広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

大ホールと小ホール

2005年03月25日 | 舞台について
舞台を見る時のホールの大きさって
その芝居の印象にかなり影響を与えるだろう。

初めて見に行ったのは大きなホールで
舞台にはまってゆく過程においては
中、小と呼ばれる劇場が多かったように思う。

縦横15センチほどの黒い座布団。
組み立て式の簡易座席。
1時間も座っていると体が痛くなり
ぎゅうぎゅうに詰め込まれているため
足や手を伸ばすこともできない空間。
少しでも楽な姿勢を探しつつ
そんななかでじっと舞台を見てた。

舞台と客席がほんと近く
演者の息遣いまでも感じられる。
顔をしわ、一粒一粒の汗まで
見えてしまうほどの勢いがある。
そして、舞台全体が一目で見渡せ
舞台端のほうで子芝居している
脇役たちも見逃さない。

芝居のすべてを漏らさず楽しめる環境。
ホールは小さいほど面白く、たぶん楽しい。