ついにやってきました。FOXの可変シートポスト、D.O.S.Sでドス。フォークもリアショックも変革する2013年モデルにあわせて、同じコンセプトのもとにリリースされました。2013年のFOXのキーワードはCTD(CLIBM,TRAIL,DESCEND)。それぞれのモードに切り替えることによって最適なサスペンションのセッティングでライドすることができます。このシートポストもシートの高さを変えることにより、CLIMB(登り)、TRAIL(アップダウンのある通常のトレイルライド)、DESCEND(下り)のあらゆるシーンで最適の体重移動、フォームを得ることができるようになります。
 ワダ的に、このD.O.S.S.の優れていると思った点は、
1 シートを固定するヤグラが頑強にできていて、しかも角度の微調整ができること。
2 フレームのシートチューブに挿入するアウター側のシートポストの長さが163mmと短めで、最近多い途中で曲がったシートチューブでも深くまで入れられること。
3 エア圧で、シートポストが伸びる時のスピードが変えられること。
4 リモートレバーが操作しやすく、よく考えられている。
です。
可変幅は、100mmと125mmの2モデルが用意されています。それぞれ、最長CLIMBモード(100か125mm)- TRAILモードの40mmダウン - 最短DESCENDモード(100か125mmダウン)の3ポジションを選択できます。
 手元のリモートレバーには2つのレバーが装備されていて、黒くて短いレバーを押しながらシートに体重をかけていくとTRAILモードにセットでき、シルバーの長いレバーを押しながらシートに体重をかけていくとDESCENDモードにセットできます。
 リモートレバーの位置も、左右はもちろん、細かく位置変更できるようになっています。
 シートポストサイズは、30.0mmと31.6mm。重量は508g(100mmモデル、31.6mmシートポスト径、実測値)でした。お店には一番使い勝手のよい100mmモデルをストックしています。38,850円