広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

さぁ、チケットを購入してみよう(第3回/全8回ぐらい)

2005年03月26日 | ビギナーに贈る観劇のススメ
行きたい公公演が見つかったら、
次はチケットの購入です。
購入方法も様々ですが、
販売しているところも様々です。
一般的には主催である事務局や実行委員会です。
次にプレイガイドやインターネットとなるでしょう。
詳しくはその公演を知った
チラシやHP、CM、雑誌などに
必ず掲載しています。
だって、それらすべて宣伝なのですから。

すでに行く決心がついており
その公演日と時間が確実に空いているなら
先行予約をお勧めします。
同じお金を払うんです少しでも
良い席のほうがうれしいものです。

そして購入前にもう一度
自分のスケジュール表を確認して
予定は入っていないか、
これから入る恐れはないのか
十分確認しましょう。
そして、開演時間に会場へは
ちゃんと間に合うのか確認しましょう。
後から悔しい目にあわないために。
うまいこと仕事を休んじゃうのも
ひとつの方法だ。健闘を祈る。

さぁ、勇気を出してレッツ、チャレンジ。

※完結はしますが、このシリーズは回数未定の毎週土曜の連載予定です。

大ホールと小ホール

2005年03月25日 | 舞台について
舞台を見る時のホールの大きさって
その芝居の印象にかなり影響を与えるだろう。

初めて見に行ったのは大きなホールで
舞台にはまってゆく過程においては
中、小と呼ばれる劇場が多かったように思う。

縦横15センチほどの黒い座布団。
組み立て式の簡易座席。
1時間も座っていると体が痛くなり
ぎゅうぎゅうに詰め込まれているため
足や手を伸ばすこともできない空間。
少しでも楽な姿勢を探しつつ
そんななかでじっと舞台を見てた。

舞台と客席がほんと近く
演者の息遣いまでも感じられる。
顔をしわ、一粒一粒の汗まで
見えてしまうほどの勢いがある。
そして、舞台全体が一目で見渡せ
舞台端のほうで子芝居している
脇役たちも見逃さない。

芝居のすべてを漏らさず楽しめる環境。
ホールは小さいほど面白く、たぶん楽しい。

公演名:悪魔の唄

2005年03月24日 | 観劇レビュー
日時・会場:
 2005.3.23 19:00 アステールプラザ大ホール
作・演出:
 長塚圭史
出演:
 吉田鋼太郎・山内圭哉・小島聖・伊勢志摩・
 池田鉄洋・中山祐一朗・伊達暁・長塚圭史
感想:
 長塚圭史君期待どおりやってくれました。
それでは、レビューです。

 1階席は埋まり、2階席が3分入り程度。なかなかの盛況。客層もキャピキャピギャル少々に、おねぇさま世代がほとんどという、阿佐ヶ谷スパイダースの至極まっとうなファンの集いの様相を呈していた。最近は阿佐スパも広島でもメジャーになり、芝居ということで迷い込む中高年のカップルはなりを潜め、良い意味でも悪い意味でも長塚圭史が理解されてきていることを実感した。
さて、今回ホールに入って目を引いたのが舞台セット。これがなかなか良い感じで作りこまれ、さぁ、これから芝意味を見るぞって気持ちにさせられ、ひとり盛りあがった。やっぱり舞台はよいなぁなんて感慨にふけっていると間もなく公演が開始した。
 おっ、舞台の端でいすに腰掛け歌っているのは小島聖。細いなぁ。美人だなぁ。声も良く通るし。好きです、大好きです。そして演技うまい。線が細く飄々としているのに存在があり、花がある。今回は幽霊役でしたが、まぁぴったりで良かった。また、吉田鋼太郎、やっぱりうまいぞ。コミカルさとシリアスさの両面を持つ相変わらず良い俳優さんでした。実は池田鉄洋が好きです。なんでかなぁ。とぼけたような、そして、キレ気味でいっちゃってるようなキャラが大好きです。顔で笑って目が笑っていない、そんな感じにはまってます。今回もご多分に漏れずいっちゃってたのがグッド。いっちゃってる役といえば今回もうひとりは伊勢志摩。池田鉄洋とは違って、まともにいっちゃった人を見事演じました。そして、山内君、中山君は割愛です。(笑)どちらも好きな役者さんですが、ワンパだと言われれば、そのとおりです。(W笑)いつもの彼らがいたっていえば、知っている人は一発でわかるでしょう。最後に長塚圭史。ひょろ長く、相変わらずアンガールズみたいです。声はちゃんととおっているけど、役におもみというか存在感がない。彼が彼である必然性を今回もまた理解できませんでした。
 次に脚本ですが、なんでゾンビで幽霊で戦争なのでしょうか。そして、ポップでコミカルでブラックでホラーなのでしゅうか?まったく理解できませんでした。戦争を語るほど、思想、哲学、価値観どれをとっても薄っぺら。恐怖を連想させるほどのホラーでもなく、社会を皮肉るブラックでもない。軽い感じにしたくて、コミカル調のゾンビと幽霊?どれもこれも不発。まさに時代に乗り遅れている感じのするこの脚本こそが、間違えてよみがえったゾンビであり、執念深い幽霊ではないかと。舞台から何か教えられようとか何か学ぼうなんて思ってませんが、エンターテイメントにもなりきっていないものはちょっと・・・。テンポも間延びとは言いませんが、もっと早くてもよい。そして、上演時間が長すぎ、最低30分は短く、欲をいえば半分にしてしまったほうが引き締まると思う。毎回阿佐ヶ谷スパイダースの舞台の役者は鉄板です。間違いがありません。それが脚本のつたなさを毎回役者で補っているといっても過言ではありません。
 後、気になったのは、衣装。なかなか良かったのですが、最初から最後まで出ずっぱりの日本兵の軍服が・・・。パッと見は良いけど、いろいろと思うところがあったし、拳銃はちゃんと南部十四式だったの?なんか違うような気がした。そのほかの衣装は可もなく不可もなく良い感じでマッチしていたような気がしますが。
 なんやかんや書きましたが、なかなか面白い舞台でした。でも、阿佐ヶ谷スパイダースって、手放しでほめられたり万人にお勧めできるものではないと思います。

 最後に、2,000円の110ページ豪華パンフレットは買っていません。だってねぇ・・・。

復活への序章

2005年03月23日 | 日常あるいは平凡な日々
打ちひしがれ
体力もおち大地に倒れた
そのとき
「ふたたび立ち上がり
つるぎを取れ!」と
神は言った。

なんとか阿佐スパに行く目鼻がついた。
チケットが無駄にならなくてすんでよかった。
一時域はどうなることかと思ったが
人生何とかなるものである。
この激動の3日間は
舞台の物語にでもできるほどの密度のある
人生を遅らせていただきました。
応援してくれた多くの方と頑張った自分へ。

ありがとうキミ、おめでとうボク。

そんなこんなで
レビューは明日にでもアップ予定です。
たぶん相変わらず厳しいものになるでしょうが。

それでは、阿佐スパにいってきます。