ひと昔前、150ミリサスペンショントラベルのバイクってダウンヒルカテゴリーで、登るイメージはほぼなかったのですが、バイクやパーツが進化した現在は150ミリだって、なんなら180ミリトラベルだってフツーに登れちゃうようになりました。


 今はクロスカントリーレーシング向けの100ミリトラベルのバイクから、200ミリオーバーのダウンヒルバイクまでおもにサスペンショントラベルでクロスカントリー、トレイル、エンデューロ、ビッグマウンテン、ダウンヒルなどにカテゴリー分けされています。


 その中でいかにしてバイクを選ぶか。


 アップダウンのある里山やクロスカントリーコースを軽快に走りたいのであればクロスカントリーやトレイルカテゴリーのバイク、軽快さと走破性を求めるならトレイルからエンデューロ、バイクパークや下りコースで楽しみたいならビッグマウンテンやダウンヒルバイクなどがおおよその目安です。


 が、一番大切なのって「乗りたいバイクに乗る」だと僕は思っています。


 今僕が主に乗っているROCKY MOUNTAINのALTITUDEは、前160ミリ、後150ミリサスペンショントラベルでカテゴリーとしてはエンデューロ。


 このバイクで一番ライドする場所は里山。カテゴリー分けだけみたら少々ヘビー。里山が主に乗る場所だったら登りがもうちょっと軽快なバイク、例えばROCKY MOUNTAINだったらTHUNDERBOLTになります。


 僕がなぜALTITUDEを選んだかというとALTITUDEのグラフィックとフォルムが好きだったから。ほんとそれだけなんです。180ミリトラベルのSLAYERのグラフィックとデザインのほうが好きだったらSLAYERに乗っていたかもしれません。いや、多分乗っていた(笑)。


 バイクの選ぶ基準って、それでいいんだと思います。


 クルマを選ぶ時もスペックだけでは選びませんよね。なんだかんだ言って「デザインが好き、かっこいい、かわいい」が最終的な判断基準になることが多いと思います。


 だからバイク選びも同じで、カテゴリーが多少ずれていても、乗りたいバイクになる。


 あと、自分の技量に対してオーバースペックとかってまったく気にしなくていいことです。オーバースペックおおいに結構だとおもいます。


 乗りたいバイク、憧れのバイクに乗ったら、きっと大切にするし、乗りこなそうと努力すると思うし、愛着がどんどん沸くと思うし、実際に上達も早くなります。


 運命のバイクに巡り合えるといいですね~!