ほんとはあまりこういうの書きたくないけれど、


 全国のマウンテンバイカーがそれぞれに走っているであろうフィールドでも起こっていることだと思うので、


 その一例だと思って書きます。



 右側の丸太が敷いてある側が従来からある道。


 もともと軟弱路面だったのですが台風24号のあとにぬかるみがひどくなり、どなたかが丸太を敷いてくれました。


 丸太の右側は狭いながらも通れます。


 真ん中に立つ樹の左側はこないだまで存在しなかった、新たに作られた道。


 丸太を障害物と見ればそれを迂回するルートになります。


 新たな道にはマウンテンバイクとモーターサイクルのタイヤらしき跡が。


 もともとの道の状態を知らない方からしたらどうってことのないことかもしれません。事実目の前でその新たなルートを走っている方を見たのでお話はさせてもらいました。


 もしかしたら地主さんや自治体、団体の方が軟弱路面を休ませるために迂回ルートを作ったのかも(実際にそういうところはいっぱいあります)とも思いましたが、


 それなら軟弱ルート側は通れないように封鎖するだろうし、歩く方には丸太の方は十分通行できるので、乗り物に乗っている方が作っちゃったんだろうなと。


 
 道以外は山林です。


 こういうことしちゃいけないところもたくさんあります。


 こういうことしちゃうとやっぱりマウンテンバイクって・・・・となっちゃいます。


 障害物で走れないなら自転車から降りて通過すればいいし、場合によっては引き返せばいい。マウンテンバイクコースを走っているわけでなくフツーの山を走らせてもらっているのだから。



 みなさんが楽しませもらっている日本のほとんどの山がマウンテンバイクに対しては「グレー」です。進入禁止のところもいっぱいあります。


 特別な許可が下りている場所以外は「はいどうぞ!」というところはありません。


 とてもデリケートな場所ばかりです。


 だからこそ、たとえば関東では西多摩マウンテンバイク友の会や奥武蔵マウンテンバイク友の会をはじめ、全国各地で地元の自治体や地主さんなどと協力していい関係を築こうとしている団体もたくさんあります。


 自由に走りたいのも結構だけれど、その走っている場所がなぜ走れるのか想像してみてください。


 マウンテンバイクに乗っている人はみんな「わかっている人」だと思っています。いい人だと思っています。