてあります。なかなかかわいくて、ふつう一人前食べると、胃が重くなるのですが、このサイズなら、軽くサクっと。

三芝の阿給(アゲ)も、普通の3分の1サイズ。淡水の老街で食べたものより、洗練された味かも。

写真には出ていないけど、残りの5品は、一口サイズが、一列に並んでいて、かわいらしいのです。

このころは、まだ、次が楽しみでした。


台湾一品宴 ②

2009年12月28日 | 台湾のレストラン 餐廳

2グループ目にでてきたのは、「エビの天婦羅、基隆の天婦羅、台南の蝦巻、蘇澳の鮫の燻製、蜆のしょうゆ漬け、竹山の蜜芋、陽明山のたけのこの煮物」と、これらも、一口サイズか、小ぶりのものばかりで、レストランの担当者から、各地の名産の話を聞きながら、
「これ、食べたことがある。」
「行ったことがあるけど、食べてない。」など、話が弾みます。

3名のうち、一人は台北生まれ台北育ちの若い女性のYUさん。国内旅行はあまりしていないようで、私ともう一人のMさんのほうが、かえってあちらこちらへ出かけて、いろんなものを食べていることが分かりました。

そういえば、私も日本の実家や10年以上も暮らした新潟県の名物の食べ物って、あまり知らないかも。テレビ番組などで紹介されているのを見て、その後に買いに行ったり、食べに行ったりしていたくらい。灯台下暗しで、名物はけっこう身近にたくさんあるのですね。


台湾一品宴 ①

2009年12月27日 | 台湾のレストラン 餐廳

2009年も、残すところ後4日と少しになりました。

今週末から、台湾へ遊びに来られる日本人が多いようです。円高なことですし、せっかくの機会、台湾を満喫していただきたいですね。

台湾に行って、何がしたい?というと、ほとんどの方の目的1位が「おいしい台湾料理を食べたい。」ですが、九州の一回り小さいこの島国には、2泊3日くらいじゃ、とうてい食べきれない種類の名物料理があります。

26日、BSハイビジョン放送で、「満漢全席を再現」という番組を放送しているのを偶然見ました。今では、手に入らない幻の食材もあるそうで、(仮)と名をつけて、くまの手の料理をらくだの肉で作っていました。1グループずつ、何品か出てきて、全66品。食べ終わったとき、食べている中尾彰さんや司会者の人が「作る方も大変だっただろうけど、食べるほうも真剣で大変だったよ。」と感想を言われておりました。ご馳走食べて、コメントするだけなんて、何て幸せな仕事でしょう、思いますよね。でも、私も、、中尾さんの気持ち、分かります。

私、時々、アルバイトで台湾の日本語情報誌の取材をします。
今年も、何件か取材をしましたが、一番忘れられなかったのが、台中にある「日華金典酒店」の『台湾一品宴』の取材です。

レストランの取材では、必ず試食します。
このときは3名で取材に行って、説明と取材の後、試食が用意されていると聞いて、3名で分担して食べるのかと思いきや、ご丁寧に、一人一人前でした。

冬瓜茶から始まり、食前酒として「台湾ビール」を飲むときは、「今日の仕事、ラッキー」と前菜のプレートの9品を味わっておりました。このころは、話も弾んでおります。

「東港のサクラエビ、カラスミ、雙潤餅、原住民猪の焼肉、客家風たけのこ料理、宜蘭のアヒルと粉腸、フンフン、、」と。どれも一口サイズなので、ささっと胃袋に収まりました。

「文山包種茶」が供されて、1口飲んだころに、次のグループの料理が出てきました。


セブンの「麻油鶏」

2009年12月26日 | 台湾の食べ物 小吃&飲料&フルーツ

2日続けてセブンネタです。

台湾でも、12月に入り、大陸からの寒気団がやってくると、台中市内でも、朝晩には12度、日中でも20度を越えません。日本の冬の寒さから比べれば、何てこともない気温ですが、暖房器具のない18度の室温の部屋は、寒いのです。

冷えは女性の大敵なので、台湾式に食べ物で体を温めます。

冬、体を温めるのに一番いいのは「薑母鴨」ですが、女性の体に良いとされ、年中食べるのが「麻油鶏」です。これは、ごま油と米酒と生姜などで鶏を煮込んだスープ。

市場の中にある屋台で売っていたり、旧市街地の店までいかないと、なかなか見つからないのです。

食べたいなと思っていたとき、セブンで発見。「牛肉麺」「ハヤシライス」と並んで売っているではないですか。

素麺と鶏の足部分が1本丸ごと入ってました。味は、なかなか本格的。だしもしっかり出ていて、おいしかったです。もちろん体もしっかり温まりました。この味なら、台湾味初心者でも、食べられるでしょう。65元也。(電子レンジ調理)


セブンの「握便當」

2009年12月25日 | 台湾の食べ物 小吃&飲料&フルーツ

台湾のセブンイレブンのおにぎりコーナーに最近見かけるようになった「握便當」(39元)

セブンの弁当シリーズで任期のあった「國民便當」を、海苔の上にのせて二つ折りにしたもの。具は、ロース焼肉、香腸、味卵、高菜のピリ辛炒め、菜補(大根の漬物を細かく切ったもの)。

袋の上の部分を切って食べれば、お箸もお弁当の箱もいらないので、エコ弁当です。

朝食には、ちょっと重い内容ですが、ブランチにしたので、満足の1品でした。


日出 虎Tシャツと法式軟糖

2009年12月24日 | 台湾のお店&ショッピング

日出の2009年クリスマス&新年のプレゼントは、「虎Tシャツ」と「法式軟糖」です。

「虎Tシャツ」は、赤地と緑地の2種類で、虎の顔(眼)のデザインと2010と入っています。緑と赤なので、クリスマスにも、新年にも着られます。

Tシャツがいらない場合は、「法式軟糖」(黒醋栗、桑の実、パイナップル)もあります。素材の味を大事にする日出のこだわりが味わえる1品。(けっこう甘いのですが、、)

どちらも、1500元お買い上げ毎に、1つもらえます。Tシャツは残りわずかです。

新年快楽組(パイナプルケーキ、太陽餅、黒、白クッキー 650元)は、明日25日までの販売。箱のデザインがステキで、お正月飾りに使えます。

日出「修道院」
        住所:台中市西區大隆路29號(大隆路の清明一街の入口のところ)
           電話:04-23289410
     營業時間:12:00 ~22:00

日出     http://www.dawncake.com.tw/


冬至と湯圓

2009年12月23日 | 台湾の食べ物 小吃&飲料&フルーツ

昨日、12月22日は、冬至でした。北半球では、太陽の出ている時間が一番短く、低い位置なので、陽光が一番弱いそうです。

台湾では、冬至の日には、「湯圓」を食べます。家族そろって、丸くて、甘い「湯圓」を食べるのは、家族の幸せの象徴ですね。

この日の前日は、市場やスーパーでは、生のものから冷凍の餡入りなで、様々な「湯圓」が売られています。

今年は、近所の市場で、生の「湯圓」を買いました。ここのは、大きさが四種類もあって、迷います。
おじさんに、「どう違うの?」と聞いたら、「どれも同じだけど、、」と答えます。
「この一番大きいのは、湯で時間が小さいのよりもどれくらいながくなるの?」と聞けば、「そう違わないよ。浮き上がってきたらOK。大きいのは、QQでおいしいよ。」というので、一番大きいサイズのものにしてみました。

300gで27個入っていましたから、1個10g強ですね。

おじさんの言ってた通り、もちもちして、食べ応えがあっておいしかったです。
小さいお子さんや年配者のいるおうちなら、一番ミニサイズのものがいいでしょう。
きっと、おじさんは、全てのサイズの「おいしい売り言葉」があるのでしょう。

来年は、真中サイズにしてみようと思います。

どのサイズでも、1斤(600g)60元でした。


麻豆圓環「蘭仔」 林金蘭女士

2009年12月22日 | 台湾の食べ物 小吃&飲料&フルーツ

台湾で「碗粿」といえば、多くの台湾の人が、「台南の麻豆の碗粿」を思い出しますが、ここ麻豆は碗粿で有名な場所ではなく、もともとは、白柚子で有名な農村です。ちょうど今の時期、子供の頭ほどある白柚子が、インターのへ向かう道沿いの小さな屋台に並んで売られています。

「台南の麻豆の碗粿」=麻豆圓環「蘭仔」のことです。他にも、お店はありますが、ほとんどの人がここに買いに行くのです。中山高速道路の麻豆インターから市街地へ向かって最初に行き当たるのが麻豆圓環(ロータリー)。店の近所には大型駐車場も整備され、休日の昼ごろには、近所まで車が溢れます。小吃なので、お客の回転が早く、少し待てばお店に入れます。

なぜこんなに有名になったかというと、この店も、いろいろな番組や雑誌で紹介されていて、創業者の「林金蘭女士」の紹介になります。父親から受け継いだ味に、自分なりの味を研究し、高速道路が開通してから、交通量が劇的に増えたこの地で、トラックの運転手を相手に弁当として売り出したのが始まりだとか。運転手の口コミで、全国的に有名になり、今の繁盛店に。

このお店では、カウンターに「碗粿」が並んでいて、お盆を持って、自分で好きなだけ取ります。内用(店の席で食べる)と外帯(持ち帰り)があって、外帯のは、小さな箱に入れられています。スープ(湯)は、その場で言うとお茶碗にいれてくれて、そのままレジへ。二階にも席があります。

スープは、「豬腸豬血湯」や「花生豬脚湯」「貢丸湯」などで、あっさりした味。台湾のディープな味に馴染んでいない方なら、「貢丸湯(肉団子スープ)」が無難でしょう。

車で南部への行き帰りに、ちょっとインターを降りて、立ち寄ってみる価値ありです。

麻豆圓環「蘭仔」
     住所:台南縣麻豆鎮中山路179之8號
     
電話:06-5724035
     営業時間: 朝6時~売切れるまで(休日は、夕方ごろには閉店)