昨日はあきる野市の交流会館という場所で、SRAMのブレーキ、ROCKSHOXの新型ダンパーのセミナーを受講してきました。

 雪やみぞれが降るすごく寒い日でしたが、会場となった会議室はマウンテンバイク好きなショップの方が集まり熱気ムンムン。途中で暖房温度も下げたぐらい。

 SRAMグループ(SRAM、ROCKSHOX、AVID、TRUVATIVなど)のブレーキと言えばAVIDですが、今回はSRAMブランドとしてリリースされた新型ディスクブレーキGUIDE(ガイド)の講習でした。

 ブレーキレバー(マスターシリンダーおよびリザーバー)の構造はまったくの新型。今まで弱点だと思っていた(ワダは思っていました)ポイントも改善され、耐久性もアップしているそうです。

 SRAM本社(台湾)のスタッフが、新技術、改善点、マスターシリンダー、リザーバーの構造や仕組み、レバー比を最適化する仕組みなどを丁寧に説明してくださり、実際にセットアップ作業を実演したり、セッティングのポイントなどを細かく説明してくれました。

 今回は各ショップがバイクを持ち込んで、実際にそのバイクにブレーキを組み付けることもしました。モデルはトップモデルのGUIDE RSCです。

 SRAM(AVIDも)のブレーキは、工場出荷前にブリーディング(ブレーキオイル充填およびエア抜き)がされているので作業が早い。バイクにあわせて適当な長さでホースをカットして、仕上げにエア抜きをすればオーケー。みなさんも慣れていらっしゃる方ばかりなのでさささ~っと組み付け終了。

 組み付け後は実際にフィールドで使用してみました。

 ライド前にこのあきる野市や隣接する市町村で活動している西多摩マウンテンバイク友の会の代表であるナカザワさんから、友の会の活動についてや、東京都の自然公園のルール案についての説明があり、ライド途中で、友の会の活動拠点となっているハウス(進行中)やフィールドを案内してもらいました。東京の、というか今の日本のマウンテンバイクの現状が伝わっているといいなあ。

 で、ブレーキですが、、、、すみません、、、、ワダ、食わず嫌いでした。

 最近はシマノのブレーキばっかり使っていて、もちろんシマノの最近のブレーキのフィーリングがすごくいいからなのですが、ほかのブランドのブレーキを使っていなかった。

 そこにこのGUIDE、まったくの食わず嫌いだった。

 好きだこのブレーキのフィーリング。効き始めから最後までコントローラブルでガツンとこないし、でも弱くないし。すごく奥行きがある。

 マウンテンバイクにとってのブレーキの性能(性格か)って、ただ制動する(止まる)ということよりもスピードをコントロールすることの方が重要だと思うのですが、これがしやすい。

 パーツの進化によってライドの質が向上したり、さらに楽しくなったりすることってありますが、このGUIDE、まさにそういうパーツの一つだと思いました。

 ライドを終えてからは再び会議室でROCKSHOXの講習。

 新型ダンパーシステムのチャージャーダンパーを実際に分解して構造を細かく説明してくれたり、ダンパーのエア抜きやセットアップポイントを教えてくれました。

 丸一日の講習だったけれど、すごく濃い内容でした。ダートフリークさん、ありがとうございました。