台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

マカオで「出前一丁」

2011年07月04日 | 台湾発 海外旅行

マカオ2日目のランチは、3つ星フレンチ。午後はアンドリューのエッグタルトを食べ、カジノでちょっぴり稼いで、すでに夜7時半。ベネチアンマカオ リゾートを出て、マカオ半島にあるホテルへ戻りました。


ベネチアンマカオ リゾートの夜の照明は、意外にもシンプル。


タイパから見えるリスボアグランドホテル。やっぱり夜はさらに派手です。


リスボアホテルの夜バージョン。これぞ、マカオの夜を代表する光景ですね。

私たちは、ホリディインマカオに宿泊していたので、ホテルへ戻り、ちゃんとした夕食を食べるほどおなかもすいていないということで、ホテル向かいのレストランの前をウロウロ。
そこに、この女性が現れて、メニューを見ている私たちを無理やり店内へ。

両隣の店に比べて、かなり庶民テイストなこのお店。
ですが、一番お客さんが入っています。
お客さんが多い=おいしい(か、或いは値段と味のバランスが取れている)ということで、店内1階の丸テーブルへ。

メニューを渡されて見てみると、麺もの、ご飯もの、お粥類の3つのカテゴリー。
「公仔面」シリーズ、いろいろあったのでそこから選びました。
注文した後、店のレジの後ろから「出前一丁」の袋を持って厨房へ行く店の人。

「公仔面」はインスタントラーメン(袋ラーメン)で、香港マカオでは「出前一丁」が一番ポピュラーなようですね。そういえば、香港のラッピングバスの宣伝も「出前一丁」でした。


「魚板公仔面」23パタカ
魚板はカマボコの意味ですが、ここのカマボコは、揚げ練り物でした。


「猪扒公仔面」23パタカ
猪扒はチャーシューのことでしょうか。
香港マカオの「出前一丁」は、ゴマアブラの味の少ないあっさり醤油の固めの細めんでした。


海鮮粥 55パタカ

旅先での楽しみの庶民的な食事。
なんだかなんだと言いながらもきれいに食べて、ホテルげ戻りました。

それにしても、すごかたのは、お店のオーナーらしきおばさんの呼び込み。
私たちが食事中も、かなり多くのお客さんが店内へ案内されて入ってきました。
マカオの旅から戻った後も、このおばさんの独特のメイクとファッションの話が出てくるほど強烈な印象でした。

さて、長い間続いた香港マカオのシリーズもここで終了です。

台湾から香港マカオはとても近いので、たまには、食事やぶらっとしに行くのもいいですね。
次は、香港ディズニーランドあたりに子供と二人旅でも。

香港マカオ エア+ホテル(10500元~) お問い合わせ
 masae@t-holiday.com

 


ベネチアンマカオ リゾート ゴンドラライド

2011年07月03日 | 台湾発 海外旅行

今回のマカオ旅行で利用したエア+ホテルにはマカオタワーとベネチアンホテルのゴンドラライドのチケットがついていきました。マカオ観光局の協賛だと思うのですが、ゴンドラライドだけでも118パタカもするので、これはかならず乗りに行かねば、とコタイのベネチアンリゾートへ。アンドリューのエッグタルトのお店から車で10分ほど。


フォーシーズンズマカオ


ベネチアンマカオ リゾート

小雨の中、埋め立てて作られた平坦なコタイエリアに、山のように立っているリゾートホテル。


ホテルの中に入っていくと、まばゆいばかりの内装。


アジノフロアは平日の午後なので、人もまばらで、ディーラーのいるテーブルも3分の1ほど。
30分ほど10数年ぶりにルーレットをしてみました。


お目当てのゴンドラライドへ行くため、館内のインフォメーション画面の日本語を出し、場所確認。それでも迷いながら、ようやくショッピングモールのところにあるゴンドラライドの乗り場を発見。それだけ館内は広く、あえて街歩きを楽しませるような設計になっているようです。


橋の上からゴンドラを眺めるのも、雰囲気があります。
引換券を持ってゴンドラショップへ。
約15分の運河の旅、といっても、館内の運河を1往復するだけ。ゴンドラを操るのはイタリアから来たスタッフ。私たちの担当の人は、3ヶ月目だとかで、基本は英語ですが、中国語も少し話ました。15分の間に、イタリアの歌を2曲歌ってくれます。


きっと引換券がついてこなかったら、乗ることもないゴンドラです。
でも、乗ってみると意外に楽しかったので、おどろき。きっとナポリ出身だというこの船頭さんの話がおもしろかったからでしょうか、、、。気分だけはベネチアへ。



ゴンドラが行きかう運河を見ながら飲んだマカオビールは16パタカ。

台中(桃園/松山)⇔香港(マカオ) エア+ベネチアンリゾートホテル2泊 13000元~
エアの時間帯や香港のホテルとの組み合わせもできます。

広いリゾート内なエンターテイメントやショッピング、グルメが1日中楽しめます。
真夏でも館内なら快適。夏休みの家族旅行にぜひどうぞ。

ベネチアンマカオ リゾート ゴンドラライド
     http://www.venetianmacao.com/jp/show/gondola_rides

お問い合わせ masae@t-holiday.com

 


マカオ旅行記 ⑨聖ローレンス教会等

2011年06月28日 | 台湾発 海外旅行

媽閣街の細い通りをさらに北に歩くと、下り気味の高楼街の通り、風順堂街の通りになる少し手前を左側に進むと「聖ローレンス教会」があります。このあたりの道はなれないと複雑で、上がりくだりも多く、その上、教会や建物、なんとなく似ているので、どれがどの建物か区別つきにくく、行ったり来たり大変でした。

ようやく「聖ローレンス教会(聖老楞佐教堂)」にたどり着きました。

この教堂は、マカオ三大古教堂の1つで、今の形なったのは、1846年。中華系の人々は、「風調雨順」の祈りから、「風順堂」と呼ばれたそうです。

美しいステンドグラスや、両脇にある小礼拝堂の装飾が美しい教会でした。

マカオの商店や家の前では、入り口のすぐ下に土地公を祀る風習があるようです。小さなものですが、線香を上げて祀っているのをよく目にしました。広東系(香港、マカオ)と福建系(台湾)の違いでしょうか。

次の場所で坂を上ったり下りたりしながら移動です。


緑の建物が「オーガスティン劇院」で右の黄色い建物が「聖オースティン教堂」。この写真の手間にあるのが、セナド広場と同じ打つ櫛モザイクで飾られた「オーガスティン広場」なのですが、思ったより小さい場所でした。


「オーガスティン劇院」(崗頂劇院)、今でも現役で劇場として使われているそうです。


「聖オースティン教堂」。ここは、16世紀の終わりに、スペインの修道士によって立てられた教堂が元だそうで、他のポルトガル風の建物とは少し違う雰囲気ですね。

「聖ヨセフ修道院及び聖堂」ですが、本来、ガイドブックで紹介されている聖堂の正面が探せず、プチ迷子になったので、あきらめて、修道院の入り口らしく門だけ。このあたり、ぐるっと回れば、歴史的な建物がいろいろあるのですが、単純な道のようでそうでないところが街歩きの面白さといえばいいでしょうか。このころは昼も近くなり、さすがに歩き疲れていました。

少し先を進むと、次は「何東図書館」。現役の図書館として、市民が利用しています。


内部はこんな感じで、図書館として機能するためにエレベーターやガラス張りの閲覧スペースなどがありました。

ようやくセナド広場の近くまでたどり着きましたが、この日のランチは、リスボアホテルのフレンチを予約してあったため、タクシー移動。

 

 

 

 

 

 

 


マカオ旅行記 ⑧  鄭家大屋

2011年06月26日 | 台湾発 海外旅行

亜婆井前地の媽閣路との交差点、龍頭左巷にはいってすぐ近くに、「鄭家大屋」があります。
ここも、2001年なって、マカオ政府が土地建物を買い取り10年近くの歳月をかけて修復され、一般参観に開放されたそうです。それまでは、100年くらい、鄭家の子孫が、この建物の内部を長屋のようにして多くの人が住んでいたそうです。

 龍頭左巷に面した入り口。
看板が小さいので、見過ごすところでした。
入場料金無料ですが、毎週水曜日、木曜日がお休み。この日は火曜日。
マカオ観光は、観光名所の休みに気をつけないと残念な思いをしますね。


門をくぐってすぐ右側にある「土地公」を祀った場所。
小さなものですが、鄭家を守ってきたのでしょう。


19世紀(1800年代後期)、広東省出身の鄭観應氏が立てた広東式伝統民家のお屋敷。
建てられたばかりのころは、きれいな色彩だったことを思い忍ばせます。
時間が早いからか、観光客はまばら。


長屋時代は、多くの自とびとが夕涼みをしたであろう中庭広場。


井戸の後。


洋風な建物の中庭。

 


1869年に完成したという家の中心の部屋。「餘慶堂」


マカオの内湾を見下ろすことのできる高台に建つ屋敷からは、貿易や行き来のためにやってきた何百、何千もの帆舟が見えたそうです。

ここは、書斎でしょうか。

とにかく増改築を重ねた建物ということで、細長く、いろいろな部屋があって、不思議な空間です。

「鄭家大屋」公式サイト:http://www.wh.mo/mandarinhouse/cn/repair/


マカオ旅行記 ⑧ 港務局大楼と亜婆井前地

2011年06月24日 | 台湾発 海外旅行

海事博物館はお休みだったので、入り口のみ見学。


媽閣廟前の左にある車1台通れる幅の路地を歩いて、イスラム建築様式が美しいという「港務局大楼」を目指します。この路の奥を左に曲がると、上り坂。
まだ9時過ぎたばかりなので、商店は開いていません。
この路も、世界遺産が多くあるエリアなので、マイクロバスの路線バスが通ってます。


上り坂の途中に「港務局大楼」が見えてきました。


地名も、媽閣通りの坂道。


マカオでも、スクーターは庶民の足ですね。街路樹に飾られている鉢植えに、水を上げる市の環境課の職員。

訪れたとき、残念なことに、内部は改修中で、見学できませんでした。
もうそろそろ改修が終わって、内部参観がでいるころかもしれませんね。

ここを過ぎて少し上っていくと、「亜婆井前地」。ここも世界遺産の場所。


木々が木陰を作って、その周りはいすになっています。
公園のようでもあり、狭い路地と建物に囲まれた空間。
名前からすると、昔は、井戸があって、その周りで炊事や洗濯をする女性達のおしゃべりの場所だったということでしょうか。

中国語で「婆」は年老いた女性の意味ではなく、結婚した女性(或いはその年頃)は、「婆」の部類になるわけです。

この広場のすぐ横の道のところには世界遺産の「鄭家大家」があります。



マカオ旅行記 ⑦ 馬閣廟

2011年06月23日 | 台湾発 海外旅行

2日目の観光は、朝8時半頃ホテル前からタクシーにのり、媽閣廟へ。バス路線でいく場合は、「海事博物館」で降ります。

媽閣廟前は広場になっていて、「海事博物館」は道路側。この日は火曜日でお休みでした。昨日は月曜日だったので砲台の所にあったマカオ博物館が休館。ルートを反対にしていたら、どちらも見れたのに残念でした。

 媽閣廟入り口。

台湾では、「媽祖廟」と呼ばれます。ここも福建省出身の人々によって、媽祖を祀るために作られたのですが、建物の雰囲気や、中でお祀りする神様達も顔ぶれが台湾とは違います。

入り口から山の斜面を利用して上へ上へと建物があり、一つ一つの場所で線香やお供え物があります。


巨大な蚊取り線香みたいですね。


ここでは、中で働く人たちが、お参りにきた人からの線香代を受け取ると、線香に火をつけてくれます。蚊取り線香のようなぶら下げ式の物は、(大)300パタカ/(小)168パタカ。


この大きい線香は、1888パタカ。3日間ほどかかって下まで燃えるそうです。効果が長持ちするということでしょうか。ありがたそうでしたが、今回はお参りだけ。


一番上にあったのは、元々ここの山の岩肌の一部らしき岩に文字が彫ってあるものでした。高さ3メートルくらいでしょうか。台湾の媽祖廟や土地公廟の奥にも、石版や岩(石頭公)が祀られています。その土地を守っている神様をあらわしたものでしょうか。

媽閣廟を参拝した後は、この横にある風情ある路地をゆっくり歩きながら、歴史地区巡りして、セナド広場へと向かいます。

 

 

 


マカオ旅行記 ⑥ 民生総署

2011年06月17日 | 台湾発 海外旅行

カテドラルの内部を見学した後、セナド広場へ。この日は特別なイベントもなく、大勢の観光客が思い思いに歩いていました。この広場に面する通りを渡った所にあるのが「民生総署」。実際に行政で使用される場所なので、入れないかと思っていたのですが、月、土、日曜日と議会開催日以外は、内部見学可能だそうです。

18世紀の終わりに階層されたという建物の中、入口からすぐの中の部屋を通り抜けると、奥へ続く階段があります。この写真は、入口側を写したものです。この両側の階段の両脇がトイレ。一般の観光客も利用できます。

中庭は、美しく手入れされた花園でした。地元の人も子供を連れて遊びに来ていました。
ベンチも置いてあり、セナド広場の喧騒から想像つかないほどの静かな場所。

 

民生総署を出て、セナド広場に向かって右手にあるのは、郵政局。

古い建物ですが、現役で郵便事業をしています。

この後、この道を東南に歩き、夕食をとるレストランへ。


マカオ旅行記 ⑤ 聖ドミニコ教会とカテドラル

2011年06月16日 | 台湾発 海外旅行

聖ドミニコ教会は、中国語の表記では、「玫瑰(バラ)堂」となっています。
歴史は古く、1587年に、ドミニコ会の修道士らによって、中国で初めて建てられた教会ですが、当時は板作りの質素なものだったそうです。元は、「板障廟」という名称で、中国人信者らが、マリア像にバラの花を捧げたことから「玫瑰(バラ)堂」と称されるようになり、1929年からは、ポルトガル聖地ファティマの聖母のことを伝えるため、毎年5月13日にマカオでファティマの聖母の巡礼を行うようになったそうです。
見た目にはバラの花のイメージはないので、不思議な感じがしますが、日本のガイドブックにはない内容が中国語のガイドブックにあり、なるほど、、と。

   
番地表示には、「「板障堂前地」と中国語の表記があります。

聖ポール天主堂跡から、セナド広場へ向かう方面には、多くの観光名所があるのですが、実際、路はまっすぐではないし、狭い場所に多くの建物が密集しているので、方向感覚が分からなくなり、同じ場所をグルグルと何度も行ったり来たり。

  
路地の奥にあったタイルで装飾された噴水のところも、何度も行き当たり、すっかりおなじみ。
街歩きは、こっと迷路のようなほうが面白いかと思っていましたが、さすがに朝5時おきで台湾中からやってきた体にはこたえました。ガイドブックによると、聖ドミニコ教会からは、徒歩5分と書いてあるのに、、、。そんなとき、ようやくカテドラル(大堂)発見。


広く明るいカテドラルの中。
静かに祈りを捧げておられる地元の人もいらっしゃいます。
美しいステンドグラスがたくさんあり、3月の午後のやさしい光が、堂内に差し込んで、とても荘厳な気持ちになりました。

カテドラルの後は、セナド広場へ。

 


マカオ旅行記 ④ 聖ポール天主堂跡

2011年06月02日 | 台湾発 海外旅行

モンテの砦を降りて、聖ポール天主堂跡の前へ。
1835年のの火災で、前面部分のみ残ったということですが、高い場所にあり、後ろ側は、足場が組まれ、まるで舞台のセットをのようでした。

マカオの観光を代表する場所ですね。

1602~1640年にかけて建てられた小高い丘の上にそびえ立つ大きな天主堂。
当時は東洋一美しいといわれた教会だったそうですが、その雰囲気は前面からだけでも伺えます。


天主堂跡前の階段をおりて左斜め方向に進むとセナド広場。


午後4時ごろでしたが、多くの観光客でにぎわっていました。


階段の下辺りには、おみやげ屋がたくさんあり、どこでも試食がおいてあります。
台湾で売っている中華系菓子と似ていますが、どことなく味が違います。
ついつい、あれこれつまみすぎてのどが渇いたので、飲み物を探したら、目に入ったきたのが、この飲み物。「海底椰杏仁茶」って、、、。アンニン味の飲み物であることは分かりましたが、「海底椰(海底のヤシの実)」って何でしょう。飲んでみましたが、分からずじまい。
うす甘く、アンニンの独特の味がするものでした。冷たかったので、飲みやすかったです。

「YOHO リゾート」の料金表をUPしました。夏休みの予約はお早めに。
    http://www.t-holiday.com/pdf/taiwan-hotel05.pdf

 

 


マカオ旅行記 ③ モンテの砦

2011年05月31日 | 台湾発 海外旅行

マカオタワーの「南湖明月」で飲茶ランチをして、マカオタワーからマカオ全体を眺めた後、地図を見ながら、某旅行雑誌お勧めのセナド広場北側エリアから散策することに。雑誌では、セナド広場を出発点にしてありましたが、聖ポール天主堂跡やモンテの砦は上り坂の上にあるので、まずは、高いところまで移動して、低いところへ移動するというコースに決定。

マカオタワーからバスも出ているのですが、モンテの砦付近まで行くバスがなかなか来ないのと、小銭がないので、タクシーで移動。45パタカでした。


「モンテの砦」(大砲台)に入り口に到着。隣には聖ポール天主堂跡があります。

台湾で買ったガイドブックによりますと、この砲台は、1626年に、聖ポール学院イエズス会の伝道師らによって建設されたもので、当時は、「聖ポール砲台」という名称でしたが、マカオの人々には、「大砲台」と呼ばれるようになったそうです。


かなり急な石階段。他にも砲台の上に上がる新しいコンクリート製の階段もあります。


一番下の塀部分にあいた入り口から砲台の内部へ。


マリア像が祀られています。おみやげ屋とコーヒーショップもあります。


砲台の一番高い部分。

この砲台ができたときは、武器庫、2年間の篭城に耐えられる食料庫が完備されていたそうです。そこは、今ではマカオ博物館の一部となってます。訪れた日は月曜日。博物館は休館日でした。博物館は有料ですが、この砦は無料です。


たくさん並ぶ復元された大砲。
南に向かって標準を定めている大砲の先には、リスボアホテルが、、、。

3月半ばのマカオは、気候がちょうど良く、急な階段を登るときは、少し汗もでますが、高台で心地よい風に吹かれ、マカオを見渡すことができました。