今は梅雨、本当ならジメジメ・シトシトとしたうっとうしい気候が続いているんでしょうが、ここのところ湿度の低い、すがすがしい天気に恵まれてほんと気持ちいい。こんな天気がずっと続けばいいのに。
 昔読んだ稲垣足穂という作家のSF小説のある作品の中の言葉に、「6月の晴れた夜の空」というのが出てきます。それが気持ちいいと。
 最初はなんでこんな梅雨時の空が気持ちいいのかわからなかったのですが、たしかに梅雨時の晴れ間、雨に洗われて澄み渡った空が夜になり、星が普段よりキラキラ見えてクリアな状況は見ているだけで「気持ちいい!」と気づきました。
 都会に住んでいて、仕事をしていると、空を見る機会もすくなくなりますが、ふと見上げたら、それだけで心が洗われるような光景にめぐりあうことも。
そんな光景を目にしたら、僕は想像力と活力が沸いてきます。